「これじゃないとダメ!」「いつもと違うと泣き出す…」
こだわりの強い子どもと向き合う中で、戸惑いや悩みを感じる保護者の方は少なくありません。
どこまで受け入れるべき?どうやって変えていけばいいの?そんな疑問に向き合いながら、家庭と療育がうまく連携するためのヒントをお届けします。
INDEX
こだわりのある行動は、大人から見ると「なぜそんなことに固執するの?」と感じられることもあります。
しかし、子どもにとっては安心するため・混乱しないための大切な手段であることがほとんどです。
「同じ道で登園したい」「この順番で支度したい」といったこだわりは、新しいことや先の見えない状況に不安を感じやすい子どもが、自分なりに世界をコントロールしようとするサインです。
つまり、こだわりは“心を守るための行動”とも言えます。
一見、わがままに見える行動にも理由があります。
「なぜそこにこだわるのか」「こだわりが崩れたときに何が起きるのか」を観察することで、子どもの安心感の支えを理解することが第一歩になります。
こだわり行動に対して無理にやめさせたり、正面から対立したりするのではなく、本人の安心を保ちながら少しずつ変化に慣れていくことが大切です。
以下に家庭での対応の工夫を紹介します。
すぐに変えるのではなく、「これが好きなんだね」「そうしたいと思ってるんだね」と受け止めることで、子どもが安心できる土台ができます。
そのうえで「別の方法もあるよ」と選択肢を提示していく関わりが効果的です。
たとえば、「いつもの靴下の色を少しだけ変えてみる」「好きな絵本の読み方を変える」など、大きな変化ではなく“ちょっと違う”を体験させていくと、こだわりの幅が徐々に広がっていきます。
スケジュールややることを絵カードや写真などで示すと、次に何が起きるかが明確になり不安からくるこだわりが軽減されることがあります。
「わからない」から「見える化」への工夫も有効です。
家庭での工夫にも限界があります。
こだわりが強く日常生活に支障が出る場合は、専門的な療育の力を借りることが有効です。
児童発達支援事業所ゆめラボでは発達の特性に配慮しながら、子どもに合ったアプローチで支援を行っています。
「順番が変わる」「ルールが違う」などを遊びの設定に入れることで、楽しみながら変化に慣れることができます。
「できた!」を感じながら体験することで、こだわりへの柔軟性が少しずつ育ちます。
こだわりの強さは「自分の世界」への固執につながりやすく、集団での生活が難しくなることも。
小集団でのやりとりを通じて、人と関わることで柔軟に対応する力を育てていきます。
家庭と療育で異なる対応をしてしまうと、子どもが混乱する場合があります。
ゆめラボでは、毎回のフィードバックや保護者面談を通じて家庭との連携を重視し、支援の方向性を共有しています。
こだわりに対応するうえで、家庭と療育の両者が協力しながらも役割を分けることが大切です。
「家庭ですべてを変えよう」と抱えすぎず、「ここは専門家に任せる」と信頼して委ねることも、重要な支援の一つです。
家庭は子どもにとっての“安心できる場所です。
こだわりが強くても、まずはそのままの自分を受け入れられる場所であることが、次のステップにつながります。
そのうえで、療育の場では少しずつ「いつもと違う」に挑戦するサイクルが効果的です。
すべてを解決しようとしなくても大丈夫です。
専門家と一緒に考え、試行錯誤を繰り返しながら「うまくいく形」を見つけていくプロセスが大切です。
親のストレス軽減も、支援の一部です。
「これはこだわり?」「対応を変えるべき?」と悩んだときこそ、療育の専門家にご相談ください。
ゆめラボでは、日常の些細なご相談から、一緒に整理して考える時間を大切にしています。
こだわりの強さへの対応は、子ども一人ひとり異なります。
「これでいいのかな」と感じたときには、ぜひ専門の支援者にご相談ください。
ゆめラボでは、見学や無料相談も随時受付中です。
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