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療育コラム

2025.12.17

子どもの発達が気になるときのサイン一覧|家庭や園で見られる行動をチェック

 

「うちの子の発達が少し気になる」「家庭で困る場面が増えてきた」「園から気になる様子を伝えられた」など、子どもの成長について不安を感じる場面は、日々の生活の中で少しずつ表れることがあります。

 

子どもの発達が気になるとき、大切なのは「発達障害かどうか」をすぐに決めることではありません。まずは、家庭や園でどのような行動が続いているのか、本人がどんな場面で困っているのか、生活にどれほど影響しているかを確かめることです。

 

このページでは、児童発達支援事業所ゆめラボの支援スタッフの視点から、子どもの発達が気になるときに見られやすいサインを、家庭・ことば・園生活・感情や行動・体の使い方に分けて紹介します。

 

一つ当てはまっただけで、すぐに問題があるという意味ではありません。

いくつかのサインが続いている、本人がつらそうにしている、家庭や園で困る場面が増えているときに、今の様子を見直すための手がかりとしてご覧ください。

INDEX

子どもの発達が気になるときに見たいサインの考え方

 

子どもの発達が気になるときは、目立つ行動だけを見るのではなく、いつ、どこで、どのくらい起きているのかを確認していくと、困りごとの背景が見えやすくなります。

 

同じ「泣く」「動き回る」「話を聞けない」という行動でも、眠いときだけなのか、初めての場所だけなのか、毎日のように生活の中で起きているのかによって、受け止め方は変わります。

 

また、子ども自身が困っているのか、大人の関わり方を変えると動きやすくなるのか、園や家庭の生活に影響が出ているのかも確認したい視点です。

一度きりではなく、繰り返し見られるかを見る

子どもは体調や眠気、空腹、環境の変化によって行動が大きく変わることがあります。そのため、一度だけ強く泣いた、一度だけ園で活動に入れなかったという場面だけで、すぐに発達の問題と考える必要はありません。

 

一方で、同じような場面で毎回つまずく、声をかけても同じところで止まってしまう、外出や登園のたびに大きく崩れるなど、繰り返し見られる行動には、その子なりの苦手さが表れている場合があります。

 

たとえば、遊びを終える場面で毎回泣く場合、「わがまま」ではなく、終わりの見通しが持ちにくい、次の行動が分かりにくい、好きなことから離れる不安が強いなどの理由が考えられます。

本人が困っている様子があるかを確認する

発達が気になるサインを見るときは、大人が困っているかどうかだけでなく、子ども本人が困っているかを確認することが大切です。

 

泣く、怒る、動き回る、固まる、黙り込むなどの行動は、大人から見ると扱いにくい行動に見えるかもしれません。しかし子どもにとっては、どうしたらよいか分からない、伝えたいことが伝わらない、感覚的につらい、見通しが持てないといった困りごとの表れであることがあります。

 

「この子は何に困っているのか」という視点を持つと、行動の受け止め方が変わります。行動そのものを止めようとする前に、どの場面で困りやすいのかを確認することが、発達支援や療育につながる第一歩になります。

家庭や園の生活に影響が出ているかを見る

発達が気になるサインは、家庭だけで見られることもあれば、園や外出先で強く出ることもあります。家庭では落ち着いているのに園では集団活動に入れない、家では話すのに園では黙ってしまう、園では頑張っているけれど帰宅後に大きく崩れるということもあります。

 

生活への影響が出ているかどうかも大切です。朝の支度が毎日進まない、食事や睡眠で家族全体が疲れている、園から同じ内容の指摘が続いている、本人が活動を避けるようになっている場合は、今の関わり方や環境を見直すサインと考えられます。

 

子どもの発達が気になるときは、家庭と園のどちらか一方だけで判断せず、場面ごとの姿を合わせて確認していきましょう。

家庭で見られやすい発達が気になるサイン

 

家庭では、生活の流れに沿って子どもの困りごとが見えやすくなります。朝の支度、食事、トイレ、入浴、就寝、外出前後など、毎日くり返す場面だからこそ、苦手さが積み重なって表れることがあります。

 

家庭で見られるサインは、保護者の育て方の問題ではありません。子どもが受け取りやすい伝え方、安心しやすい流れ、体や感覚に合った関わり方がまだ見つかっていない段階かもしれません。

切り替えが難しく、次の行動に移れない

遊びを終えられない、テレビや動画をやめられない、外出前に動けなくなる、帰宅後に靴を脱ぐまで時間がかかるなど、次の行動へ移る場面で大きく崩れることがあります。

 

切り替えの難しさは、単に言うことを聞かないだけとは限りません。今していることを終える理由が分からない、次に何をするか見通しが持てない、好きな活動から離れる不安が強いなど、子どもの中で動きにくい理由がある場合があります。

 

毎日のように切り替えで泣く、怒る、逃げる、固まるといった様子が続く場合は、発達が気になるサインの一つとして受け止めてよい場面です。

食事・睡眠・トイレなど生活面の困りごとが続いている

食べられるものが極端に少ない、食感やにおいで強く拒否する、座って食べることが難しい、寝つきに時間がかかる、夜中に何度も起きる、トイレを強く嫌がるなど、生活面の困りごとが続くことがあります。

 

食事や睡眠、トイレは、家庭の中で毎日向き合う場面です。そのため、困りごとが続くと保護者の負担も大きくなりやすく、子ども自身も「また注意される」「またうまくできない」と感じやすくなります。

 

特に、食事量や睡眠不足が日中の機嫌や活動に影響している場合、生活リズムだけでなく感覚の受け取り方、体の動かし方、安心できる環境の作り方も合わせて確認したい部分です。

予定変更や初めての場面で強く不安になる

いつもと違う道を通る、予定していた遊びが変わる、初めての場所へ行く、知らない人がいる場面で、強く泣く、怒る、動けなくなる、帰りたがるといった様子が出ることがあります。

 

予定変更への弱さは、こだわりだけでなく、見通しの持ちにくさや不安の強さと関係していることがあります。子どもにとっては、大人が思う以上に「これから何が起こるか分からない」ことが大きな負担になる場合があります。

 

初めての場面を避けることが増えている、家族の予定が子どもの不安に合わせて大きく制限されている場合は、発達が気になるサインとして確認しておきたい状態です。

注意や声かけが増え、親子ともに疲れている

家庭での声かけが「早くして」「やめて」「ちゃんとして」「何回言ったら分かるの」といった言葉ばかりになってしまうことがあります。保護者の方が悪いわけではなく、毎日の困りごとが続くと、どうしても注意が増えやすくなります。

 

子どもも、注意される回数が増えるほど自信を失いやすくなります。保護者も「また怒ってしまった」と感じ、親子ともに疲れがたまっていくことがあります。

 

このような状態が続いているときは、子どもの行動だけでなく、家庭全体の負担も発達が気になるサインとして受け止めてよい場面です。

ことば・コミュニケーションで見られるサイン

 

ことばの発達は、話せる単語の数だけで判断するものではありません。伝えたい気持ちがあるか、相手の話を受け取りやすいか、やりとりが続くか、困ったときに助けを求められるかなども確認したい部分です。

 

ことばが出ていても、会話が一方的になりやすい、質問に答えるのが難しい、気持ちを言葉にできず行動で表すことが多い場合は、コミュニケーション面のサインとして確認します。

ことばの遅れや伝わりにくさが気になる

同じ年齢の子と比べて単語が少ない、二語文が出にくい、発音が聞き取りにくい、言いたいことが伝わらず泣くことが多いなど、ことばの面で気になる様子が表れることがあります。

 

ことばの遅れがあると、子どもは自分の気持ちや要求をうまく伝えられず、泣く、怒る、手を引っ張る、物を投げるといった行動で表すことがあります。これは困らせようとしているのではなく、言葉以外の方法で伝えようとしている姿です。

 

ことばが少ないことに加えて、指差しが少ない、まねが少ない、表情やしぐさで伝えることも少ない場合は、やりとり全体の発達を確認しておきたい部分です。

簡単な指示が通りにくい場面がある

「座って」「持ってきて」「靴を履こう」など短い声かけでも、行動につながりにくいことがあります。聞こえていないように見える、別のことを始める、何度言っても動かないという様子が続くと、保護者は不安になりやすいです。

 

指示が通りにくい背景には、ことばの理解だけでなく、周囲の音や刺激に気を取られやすい、何をすればよいか頭の中でつながりにくい、今していることから切り替えにくいといった理由があることがあります。

 

声を強くしても変わらない場合は、言い方の問題ではなく、見せ方や手順、環境の合わせ方が合っていない可能性もあります。

気持ちを言葉で伝えられず、泣く・怒る・投げることが増える

嫌だった、困った、手伝ってほしい、やめてほしい、もう一回したいなどの気持ちを言葉で伝えにくいと、泣く、怒る、投げる、押す、逃げるといった行動が増えることがあります。

 

このときに「わがまま」「乱暴」とだけ受け取ってしまうと、子どもの本当の困りごとが見えにくくなります。行動の前に何があったのか、どんな場面で出やすいのかを確認すると、子どもが伝えようとしている内容が見えてくることがあります。

 

気持ちを言葉にする力は、自然に身につく部分もありますが、子どもによっては大人が言葉を添えたり、選びやすい表現を用意したりする支援が必要です。

会話や遊びのやりとりが続きにくい

質問に答えるのが難しい、一方的に話し続ける、相手の反応を待てない、同じ遊びをくり返す、友だちの遊びに入りにくいなど、やりとりの続きにくさが表れることがあります。

 

会話や遊びのやりとりには、相手を見る、聞く、待つ、まねる、順番を交代する、相手の反応に気づくなど、いくつもの力が関わっています。そのため、ことばが出ていても、やりとりの面でつまずくことがあります。

 

家庭では大人が合わせてくれるため目立ちにくくても、園の友だちとの関わりで困りごとが見えてくることもあります。

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園や集団生活で見られる発達が気になるサイン

 

園では、家庭とは違う力が求められます。先生の話を聞く、集団で移動する、順番を待つ、友だちと物を共有する、活動の終わりに合わせて切り替えるなど、いくつもの力を同時に使っています。

 

そのため、家庭では大きな困りごとが見えにくくても、園や集団生活の中で発達が気になるサインが目立つことがあります。

集団活動に入りづらい・離席が多い

朝の会、制作、運動遊び、集団での移動などで、みんなと同じ場所にいることが難しい、座っていられない、途中で別の場所へ行ってしまうといった様子が表れることがあります。

 

集団活動に入りづらい背景には、活動の意味が分かりにくい、待ち時間がつらい、音や人の多さが負担になる、何をすればよいか見通しが持ちにくいなど、さまざまな理由があります。

 

園での活動に参加できない日が続いている、先生の個別対応が増えている、本人が活動を嫌がるようになっている場合は、発達が気になるサインとして確認しましょう。

友だちとの距離感や関わり方でトラブルが起きやすい

友だちの物を急に取ってしまう、近づきすぎる、押してしまう、順番を待てずに割り込む、相手が嫌がっていることに気づきにくいなど、友だちとの関わりでトラブルが続くことがあります。

 

こうした姿は、性格の問題ではなく、相手の気持ちを読み取ること、距離を調整すること、貸してほしい気持ちを言葉で伝えることがまだ難しい状態の場合があります。

 

友だちと関わりたい気持ちはあるのに、関わり方がうまくいかずトラブルになっている子もいます。その場合は、叱るだけではなく、どう伝えればよいか、どの距離なら相手が嫌がりにくいかを経験の中で学ぶ支援が必要です。

順番やルールが苦手で、待つことが難しい

順番を抜かしてしまう、待っている間に動き回る、負けると強く泣く、ゲームのルールが変わると怒るなど、順番やルールのある活動でつまずくことがあります。

 

順番を待つためには、今は自分の番ではないことを理解する力、待っている間の気持ちを保つ力、相手の番を見る力、負けたときに気持ちを立て直す力が必要です。

 

園での集団遊びや活動で毎回大きく崩れる場合は、本人にとってルールや順番の受け取り方が難しい可能性があります。

園から気になる様子を伝えられることが増えた

「集団に入りにくいようです」「切り替えに時間がかかります」「友だちとのトラブルが続いています」「活動中に離席が多いです」など、園から同じような話を何度か伝えられることがあります。

 

園からの話を聞くと、保護者の方は驚いたり落ち込んだりすることがあります。家庭ではそこまで目立たない場合、「家ではできているのに」と感じることもあるでしょう。

 

ただ、園からの話は子どもを責めるためのものではなく、家庭だけでは見えにくい姿を知るための大切な情報です。家庭と園で見えている姿が違うときほど、その子がどの場面で頑張っているのか、どの場面で支えが必要なのかが分かりやすくなります。

感情や行動の面で見られるサイン

 

感情や行動のサインは、保護者の方が特に悩みやすい部分です。癇癪、パニック、飛び出し、物を投げる、強いこだわりなどは、周囲から誤解されやすく、家庭だけで抱え込むと負担が大きくなります。

 

こうした行動は、子どもが困らせようとして起こしているとは限りません。気持ちの調整が難しい、感覚がつらい、見通しが持てない、言葉で伝えられないなど、背景にある理由を確認することが大切です。

癇癪やパニックが長引くことがある

泣き始めると長く続く、声をかけても入りにくい、抱っこやなだめ方で収まりにくい、何がきっかけだったのか分かりにくいということがあります。

 

癇癪やパニックは、子ども自身も苦しい状態です。気持ちが大きくなりすぎて、自分で止めることが難しくなっている場合があります。

 

頻度が増えている、時間が長くなっている、外出や園生活に影響している場合は、気持ちを立て直す支援が必要なサインとして確認しましょう。感情の揺れが長く続く場合は、発達障害の二次障害を防ぐための関わり方もあわせて確認しておくと、家庭で背景を考えやすくなります。

飛び出しや物を投げるなど危険につながる行動がある

道路へ飛び出す、高いところへ急に登る、強く頭を打ちつける、物を投げる、人を押すなど、ケガにつながる行動が表れることがあります。

 

危険につながる行動は、様子見を続けすぎないことが大切です。本人に悪気がない場合でも、命やケガに関わる可能性があります。

 

動きたい気持ちが強い、刺激を求めている、周囲の危険に気づきにくい、止められた理由が分かりにくいなど、背景は子どもによって違います。安全を守りながら、その行動が出る前後の状況も確認しましょう。

こだわりが強く、思い通りにならないと大きく崩れる

同じ道順でないと嫌がる、決まった服しか着ない、食器や座る場所が変わると怒る、遊びの順番が違うと泣くなど、こだわりが強く目立つ子もいます。

 

こだわりは、子どもにとって安心するための方法になっていることがあります。いつも同じ流れであれば安心できる、予測できることなら動きやすいという子もいます。

 

ただし、こだわりによって生活が大きく止まる、家族全体の予定が大きく制限される、園生活で毎回困る場合は、発達が気になるサインとして確認しておきたい状態です。

不安が強く、見通しがない場面を嫌がる

初めての場所、知らない人、予定変更、急な声かけ、人が多い場所などで、不安が強く出ることがあります。泣く、固まる、逃げる、怒る、抱っこから降りないなど、表れ方は子どもによって違います。

 

見通しがない場面を嫌がる子には、先に流れを伝える、写真や絵で見せる、終わりを分かりやすくするなどの関わりが合うことがあります。

 

不安が強い子は、慣れるまでに時間がかかるだけでなく、安心できる条件が分かると動きやすくなることもあります。何があると安心できるのかを確認すると、支援の手がかりになります。

体の使い方や手先の動きで見られるサイン

 

発達が気になるサインは、ことばや行動だけではありません。転びやすい、ぶつかりやすい、手先の作業を嫌がる、運動遊びを怖がるなど、体の使い方や手先の動きにも表れます。

 

体の使い方や手先の動きがうまくいかないと、遊びや制作、着替え、食事、園活動への参加に影響することがあります。「やりたくない」のではなく、「うまくできないから避けている」場合もあります。

転びやすい・ぶつかりやすい様子がある

よく転ぶ、机や壁にぶつかる、段差でつまずく、走ると止まりにくい、周りを見ずに動いてしまうといった様子が表れることがあります。

 

転びやすさやぶつかりやすさには、体幹の弱さ、バランスの取りにくさ、体の位置を感じる力、周囲を見る力などが関わっていることがあります。

 

運動場面だけでなく、室内の移動や着替え、椅子に座る姿勢にも影響することがあるため、日常生活の中でどの場面で起きやすいかを確認しましょう。

遊具や運動を極端に怖がることがある

すべり台、ブランコ、平均台、ジャンプ、階段、ボール遊びなどを強く怖がることがあります。反対に、高いところへ登りたがる、強い動きを好む、止まるのが苦手という子もいます。

 

体の傾きや揺れを怖く感じやすい子もいれば、強い動きや刺激を求める子もいます。どちらの場合も、体の使い方や感覚の受け取り方が関係している可能性があります。

 

運動遊びを避けることが増えると、園での活動や友だちとの遊びに入りにくくなることがあります。無理にさせるのではなく、安心して取り組める動きから始めることが大切です。

はさみ・のり・ボタンなど手先を使う活動を嫌がる

はさみ、のり、クレヨン、鉛筆、ボタン、ファスナー、箸、スプーンなど、手先を使う活動を強く嫌がることがあります。

 

手先の不器用さがあると、制作活動や身支度の場面で「できない」「遅い」「嫌だ」という経験が増えやすくなります。本人が苦手さを感じている場合、活動そのものを避けるようになることもあります。

 

手先の活動を嫌がるときは、細かな動きだけでなく、姿勢を保つ力、目で見て手を動かす力、力加減、感覚の苦手さも関係している場合があります。

できることと苦手なことの差が大きい

好きなことは集中して長くできるのに、身支度や集団活動になると動けない。数字や文字に強い興味があるのに、会話や友だちとの関わりが苦手。運動は得意だけれど、手先の作業を極端に嫌がる。こうした差が大きく見えることがあります。

 

できることと苦手なことの差が大きいと、周囲から「できるはずなのにやらない」と見られやすくなります。しかし実際には、得意な力と苦手な力の差が大きいために、場面によって姿が大きく変わっている場合があります。

 

子どもの発達を見るときは、苦手なことだけでなく、得意なことも大切な情報です。得意な力を活かしながら苦手な場面を支えることで、子どもが取り組みやすくなることがあります。

発達が気になるサインをチェックするときのポイント

 

発達が気になるサインを見つけたとき、すぐに答えを出そうとすると、かえって不安が強くなります。大切なのは、子どもの行動を一つずつ切り取って判断するのではなく、生活の中でどのように続いているかを確認することです。

 

家庭だけで見える姿、園だけで見える姿、疲れているときに強く出る姿など、子どもの行動には場面ごとの違いがあります。少し期間を決めて見ると、困りやすい場面が分かりやすくなります。

直近2週間の様子を思い出してみる

発達が気になるサインを見るときは、かなり前の一場面よりも、直近2週間ほどの様子を思い出してみると分かりやすくなります。

 

朝の支度、食事、登園、園からの帰宅後、入浴、寝る前、外出先など、日常の中でくり返し起きる場面を思い浮かべてみましょう。

 

「毎回ではないけれど最近増えた」「前よりも崩れ方が強くなった」「同じ場面で止まりやすい」と感じる場合は、子どもの困りごとが続いているサインかもしれません。

頻度と生活への影響をセットで見る

一つの行動だけを見るのではなく、どのくらいの頻度で起きているか、生活にどのくらい影響しているかを合わせて確認しましょう。

 

たとえば、切り替えで泣くことがあっても、すぐに落ち着き、その後の生活に大きな影響がない場合と、毎日30分以上止まり、登園や家族の予定に影響している場合では、受け止め方が変わります。

 

本人がつらそうにしている、保護者の負担が大きい、園生活に支障が出ている、外出や活動を避けるようになっている場合は、発達が気になるサインとして早めに確認したい状態です。

家庭と園での様子を比べてみる

家庭と園では、子どもの姿が違うことがあります。家ではよく話すのに園では話さない、家では落ち着いているのに園では離席が多い、園では頑張っているのに帰宅後に強く崩れるということもあります。

 

どちらかの姿だけが本当というわけではありません。どちらも子どもの大切な姿です。家庭で安心しているから出る行動もあれば、園で頑張っているから見えにくい困りごともあります。

 

園から気になる話が出たときは、家庭での様子と合わせて確認することで、子どもがどの場面で困りやすいのかが分かりやすくなります。

安全に関わるサインは早めに対応する

飛び出し、強いパニック、物を投げる、頭を強く打ちつける、食事や睡眠に大きな影響が出ているなど、安全や健康に関わるサインは、長く様子見を続けないことが大切です。

 

子どもに悪気がなくても、ケガや事故につながる可能性があります。保護者だけで対応し続けると、家族全体の疲れも大きくなります。

 

安全に関わる行動がある場合は、家庭だけで抱え込まず、自治体の窓口、医療機関、児童発達支援事業所など、子どもの様子を一緒に確認できる場所につなげていきましょう。

 

子どもの発達が気になるサインは、単独で判断するものではありません。生活面、ことば、園での様子、感情の揺れ、体の使い方が重なって見えてくることもあります。

 

「どのサインがいくつあるか」だけでなく、「本人が困っているか」「家庭や園で負担が出ているか」「安全に関わることがあるか」を確認することが大切です。

子どもの発達が気になるサインに気づいたら

 

子どもの発達が気になるサインに気づいたとき、保護者の方が一人で答えを出す必要はありません。「これくらいで相談していいのかな」「診断がないからまだ早いのかな」と迷う方もいますが、気になる行動が続いている時点で、相談先につなげてかまいません。

 

発達が気になるサインは、子どもを決めつけるためのものではありません。今の生活で何に困っているのか、どんな場面で支えがあると動きやすいのかを知るための手がかりです。

 

児童発達支援事業所ゆめラボでは、子どもの生活、ことば、集団での過ごし方、感情の揺れ、体の使い方などを見ながら、一人ひとりに合った関わりを考えていきます。

 

「療育に通うかどうか決めていない」「まずは子どもの様子を聞いてほしい」という段階でも構いません。療育について迷っている方は、療育ってなに?児童発達支援に通うか迷ったときに知っておきたい判断のヒントも参考にしてください。

また、実際に児童発達支援を利用したご家庭の声を知りたい方は、先輩保護者に聞いた児童発達支援事業所・療育を利用してよかったこともあわせてご覧ください。

 

ここまで読んで「うちの子にも当てはまるかもしれない」「家庭や園で困る場面が続いている」と感じた方は、ひとりで抱え込まず、ゆめラボへご相談ください。

 

お子さまの様子やご家庭の状況を伺いながら、「どんな場面で困っているのか」「どんな関わりが合いそうか」を一緒に考えます。

まずは、お話を聞かせてください。

 

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