「遊びをやめて着替える」「帰る時間になったから帰る」など、日常生活の中には切り替えが必要な場面がたくさんあります。
ですが発達に課題を抱える子どもにとって、この切り替えがとても難しいことがあります。
このページでは、そんな「切り替え」が苦手な子への支援アイデアを5つご紹介し、ご家庭や療育現場で活かせるヒントをお届けします。
INDEX
切り替えがうまくできない背景には、発達特性が関係していることが少なくありません。
特に自閉スペクトラム症(ASD)の傾向をもつ子どもたちは、気持ちの整理に時間がかかったり予定外の変化に強いストレスを感じたりします。
そのため急な「やめて」「次やって」では混乱してしまい、癇癪や不安定な行動につながることがあります。
切り替えを支援するには、子どもが納得して次の行動に移れるような準備や伝え方が大切です。
子どもが予定を視覚的に理解できるようにすることで、「次に何があるか」がわかりやすくなり気持ちの切り替えもスムーズになります。
時間を意識させることで気持ちを整理する猶予が生まれます。
数分前に声をかけるだけでも、切り替えやすくなる子も多いです。
子どもが関心を持てる“次の活動”を設定することで、自然な切り替えがしやすくなります。
好きなキャラクターや遊びをうまく利用するのも効果的です。
大人にとって当たり前の「切り替え」も、子どもにとっては納得が必要なことです。
「どうして終わりなのか」を言葉で説明することで、子どもは落ち着きやすくなります。
「うまく切り替えられた」という成功体験は、次回の切り替えをスムーズにします。
ほめることで自信と意欲を育てましょう。
切り替えの苦手さには必ずその子なりの理由があります。
支援の基本は「無理なく」「少しずつ」成功体験を積み重ねていくことです。
スケジュールの見える化、タイマー、やさしい声かけ、好きなこととの橋渡し、そして「できた」をしっかりほめること。それらを組み合わせることで、子ども自身が「切り替えってできるんだ」と思えるようになります。
ゆめラボでは、お子さま一人ひとりの気持ちに寄り添い支援を組み立てていきます。
ご家庭でもすぐに取り入れられる工夫ばかりですので、ぜひ試してみてください。
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