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療育コラム

2025.06.26

近すぎ?遠すぎ?発達障害の子どもの「ちょうどいい距離感」の育て方

 

発達障害のあるお子さまは、他人や友達との「ちょうどいい距離感」をとることが難しい場合があります。

急に近づいて話しかけたり、相手の体に触れてしまったりといった行動は、発達特性からくるものであり、本人に悪気があるわけではありません。

まずはこうした行動の背景に目を向け、理解することから支援は始まります。

 

今回は発達障害のお子さまの距離感の育て方について、ご紹介します。

なぜ「距離感」がうまくとれないのか?

 

子どもが「近すぎる」「遠すぎる」と感じさせるような距離感で関わるとき、それにはいくつかの理由があります。

以下では、主な要因を4つの観点から解説します。

1. 相手の気持ちを想像するのが難しい(心の理論の未発達)

自閉スペクトラム症(ASD)などの特性を持つ子どもは、「相手がどう感じているか」を読み取るのが難しいことがあります。

そのため適切な距離感を保つという社会的ルールがうまく働かず、近づきすぎたり距離が遠すぎたりする行動が見られます。

2. 興味や欲求が優先される(ADHD傾向)

「今、これを見て!」「言いたいことがある!」という思いが強く、相手との距離やタイミングを考える前に行動してしまうことがあります。

衝動性の高さや注意のコントロールの難しさが背景にある場合、対人距離を意識する前に動いてしまう傾向があります。

3. 距離に対する感覚の違い

身体の位置感覚や空間認知に課題がある子どもは、物理的な距離そのものをうまく把握できていないことがあります。

この場合、「どれくらい離れたらいいのか」がわからず、無意識に近づきすぎてしまう行動が生じやすくなります。

4. 学習経験の不足

対人距離は経験によって少しずつ学ぶものです。

幼少期にその機会が少なかったり、相手との関わり方を教えてもらう機会がなかった子どもは、「どうすればいいか分からない」まま困っていることもあります。

家庭や療育でできる支援の工夫

 

子どもが安心して他者との距離感を学ぶためには、家庭や療育の中で日常的に「わかりやすい関わり方」を提示することが大切です。

ここでは今日から実践できる支援の工夫をご紹介します。

1. 「ちょうどいい距離」を視覚的に伝える

「腕1本分」「足2歩分」など、感覚的ではなく視覚的・具体的な単位で伝えることで、子ども自身が距離を把握しやすくなります。

マットやフープなどの道具を使い、「この中に入らないよ」と視覚で教える方法も有効です。

2. ソーシャルスキルを遊びの中で学ぶ

ロールプレイや人形遊びを通じて、「近づきすぎたらどうなるか」「離れすぎたら伝わらない」など、具体的な場面設定で対人スキルを練習することができます。

遊びを通した体験的な学びは、自然なかたちで距離感を理解するのに役立ちます。

3. 声かけは具体的に・肯定的に

「近いよ!」「だめ!」ではなく、「〇〇ちゃんがびっくりしちゃうから、1歩下がって話してみようね」など、状況と対応を明確に伝える声かけが効果的です。

成功体験を重ねるために、「うまくできたね」とフィードバックも忘れずに行いましょう。

4. 状況に応じて距離感を変える練習

家族・先生・友達・知らない人など、相手との関係性に応じて距離感を調整することも学びの一環です。

「お母さんには近くていいけど、知らない人には〇歩離れて話そうね」といった区別の感覚を育てていきましょう。

ゆめラボでの取り組み

 

ゆめラボでは、子どもたちが人との関わり方を学ぶための環境づくりを大切にしています。

それぞれの発達段階に応じたソーシャルスキル支援や、視覚教材・遊びを取り入れた活動で、他者との関係性を無理なく築いていけるようサポートします。

 

またご家庭との連携を重視し、「家庭での声かけ方法」「きょうだいとの接し方」なども丁寧にフィードバックしています。

まとめ|「ちょうどいい距離感」は経験から育つ

 

発達障害のある子どもにとって、他人との距離感を理解して調整することは、思った以上に難しい課題です。けれども、「近すぎた」「遠すぎた」という失敗も、子どもにとっては大切な学びの一歩。

繰り返しの体験と、それを受け止めてくれる大人の存在が、子どもを安心させ、他者との関係性のなかで「ちょうどいい距離感」を育てていきます。

 

児童発達支援事業所ゆめラボでは、「関わりたい」という気持ちに丁寧に寄り添いながら、お子さまの対人スキルを育む療育に取り組んでいます。

個別支援を通じて、無理なく段階的に距離感を学べるプログラムを実施中です。

 

「うちの子、このままで大丈夫かな?」「お友だちとうまく関われない…」と感じることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

ゆめラボでは見学・体験も随時受付中です。

お電話やLINEからお気軽にお問い合わせください。

 

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