「毎日のように帽子や連絡帳をなくす」「忘れ物の注意を何度しても改善しない」
そんなお悩みを抱える保護者の方も多いのではないでしょうか。
ADHD(注意欠如・多動症)傾向のあるお子さまは、特に物の管理が苦手な傾向があります。
このページでは、児童発達支援事業所ゆめラボが実践している「物の管理」に関する療育支援や、ご家庭でもできる具体的な工夫をご紹介します。
INDEX
ADHDの子どもに忘れ物が多くなる背景には、特有の認知や注意機能の特性が深く関係しています。
以下に、その主な理由を整理します。
つまり、「不注意だから」「やる気がないから」ではなく、発達の特性により環境や支援の工夫が必要な課題なのです。
ゆめラボでは「忘れ物が多い」「物をよくなくす」といった困りごとに対し、日々の支援の中で具体的な支援策を行っています。
以下に、現場でよく取り入れている支援例をご紹介します。
すべての持ち物に「置き場所」を決めることで、探し回る回数を減らせます。
カバンの中に「連絡帳ポケット」「給食袋ポケット」など、視覚的にわかる仕切りを使って分類します。
ラミネートしたチェック表やイラスト付き収納ラベルを活用し、子ども自身が見て判断できる仕組みにするのがポイントです。
忘れ物防止には、毎朝・帰りに行うルーティンチェックが効果的です。
写真やイラスト付きの「持ち物リスト」を使うことで、読む力に不安があるお子さまでも活用できます。
チェック形式にして、「見ながら確認する習慣」を身につけることを目指します。
片付けが苦手な子には、「時間内にしまえるかな?」など、ゲーム感覚で取り組める工夫も有効です。
タイマーを使って「5分チャレンジ」などを設定することで、意欲的に取り組む姿勢が見られるようになります。
ADHD傾向のあるお子さまは、口頭指示だけでは情報が抜け落ちることがあります。
「どこにしまう?」「何が必要だった?」など、文字や写真で“視覚化”することで、定着しやすくなります。
家庭でもすぐに取り入れられるシンプルで効果的な工夫があります。
ここでは保護者の方ができる具体的な支援方法をご紹介します。
「忘れないようにね」ではなく、「帰るときは、このカードを見てね」といった具体的な支援を意識しましょう。
行動を分解して、「①カードを見る → ②ランドセルを確認 → ③チェックする」と段階的に伝えると、スムーズに動きやすくなります。
「準備できた?」と聞くのではなく、「一緒に確認しようか」と寄り添う声かけに変えるだけで、取り組みやすさが変わります。
チェック項目をシールで貼るなど、楽しい要素を取り入れることも効果的です。
忘れたことを責めるのではなく、「次はどうしようか?」と未来に向けた視点を育てる関わりが大切です。
「忘れても取り返せる」という経験の積み重ねが、自己肯定感を守ります。
物の管理が苦手なのは、ADHDのお子さまにとっては「できない」のではなく「しくみが合っていない」だけかもしれません。
ゆめラボでは、一人ひとりの特性を理解し無理なく取り組める方法を一緒に探していく支援を大切にしています。
ご家庭だけで悩まず、どうぞ気軽にご相談ください。
小さな成功体験の積み重ねが、お子さまの未来を大きく広げてくれます。
発達・療育について何かございましたらぜひゆめラボまでお問い合わせください!
📞 電話:0120-303-519(平日10:00〜18:00)
📩 お問い合わせフォーム:https://yumelabo.jp/contact/
💬 LINE相談:https://page.line.me/648kqdcw
各教室の情報が満載!
お子さまの発達についてのご相談・見学のご予約はこちら
お悩みなど、お気軽にご相談ください