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療育情報

2025.04.21

【シリーズ第5回】子どもがすぐ怒る・泣くのはなぜ?感情との付き合い方を考えるヒント

 

子どもが突然怒り出したり、泣き止まなかったり…。

そんな場面に戸惑い、「どう対応すればいいのか分からない」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。

 

今回のテーマは、“子どもの感情との付き合い方”。

泣く・怒るといった行動の背景には、言葉では伝えきれない「気持ち」や「困りごと」が隠れていることがあります。

 

感情を無理に抑えるのではなく、「どうしてそうなるのか?」を一緒に考えることが、子どもの安心や自己理解につながります。

本記事では、感情のコントロールが未熟な子どもに寄り添う視点と、家庭や支援現場でできる関わりのヒントをご紹介します。

 

感情のコントロールは「教える」ものではなく、育っていくもの

 

子どもがかんしゃくを起こしたり、すぐに泣いたり怒ったりする様子を見ると、「どうしたら落ち着けるのか」「叱ったほうがいいのか」と悩む保護者の方も少なくありません。

でも実は、感情のコントロールは「身につけるもの」ではなく、「時間をかけて育っていくもの」。
脳の発達や周囲の関わり方に大きく左右されるため、大人のように自分で気持ちを整理して切り替えることは、幼児期の子どもにはとても難しいことなのです。

ゆめラボでは、感情がうまく扱えない時期の子どもに対して、叱るのではなく、“気持ちに気づく関わり”を大切にする支援を行っています。

「泣く」「怒る」は“ことばの代わり”かもしれない

発達の途中にある子どもたちは、自分の気持ちを正確に言葉にすることができない場合があります。

そのため、「うまく伝えられない」「どうしていいかわからない」といった“困りごと”が、怒りや涙として表に出てくることがあるのです。

 

「やりたかったのにできなかった」

「思い通りにいかなくて悔しかった」

 

そんな感情を、“怒る”や“泣く”という形で表現していることも。

まずは「そう感じたんだね」と受け止めてあげることが、気持ちを育てる大切な第一歩になります。

「静かにできない=ダメなこと」ではありません

公共の場で騒いでしまったり、他の子に手が出てしまうと、「いけないこと」として注意したくなるものです。

もちろん、社会的なルールを学んでいくことは大切ですが、それ以上に重要なのは、「なぜそうしたのか」を一緒に考える姿勢です。

 

大人の「困ったな」と感じる行動の裏には、子どもの「どうしていいかわからない」が隠れていることがあります。

一方的に制止するのではなく、子どもの気持ちを整理する“手伝い”をすることで、感情の扱い方が少しずつ身についていきます。

落ち着ける方法は、“その子なり”のかたちで見つけていける

 

感情が高ぶってしまったとき、どうしたら落ち着けるのかは、子どもによって異なります。

安心できる場所や関わり方は一人ひとり違うからこそ、支援の現場では「落ち着きやすい方法」を一緒に見つけるアプローチが必要です。

 

ゆめラボでは、その子のペースや反応に合わせて、“クールダウン”や“安心できる空間づくり”に力を入れた支援を行っています。

深呼吸や「いったんおやすみ」も大切な選択肢

気持ちが爆発しそうなとき、「どうしたら落ち着けるか」を子ども自身が知っている場合もあります。

たとえば、「少しひとりになりたい」「大人にくっついていたい」などの感覚です。

 

こうしたタイミングでは、「落ち着いたら教えてね」「いつでも声かけてね」と伝え、子どもが自分で気持ちを切り替える準備ができるのを待つ関わりが大切になります。

「気持ちマーク」や視覚的なサポートも効果的

ことばでのやりとりが難しいお子さまには、視覚的に気持ちを伝えたり、気持ちの状態を選べるツールが有効です。

「いまは怒ってる?」「すごくかなしい?」など、表情のイラストを使ったカードなどを使いながら、感情に“名前”をつけていくことで、自分の状態を知るきっかけにもなります。

 

ゆめラボでも、こうした視覚的支援を積極的に取り入れながら、子どもが感情に向き合う練習をサポートしています。

気持ちを認められた経験が、「自分らしくいられる力」につながる

 

子どもが自分の気持ちを出せたとき、「そうなんだね」「悔しかったんだね」と受け止められる経験が積み重なると、子どもは安心します。

「この人に伝えてもいいんだ」「この気持ちは出していいんだ」と思えることが、自己肯定感や信頼関係の土台になっていきます。

 

感情は、コントロールされるべきものではなく、“気づいてあげるもの”だと私たちは考えています。

「怒らせない」ではなく、「怒っても大丈夫」と思える関係へ

大人が「怒らせないようにしよう」と接していると、子どもも「怒ってはいけない」と思いこむようになります。

それよりも、「怒っても、受け止めてくれる人がいる」「一緒に考えてくれる人がいる」と思える関係性があることが、子どもの情緒の安定に大きな影響を与えます。

ゆめラボの支援でも、「気持ちに寄り添う」を第一に

ゆめラボでは、子どもたちが安心して“感情を出せる場所”をつくることを、個別療育の大切な目的のひとつとしています。

「なぜそうしたのか」「今どんな気持ちなのか」を一緒に考えることで、行動だけでなく“気持ち”そのものを育てる支援につながっています。

まとめ

 

子どもが泣く、怒る、パニックになる、そんなとき大人は「どうしたら止められるか」と考えがちです。

でも実は、「止める」よりも「気づく」ことの方が、ずっと子どもにとって力になるのです。

 

感情を抑えることではなく、安心して表現できることが、子どもの成長の土台になります。

ゆめラボ鶴舞教室(名古屋市中区)では、こうした“感情に寄り添う支援”を個別療育の中でていねいに実践していきます。

 

「わがままじゃないかも」「困っているのは子ども自身かも」

そんな気づきが、親子の関係をやわらかく、あたたかくしてくれるかもしれません。

 

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