ダウン症のあるお子さまは、筋肉がやわらかく疲れやすかったり、姿勢を保つことがむずかしかったりすることがあります。
「椅子にまっすぐ座っていられない」「すぐ寝転がってしまう」「背中が丸くなってしまう」といった様子を見て、心配になっている保護者さまも多いのではないでしょうか。
ここでは、ダウン症の子どもの体幹や姿勢を支えることをテーマに、家庭で無理なく続けられる簡単な療育あそびのアイデアをご紹介します。
INDEX
ダウン症の子どもの療育を考えるとき、まず知っておきたいのが「体幹の安定が生活の土台になる」ということです。
筋肉のやわらかさや関節のゆるさがあると、座る・立つ・歩くといった基本の動きでがんばりが必要になり、疲れやすさや姿勢の崩れにつながりやすくなります。だからといって、きびしいトレーニングをする必要はありません。毎日のあそびの中で、少しずつ体幹を使う経験を増やしていくことが、ダウン症の子どもの負担になりにくい療育のポイントになります。
体幹とは、首・おなか・背中・腰まわりなど、からだの中心部分のことを指します。
この部分がしっかりしてくると、椅子に座っていられる時間が伸びたり、食事のときに姿勢が崩れにくくなったり、遊びや学習に集中しやすくなったりします。ダウン症のある子どもにとっては、これらの日常動作ひとつひとつにエネルギーが必要です。体幹が少しずつ安定してくることで、「疲れてぐったりしてしまう」「途中でやる気が切れてしまう」といった場面も減りやすくなります。生活のしやすさを高めるための土台づくりとして、体幹を意識したあそびを少しずつ取り入れていくことが大切です。
ダウン症の子どもの療育では、「もっとしっかり座れるように」「姿勢を良くしなきゃ」と思うあまり、ついがんばらせたくなることがあります。
しかし、からだの状態やその日の体調によっては、無理をするとイヤな記憶になってしまい、「もうやりたくない」と感じてしまうこともあります。大切なのは、子どもが「おもしろい」「もう一回やりたい」と思える遊びの形にすることです。時間は短くても構いません。できたところをしっかりほめながら、少しずつ続けていくことが、体幹や姿勢をやさしく育てる近道になります。
ここからは、家庭で取り入れやすい体幹・姿勢づくりのあそびをイメージしやすい形でご紹介します。
特別な道具がなくても、布団やクッション、保護者のからだを使って楽しめるものばかりです。ダウン症の子どもの場合、関節や首まわりへの負担に配慮することがとても大切です。痛がったり、嫌がったりする動きはすぐに中止し、無理のない範囲で遊びのバリエーションを増やしていきましょう。
やわらかい布団やマットレス、クッションがあれば、おうちの中でも「ごろごろあそび」を楽しむことができます。たとえば、布団の上に寝転がって、保護者が声をかけながらゆっくり横向きに転がる経験を重ねると、からだの側面やおなか・背中の筋肉がバランスよく使われやすくなります。最初は保護者がからだを支えながら転がしてあげて、少しずつ自分で向きを変えてみるチャレンジにつなげていくと良いでしょう。
ごろごろ転がる動きに慣れてきたら、布団の端に向かって「坂道」をつくるようなイメージで、ほんの少しだけ高低差をつけてみるのも一つの方法です。高くしすぎると恐怖心につながるので、あくまで子どもが笑顔で楽しめる範囲にとどめておきます。転がった先に、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを置いて「タッチできたね」「つかめたね」と声をかけると、ダウン症の子どもでも意欲的にチャレンジしやすくなります。
保護者のひざの上や、やわらかいクッションの上で「ゆらゆらあそび」をすることも、体幹づくりに役立ちます。たとえば、保護者のひざの上にまたがるように座ってもらい、前後や左右にゆっくり揺らしながら「バスごっこ」や「船ごっこ」を楽しむ遊びがあります。子どもは揺れに合わせてからだのバランスをとろうとするため、自然とおなかや背中の筋肉が働きます。
このとき、無理に背筋をピンと伸ばさせるのではなく、「落ちないようにぎゅっとつかまってみよう」「おなかに力を入れてみよう」といった声かけで、からだの感覚を意識できるようにしていきます。ダウン症の子どもは、からだの状態をことばで説明することがむずかしいことも多いため、「今はおなかのあたりががんばっているね」「背中がしっかりしてきたね」と、保護者が感じたことをことばにしてフィードバックしてあげると、からだとことばが結びつきやすくなり、療育としての効果も高まりやすくなります。
ダウン症の子どもの体幹や姿勢を整えることは、決して「今すぐ完璧にしなければならない課題」ではありません。成長のペースやからだの特性は一人ひとり違い、得意なこと・苦手なこともさまざまです。大切なのは、家庭でのあそびを通して少しずつ「からだを動かすって楽しい」「できることが増えてきた」と感じられる時間を増やしていくことです。
それでも、「この動きはやっても大丈夫かな」「首や関節に負担がかかっていないか心配」「おうちではどこまでサポートしてよいのかわからない」と不安になることもあると思います。児童発達支援事業所ゆめラボでは、ダウン症のある子どもの特性をふまえた個別の支援を行い、家庭での関わり方についても一緒に考えていきます。体幹や姿勢に関するご相談はもちろん、「わが家ではどんな療育あそびが合いそうか知りたい」「実際の様子を見ながらアドバイスしてほしい」といったお声にも、スタッフがていねいにお応えします。
気になることや不安に感じていることがあれば、お電話やお問い合わせフォームから、どうぞお気軽にゆめラボへご相談ください。
見学や体験の場で、お子さまの今の状態を一緒に確認しながら、「おうちでできること」「事業所だからこそできること」を考えていきましょう。
保護者さまとお子さまが、少しでも安心して毎日を過ごせるよう、ゆめラボが伴走させていただきます。
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