放課後等デイサービスを利用しているお子さんの中には、「できないところ」に注目される機会がどうしても増えがちな子どもたちが多くいます。
集団のなかでうまく動けなかったり、気持ちの切り替えに時間がかかったりすると、大人からの声かけも「注意」や「指示」が中心になりやすいものです。
だからこそ、意識して増やしたいのが「自己肯定感を育てるほめ方」です。特別な言葉やテクニックではなく、いつもの声かけを少し工夫するだけで、お子さんが「自分はここにいていい」「自分にもできることがある」と感じるきっかけが増えていきます。
このコラムでは、放課後等デイサービスや家庭で今日から取り入れられる、自己肯定感を育てるほめ方の考え方と、具体的な声かけのコツをまとめてお伝えします。
INDEX
放課後等デイサービスは、学校生活とは少し違う雰囲気の中で、安心して過ごしながら力を伸ばしていく場です。
その土台になるのが自己肯定感です。療育の内容がどれだけ充実していても、「自分はダメだ」「どうせできない」と感じていると、新しいことにチャレンジするエネルギーが湧いてきません。
一方で、「少しずつだけど、できることが増えてきた」「大人がちゃんと見てくれている」と感じられると、できなかった場面も学びに変わっていきます。
放課後等デイサービスとご家庭が同じ方向を向いて自己肯定感を支えていくことが、お子さんの長い成長にとって大きな力になります。
自己肯定感というと難しく聞こえますが、根っこにあるのは「うまくいかないところもあるけれど、今の自分で大丈夫」と思える感覚です。
何でも完璧にできる必要はありません。失敗しても、「やってみた自分」を認めてもらえる経験を重ねることで、少しずつ育っていきます。
発達が気になるお子さんの中には、日常生活や学習の中で「注意される場面」の方が多くなりやすい子もいます。そのような環境が続くと、「自分はダメな子だ」というイメージが心の中に染みついてしまいます。
療育の場では、そのイメージを少しずつ書き換えていく手助けとして、「できたこと」を丁寧に拾い上げて言葉にしていくことが大切です。
行動面での困りごとが多い子は、どうしても「叱られる経験」が重なりがちです。
危険を避けるための注意や、ルールを伝えるための声かけは必要ですが、それだけでは子どもは「また怒られた」と感じてしまいます。
すると、大人の顔色をうかがうことばかりが上手になってしまい、本来の伸び伸びとした姿が出しにくくなります。
そこで意識したいのが、「叱る前に、ほめる場面を増やす」という視点です。大きな成功でなくても構いません。イスに座ろうとした、順番を待とうとした、友だちの方を見ようとしたなど、小さな行動の中にも、ほめられる種はたくさん隠れています。
放課後等デイサービスでは、その小さな一歩を逃さず拾ってあげることで、「自分にもできることがある」という実感につなげていきます。
自己肯定感は、放課後等デイサービスだけで育てるものではありません。ご家庭での時間が、子どもにとって一番長く、安心できる場所です。
療育の場で大切にしている声かけの方向性と、ご家庭でのほめ方がつながると、お子さんの中で「自分はどこにいても認めてもらえる」という感覚が育ちやすくなります。
例えば、放課後等デイサービスで「片づけの始まり方」に注目してほめているなら、ご家庭でも「片づけを始めようとしたタイミング」を見つけて声をかけるというように、同じ視点を持つことができます。
療育と家庭がバラバラではなく、同じ方向を向いていると、お子さん自身も安心して行動を変えていきやすくなります。

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ほめることが大切だと分かっていても、「どんな言葉をかければいいのか分からない」「ついできていないところに目がいってしまう」という保護者の方も少なくありません。
放課後等デイサービスの現場でも、スタッフ同士で声かけの工夫を共有しながら、お子さん一人ひとりに合ったほめ方を模索しています。
ここでは、療育の場面でも家庭でも意識しやすい、自己肯定感を育てるほめ方の考え方をいくつかご紹介します。
特別な場面だけで使うのではなく、日常のささいなやり取りの中で少しずつ試してみるイメージで取り入れていただければと思います。
自己肯定感を育てるほめ方で特に大事なのは、「結果だけに注目しない」という視点です。
うまくいったかどうかだけで評価してしまうと、「できたときだけ認められる」「できなかった自分はダメだ」という受け止め方につながりやすくなります。
例えば、工作が最後まで仕上がらなかったとしても、「最初よりハサミの持ち方が安定してきたね」「ここまで集中してやろうとしたんだね」といった声かけは、過程の中にある頑張りを認める言葉です。
結果がどうであっても、「やってみた自分」を肯定してもらえた経験が増えると、子どもは新しいことにも少しずつ挑戦しやすくなります。
集団の中で過ごしていると、「あの子はもうできているのに」「同じ学年ならこのくらいは…」と周りの子と比べたくなる気持ちが出てくることがあります。
しかし、自己肯定感を育てるうえでは、比べる相手を「他の子」ではなく「過去のその子自身」にしていくことが大切です。
「前はすぐに立ち歩いてしまっていたけれど、今日は最後まで座っていられたね」「前より先生の話を聞こうとする時間が長くなってきたね」という声かけは、その子の成長の軸を「周り」ではなく「自分自身」に戻してくれます。
放課後等デイサービスでの関わりでも、ご家庭での関わりでも、その子なりのペースを尊重した言葉選びを意識してみてください。
「えらいね」「すごいね」といった言葉は、気持ちを伝えるうえではとても温かい表現です。ただ、自己肯定感を育てるという視点で考えると、何が良かったのかが分かるように、もう一歩具体的な言葉を添えることが役に立ちます。
例えば、「片づけができてえらいね」というよりも、「自分から声をかけなくても、おもちゃを箱に入れ始めたね」「時間になったら片づけようと動き始めたね」といった言葉の方が、お子さんは「自分のどの行動が良かったのか」を理解しやすくなります。
これが、「また同じようにやってみよう」という次の行動への意欲につながっていきます。
放課後等デイサービスを利用しているお子さんにとって、自己肯定感は、学びや経験のすべてを支える土台になります。
大人の目線を少し変え、できていないところだけでなく「小さな一歩」に気づき、ことばにして伝えていくことで、お子さんの中に「自分はここにいていい」「自分にもできることがある」という感覚が少しずつ育っていきます。
ほめ方に正解はなく、お子さんの特性やその日の体調、環境によって、響きやすい言葉も変わります。
一人で抱え込まず、「こんな声かけでいいのかな」「うまく関われない日があって不安」という気持ちも含めて、専門職と一緒に考えていくことができると、保護者の方の心も少し軽くなります。
児童発達支援事業所ゆめラボでは、保護者の皆さまと一緒に、お子さんに合った関わり方や声かけを考えていくことを大切にしています。
ゆめラボでは、2026年4月に広島で放課後等デイサービスの開始を予定しており、今後は平日の放課後の時間帯にも、お子さんの育ちを支える場を広げていく計画です。
放課後等デイサービスや療育について相談してみたいと感じたときは、ゆめラボ各教室の問い合わせフォームやお電話、LINEから、どうぞお気軽にご相談ください。
保護者の方の気持ちに寄り添いながら、お子さんにとって安心できる環境づくりを一緒に考えていきます。
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