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療育情報

2025.04.18

【シリーズ第4回】その行動には理由がある? 子どもの「困った」をやさしく読み解くヒント

 

「お友だちをたたいてしまう」「片付けをぜんぜんしない」「急に大声で泣き出す」、日々の子育てのなかで、「どうしてこんなことをするの?」と感じる子どもの行動に戸惑うことはありませんか?

でも、実は子どもたちの“困った行動”の背景には、うまく言葉にできない「気持ち」や「伝えたいこと」が隠れていることが多いのです。

 

今回は、そんな子どもの行動を「伝え方」として捉え、家庭でできる見守り方や、支援の視点をご紹介します。

 

困った行動=気持ちのサイン?

 

子どもが見せる「困ったな」「なんで?」という行動。実はそれは、「わかってほしい」「伝えたい」「困ってる」というサインかもしれません。

この章では、そうした子どもの行動にどういった意味が隠れているかを紐解いていきます。

「わざと」じゃないかもしれない

たとえば、お友だちのおもちゃを突然取ってしまったり、走り回ってなかなか話を聞けなかったり。

一見「わざとやっている」と思える行動も、実は“どうしたらいいか分からない”という気持ちの表れであることが少なくありません。

 

子どもはまだ、言葉や表情でうまく気持ちを伝えるのが難しい時期。だからこそ、行動がことばの代わりになっていることもあるのです。

「できない」のではなく「困っている」

たとえば「片付けができない」という子も、

 

・何から始めればいいのか分からない
・片付けという言葉があいまいで理解しづらい
・集中が切れている状態で、次に切り替えられない

 

など、「苦手なこと」と「分かりづらさ」が重なって、結果的にできない状態になっている場合があります。

 

まずは「できない=困っているかも」と考えることで、子どもの見え方が少し変わってくるかもしれません。

「叱る」より「気づく」視点へ

もちろん、危険な行動や他の子とのトラブルには注意が必要ですが、その前に「なぜ、そうしたのかな?」という視点を持つだけで、子どもの気持ちに寄り添いやすくなります。

 

叱る前に、行動の背景に目を向けること。それが、安心感のある関係づくりの第一歩です。

家庭でできる!行動の理解とサポート

 

子どもの行動に戸惑ったとき、家庭でできるちょっとした工夫や声かけがあります。

この章では、「気づいてあげる」「伝えてあげる」「待ってあげる」という3つの視点から、日常の中で取り入れやすいサポートを紹介します。

言葉で整理してあげる

子ども自身も「どうしてこうなったか」を分かっていないことがよくあります。

そんなときは、行動と言葉をつなげてあげることが大切です。

 

たとえば、

 

「イヤだったんだね」
「びっくりしたのかな」
「かしてって言いたかったのかもね」

 

このように、大人が“気持ちを代弁する”ことで、子どもも少しずつ「自分の気持ちに気づく力」が育っていきます。

落ち着ける場所と時間をつくる

気持ちが高ぶっているときに無理に話をしても、子どもは受け止めることができません。

まずは静かな空間や、安心できる場所に移動するなど、落ち着ける環境をつくることもサポートのひとつです。

 

「安心したら話せる」「落ち着いたら行動に移せる」、そんな経験を積み重ねることが、切り替えの力につながります。

完璧を目指さなくていい

毎回、うまくいく必要はありません。むしろ「今日は話せた」「今日は落ち着けたね」と、小さな一歩を認め合うことが大切です。

 

行動の背景にある気持ちを知ろうとする姿勢だけでも、子どもとの関係はぐっと変わっていきます。

支援の場ではどんな関わりをしているの?

 

児童発達支援などの現場では、子どもの「困った行動」を問題ではなく“支援のきっかけ”として捉えています。

この章では、支援者がどんな視点で子どもと向き合い、どうやって家庭と協力しているのかをご紹介します。

行動を「困りごと」として共有する

「できないこと」ではなく「支援が必要なポイント」として行動を見ることで、無理なく、少しずつ進められるアプローチを探っていきます。

 

たとえば、「お片づけが苦手」という子には、

・視覚的な指示を使う
・手順を分かりやすく見せる

といった工夫を取り入れて、できる・分かるの実感を育てています。

一人ひとりに合った関わり方

同じような行動でも、子どもによって理由はさまざまです。

だからこそ、一人ひとりに合った支援計画を立て、細やかな関わりを重ねていくことが大切にされています。

 

子どもの発達特性を理解したうえで、より良い関わり方をチームで検討する姿勢も、支援の現場ならではの強みです。

家庭との連携で一貫性を

支援の中だけでうまくいっても、家庭で困りごとが続いてしまうこともあります。

だからこそ、ご家庭と日々の様子を共有しながら、一緒に考えていく連携が欠かせません。

 

「教室と家庭、どちらでも安心して過ごせるように」という視点で、支援が組み立てられています。

まとめ

 

子どもの「困った行動」には、必ず理由や気持ちがあります。

言葉で伝えられない代わりに、行動で必死に表現しているのかもしれません。だからこそ、「なぜ?」ではなく「どうしたのかな?」と考えてみることが、子どもとの関わりの第一歩になります。

 

完璧じゃなくて大丈夫。毎日の中で、少しずつ「見守る」「代弁する」「一緒に考える」を繰り返すことが、子どもが安心して自分を表現できる大切な土台になっていきます。

 

ゆめラボでも、子ども一人ひとりの行動の背景に目を向けながら、丁寧に寄り添う支援を大切にしています。

「困った」を「わかった」に変えていく、その小さな積み重ねをこれからも一緒に歩んでいけたらと思います。

 

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