発達に特性のある小学生のお子さんは、学校や友だちとの関わりの中でつまずきや失敗の経験が続くと、自分に自信を持ちにくくなりがちです。
放課後等デイサービスは、そうしたお子さんが安心して過ごせる居場所であると同時に、小さな成功体験を積み重ねて自己肯定感を育てていくための大切な場でもあります。このコラムでは、小学生の自己肯定感を育てる視点から、放課後等デイサービスでどのように成功体験を作っていくのかを、保護者の方にも分かりやすい形でお伝えします。
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自己肯定感とは、自分のことを肯定的に受け止められる感覚のことです。完璧にできるという意味ではなく、うまくいかないことがあっても、自分には良いところがある、がんばれば少しずつできるようになるという実感を持てる状態を指します。放課後等デイサービスは、家庭や学校だけでは補いきれない部分を支える場所として、小学生の自己肯定感を丁寧に育てていく役割を担っています。
自己肯定感が低くなっているお子さんは、自分に対して厳しい言葉を使うことが増えます。例えば、新しいことに誘われてもすぐに断ってしまう、少しつまずいただけで気持ちが切れてしまう、友だちと比べて落ち込むことが多いといった姿が見られることがあります。行動としては、チャレンジする前からあきらめてしまう、できることまで人に任せようとする、成功した時でさえ自分の力を認めず運が良かっただけと受け止めてしまう場合もあります。
こうした様子が続くと、日常生活の中で達成感を味わう機会が少なくなり、さらに自己肯定感が下がるという悪循環が生まれます。放課後等デイサービスでは、療育の視点からお子さんの小さな変化やがんばりを拾い上げて、できた部分を一緒に喜ぶことで、この流れを少しずつ変えていくことを大切にしています。
療育の現場では、自己肯定感は突然高まるものではなく、安心できる人間関係と、成功体験の積み重ねの中で少しずつ育っていくものとして捉えています。まず必要なのは、失敗しても責められない安心感です。思い通りにできなかった時に、責めたり急がせたりするのではなく、気持ちを受け止めてもらえる経験が増えるほど、お子さんは再び挑戦しやすくなります。
もう一つの土台は、結果だけではなく過程を認めてもらう経験です。最後まで取り組んだこと、人の話を聞こうとしたこと、自分の気持ちを言葉にしようとしたことなど、目に見えにくいがんばりを言葉にしてもらうことで、お子さんは自分の中にある力に気づきやすくなります。放課後等デイサービスでは、このような視点でお子さんの行動を細かく見ていくことで、自己肯定感の土台を一緒に育てていきます。
放課後等デイサービスの療育では、特別なイベントや大きな成果だけを目指すのではなく、日々の活動の中に小さな成功体験をたくさん散りばめていくことが重要です。
お子さんの特性やその日の体調に合わせて活動の難易度を調整し、無理のない範囲で「できた」「やり切れた」という感覚を味わえるようにすることで、自己肯定感の育ちを支えます。
成功体験を増やすうえでキーになるのが、スモールステップの考え方です。いきなり大きな目標を目指すのではなく、お子さんが今の力で少しがんばれば届きそうな小さな目標を設定していきます。例えば、苦手な動きがある場合には時間を短くする、回数を減らす、得意な動きと組み合わせるといった工夫をしながら、自分でもやってみようと思えるラインを一緒に探していきます。
スモールステップの良いところは、成功の機会が増えるだけでなく、途中でつまずいた時にも調整しやすい点です。今日はここまでできたから次はここまで挑戦してみようというように、少しずつ目標を前に進めていくことで、お子さんの中にやればできるという感覚が少しずつ育っていきます。放課後等デイサービスでは、一人ひとりの発達段階や特性を丁寧に見ながら、このスモールステップを組み立てていくことが大切です。
成功体験は、ただできた瞬間だけで終わらせるのではなく、その出来事を一緒に振り返ることで、お子さんの中により深く残っていきます。うまくいった時には、すごいねという一言で終わらせるのではなく、どの部分をがんばったのかを具体的に伝えることがポイントです。最後まであきらめなかったね、昨日より落ち着いて取り組めたねといった言葉かけは、お子さんに自分の努力の方向性を伝えることにつながります。
また、できなかったところにばかり目を向けるのではなく、できた部分も合わせて振り返ることも大切です。うまくいかなかった場面でも、最初より声かけへの反応が良くなっている、スタッフの説明を聞こうとしているなど、成長の芽になっている行動は必ず見つかります。放課後等デイサービスでは、こうした変化を見逃さず言葉にして伝えることで、お子さん自身が少しずつ自分の成長に気づけるよう支援していきます。
小学生の自己肯定感は、一度下がってしまうと元に戻らないものではありません。安心できる人との関わりの中で、小さな成功体験を積み重ねていくことで、少しずつ自分を肯定的に見られるようになっていきます。放課後等デイサービスは、お子さんの発達や特性に合わせて、そうした経験を丁寧に積み上げていくための場所です。保護者の方が一人で抱え込まず、専門職と一緒にお子さんの成長を見守っていける環境づくりも大切になってきます。
児童発達支援事業所ゆめラボでは、広島県での新たな支援の場として、2026年4月から放課後等デイサービスの開始を予定しています。
お子さんの自己肯定感や学校生活、人間関係などについて不安や気になることがある場合は、利用を検討している段階でもかまいませんので、どうぞ気軽にご相談ください。
お住まいの地域やお子さんの状況に合わせて、一緒に今後の関わり方を考えていければと思います。
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