「文字を読むのに時間がかかる」「計算になると急につまずく」。学校の学習の中で、特定の分野だけがぐっと難しく感じられるお子さまがいます。
SLD(限局性学習症・学習障害)のある子どもたちは、全体の知的な発達には大きな遅れがない一方で、読み書きや計算など一部分だけに強い苦手さが出やすいと言われています。
放課後等デイサービスは、そうした子どもたちが放課後の時間を使って、自分に合った学び方や過ごし方を見つけていくための通所支援の一つです。
ここでは、放課後等デイサービスの場でできるSLD支援を、「子どもの得意を伸ばす」という視点から、ゆめラボのスタッフとしてお伝えしていきます。
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SLDは、知的な発達には大きな遅れがないにもかかわらず、読み・書き・計算など特定の学習分野だけに顕著なつまずきが現れる神経発達症の一つです。
周りからは「集中していないのでは」「やる気が足りないのでは」と見えてしまうこともありますが、実際には「情報の入り方・処理の仕方」に特性があるため、同じ説明や同じプリントでも、理解のしやすさが大きく変わります。
放課後等デイサービスでは、「できていない部分」だけを見るのではなく、その背景にある特性を理解したうえで、学び方や環境を整えることが大きな役割になります。
SLDのあるお子さまは、たとえば音読が極端にゆっくりだったり、文章問題になると答えまでたどり着けなかったり、漢字は覚えにくいのに会話はとても豊かだったりと、「得意」と「苦手」がはっきり分かれていることが多くあります。
こうした姿だけを見ると、「頑張ればできるはずなのに」と感じてしまいがちですが、脳の情報処理の仕組みが影響しているため、努力だけで解決できるものではありません。
放課後等デイサービスで支援を考えるときも、「どうしてこんな簡単な問題ができないの?」ではなく、「この子にとって、どんな見え方・聞こえ方・伝え方だと理解しやすいだろう?」という視点に立つことがとても大切です。
同じ内容でも、文字を大きくしたり、行間を広げたり、口頭で説明を補ったりすると、ぐっとわかりやすくなることがあります。
SLDのある子どもは、学校生活の中で「頑張っても周りの子のようにできない」という経験を重ねやすく、自分に対して否定的な気持ちを抱きやすいと言われます。
放課後等デイサービスでは、学習のつまずきそのものにアプローチするだけでなく、「うまくいったところを一緒に見つけて喜ぶ」「少しの変化も言葉にして伝える」といった関わり方を意識することで、自己肯定感を支えることができます。
たとえば、漢字を書くことが難しいお子さまでも、聞いた話を覚えておく力が高かったり、イメージで物事を捉えるのが得意だったりすることがあります。
そうした「得意」の部分を活動の中で活かしながら、「自分にもできることがある」「工夫すれば前に進める」という感覚を育てていくことが、放課後等デイサービスの大切な役割の一つです。

放課後等デイサービスや児童発達支援のご利用に関するご質問や、教室見学・無料体験についてのご相談は、LINEからお気軽にお問い合せください。
放課後等デイサービスは、学校の授業時間外に通う通所支援で、6歳から18歳までの就学児が対象となる福祉サービスです。
学校や家庭だけではカバーしきれない部分をつなぎながら、その子のペースで練習したり、生活の中で役立つスキルを身につけたりできるのが特徴です。
SLDのあるお子さまにとっては、集団のペースから一歩離れて、自分に合った方法で「わかる」「できた」を積み重ねていける場として、放課後等デイサービスの役割は大きいと言えます。
読み書きに困難のあるお子さまの場合、単純に練習量を増やすだけでは、疲れやすくなったり、「また失敗した」という気持ちが強くなってしまうことがあります。
放課後等デイサービスでは、文字の大きさや行間を調整したり、文章を短く区切って読む練習をしたりと、一人ひとりが読みやすい形に工夫することができます。
書くことが難しいお子さまには、紙と鉛筆だけでなく、キーボード入力や音声入力などを併用することで、「考えていることを形にする」経験を増やすことも大切です。
計算が苦手なお子さまには、数の並びを視覚的にとらえやすくする具体物を使ったり、図や色分けを活用したりして、頭の中だけで処理しなくても良いように支援していきます。こうした工夫は、学校教育の考え方とも共通しており、教材の示し方やノートの取り方を工夫することで理解が進みやすくなることが報告されています。
放課後等デイサービスの場では、時間をかけて試行錯誤しながら、その子に合った方法を一緒に探していけるのが大きな強みです。
SLD支援というと、「どう苦手を克服するか」に目が向きがちですが、実際には「得意なところをどう活かすか」を考えることが、長い目で見てとても大切です。
たとえば、文章を読むのは苦手でも、人の話を聞いて理解するのが得意なお子さまもいます。その場合は、絵本をスタッフが読んで聞かせながら内容を一緒に整理していくと、物語の世界を十分に楽しみながら理解を深めることができます。
また、言葉で説明するよりも、実際に体を動かしたほうが理解しやすいお子さまには、遊びや日常生活の動きを通して数やことばに触れていく方法が向いていることもあります。
療育の現場では、お子さま一人ひとりの特性を丁寧に把握し、「本人へのトレーニング」と「周囲の環境調整」の両方から支援していくことが大切だと言われています。
放課後等デイサービスでも、活動の中でお子さまの表情や反応をよく観察し、どの場面でいきいきしているのか、どんなときに集中しやすいのかをスタッフ同士で共有しながら、「この子はこういうところが得意なんだね」という視点で関わっていきます。
そのうえで、「自分にはこういう特性がある」「こうしてもらえると助かる」といった自己理解と自己表現を少しずつ育てていくことが、将来の自己 advocacy(自分で助けを求める力)にもつながっていきます。
SLD(限局性学習症)は、見た目にはわかりにくく、周囲から「頑張っていない」と誤解されやすい特性です。
しかし実際には、情報の受け取り方や処理の仕方に違いがあるだけで、子ども自身に問題があるわけではありません。
放課後等デイサービスは、そうした子どもたちが学校や家庭だけでは得にくい支援を受けながら、「自分のペースで学べる方法」「得意を活かせる場」を見つけていける場所です。
もし、お子さまの読み書きや計算で気になることがあったり、「もしかしてSLDかもしれない」と感じていたりしたら、一人で抱え込まず、学校の先生や医療機関、相談機関、そして放課後等デイサービスなど、身近な専門職に相談してみてください。
児童発達支援事業所ゆめラボでも、2026年4月から広島エリアで放課後等デイサービスの開始を予定しています。
SLDのあるお子さまの支援や、今後の放課後等デイサービス利用について具体的に相談したい方は、ゆめラボのホームページからお気軽にお問い合わせください。
お子さまの今の様子や心配なことを伺いながら、一緒にこれからのサポートの方向性を考えていければと思います。
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