「児童発達支援事業所に通わせたほうがいいのかな。でも、送り迎えが増えたら大変そう……」
ゆめラボでも、はじめてご相談にいらした保護者の方からよくいただく声です。
たしかに、児童発達支援事業所を利用すると、送り迎えなど「目に見える負担」は一時的に増えることがあります。
一方で、子育てや支援をひとりで抱え込んでいた心の負担・時間的な負担は、大きく減ることが多いのも事実です。
このページでは、児童発達支援事業所のスタッフである立場から、親の負担が「増えるところ」と「減るところ」を整理しながら、実際のイメージをわかりやすくお伝えします。
INDEX
まずは、児童発達支援事業所を利用することで、実際に増えやすい負担について整理してみましょう。ここをきちんとイメージしておくと、「思ったより大丈夫」「ここは家族で協力しよう」といった見通しが立ちやすくなります。
一番わかりやすいのは送り迎え(送迎)の負担です。児童発達支援事業所は、保育園・幼稚園とは別の場所にあることが多く、自宅→園→事業所→自宅というように移動が増える家庭もあります。
また、
・下のきょうだいを連れて行く必要がある
・雨の日や真夏・真冬は、移動だけで一苦労
・車が使えないときは、バスや電車の乗り継ぎが必要
といった大変さを感じる保護者の方も少なくありません。
「通わせたい気持ちはあるけれど、送迎の段取りを考えるだけで疲れてしまう」という声もよく聞かれます。
児童発達支援事業所に通う時間を確保するためには、家族全体のスケジュールを組み直す必要が出てきます。
たとえば、
・送迎時間に合わせて、保護者の勤務時間や休憩時間を調整する
・きょうだい児の習い事や通院の時間をずらす
・祖父母に一部の送迎や留守番をお願いする
といった工夫が求められることがあります。
最初のうちは「やることが増えた」と感じやすく、慣れるまでが一番たいへんと言えるかもしれません。
児童発達支援事業所では、多くの場合、連絡帳や持ち物の準備が必要になります。
・お着替え・タオル・水筒などの持ち物チェック
・その日の体調や様子、気になることを連絡帳に記入
・園や家庭での出来事を簡単にまとめて伝える
といった小さな作業が、毎日の積み重ねになると「ひと手間」に感じることもあります。
ただし、これらはスタッフと情報を共有し、家庭での困りごとを一緒に考えてもらうための大切な手がかりにもなります。
一方で、児童発達支援事業所に通い始めると、「目に見えにくいけれど、確実に軽くなる負担」もたくさんあります。
送り迎えの大変さを差し引いても、トータルでは負担が減ったと感じる保護者の方が多いのが実感です。
児童発達支援事業所には、保育士・児童指導員・言語聴覚士・作業療法士・心理士など、発達支援の専門職が関わっています。
「なんでこういう行動をするの?」「どう関われば落ち着くの?」といった日々の悩みを、一緒に整理し、具体的な関わり方を提案してもらえることは、大きな支えになります。
ひとりで検索し続けたり、正解がわからないまま手探りを続けたりするよりも、「我が子に合ったやり方」を専門職と一緒に考えられることで、保護者の心の負担は確実に軽くなっていきます。
児童発達支援事業所では、ことば・コミュニケーション・感覚・体の使い方・生活動作など、日常生活に直結する部分を少しずつ練習していきます。
たとえば、
・パニックになりやすかった場面が少しずつ減る
・こだわりの切り替えに時間はかかるが、「前より楽になった」と感じる
・トイレ・着替え・食事などの自立が少しずつ進む
こうした変化が重なってくると、「家での毎日がラクになった」「怒る回数が減った」とおっしゃる保護者の方が多いです。
結果として、心身の消耗やイライラが減り、親自身の生活の質が上がるという形で負担軽減につながります。
多くの児童発達支援事業所では、保護者面談やペアレントトレーニングなど、家族支援のプログラムを行っています。
・子どもの特性を専門家の視点から説明してもらえる
・「叱る」以外の関わり方を一緒に練習できる
・同じ悩みを持つ保護者同士で、気持ちを共有できる
といった機会は、「どうしたらいいかわからない」という不安を減らし、親としての対応力を高めてくれます。
一度身についた関わり方は、きょうだい児や今後の成長段階にも活かせるため、長い目で見て大きな負担軽減になります。
児童発達支援事業所の大きな役割のひとつは、お子さまだけでなく、家族全体の負担を軽くすることです。
その中でも、見落とされがちなのが保護者の「心の負担」。通所をきっかけに、ここが大きく変わる方がたくさんいらっしゃいます。
「育て方が悪いのかな」「私のせいかな」と、ひとりで抱え込んでこられた保護者の方は少なくありません。
児童発達支援事業所に通うようになると、
・子どもの様子を理解してくれるスタッフがいる
・日々の小さな変化を一緒に喜んでくれる
・困ったときに「こんなときどうしたらいい?」と相談できる
という環境ができます。
「一人じゃない」「ここでなら話しても大丈夫」と思える場所ができることは、心の負担を大きく減らしてくれます。
児童発達支援事業所での支援を通して、
・できなかったことが、少しずつできるようになっていく
・苦手な場面でも、自分なりに乗り切れる方法が見つかる
・集団の中で過ごす練習が進み、就園・就学へのイメージが持てる
といった変化が見えてくると、保護者自身の気持ちも変わってきます。
「この子なりのペースで成長している」「今できていることに目を向けよう」と思えるようになると、漠然とした将来不安は少しずつ小さくなっていきます。
児童発達支援事業所を利用することで、夫婦や家族で子どもの特性を共有しやすくなるというメリットもあります。
面談や支援記録を一緒に見ながら話をすると、
・夫婦で「こういう関わり方でいこう」と方向性をそろえやすい
・祖父母にも、専門職の説明を通じて理解を深めてもらえる
・きょうだい児への声かけも含めて、家族全体で工夫しやすくなる
など、「ママだけが頑張る」「パパだけが責められる」状態から抜け出しやすくなります。
結果として、家族関係のこじれや孤立感が減り、精神的な負担がぐっと軽くなるケースも多く見られます。
最後に、ゆめラボに相談に来られる保護者の方の中で、児童発達支援事業所の利用による負担軽減を感じやすいケースをいくつかご紹介します。
「うちにも当てはまるかも」と思われた方は、一度見学や相談を検討してみてください。
・気を抜くとすぐにケガにつながりそうで、目が離せない
・かんしゃくやパニックが多く、1日が終わるころには親がぐったり
・きょうだい児にも我慢をさせていると感じ、心苦しい
といった状態が続いているご家庭では、「安心して任せられる場所ができること」そのものが大きな支えになります。
短い時間でも、親が休息をとれる時間があるかどうかで、毎日の乗り切り方は大きく変わります。
「ダメ」「やめて」「どうしてわからないの?」という声かけが増えてしまい、
・子どもも頑張っているのはわかっているのに、つい強く言ってしまう
・寝顔を見るたびに、「今日も怒ってばかりだった」と落ち込む
という保護者の方も多いです。
児童発達支援事業所では、子どもの特性を踏まえた環境調整や声かけの工夫を重ねていきます。
その中で、「まずはできているところに目を向けてみましょう」といった提案を受けることで、親子ともに少しずつ笑顔が戻り、気持ちの負担が軽くなっていくことが期待できます。
すでに健診や発達相談で専門機関を紹介されている方の中には、
・「様子を見ましょう」と言われたものの、家庭でどう過ごせばいいかわからない
・本やネットで情報は集めるが、我が子に合っているか自信が持てない
という不安を抱えているケースもあります。
児童発達支援事業所では、実際の生活場面をイメージしながら、具体的な支援方針や関わり方を一緒に考えていきます。
「やるべきこと」が少しずつハッキリしてくることで、行動レベルでの負担も、気持ちの負担も軽くなる方が多いです。
児童発達支援事業所に通うと、たしかに送り迎えや準備といった「目に見える負担」は一時的に増えるかもしれません。
それでも、
・専門職と一緒に子どもの特性や関わり方を考えられる
・家庭での困りごとが少しずつ減り、毎日がラクになる
・「ひとりで抱え込まなくていい」という安心感が得られる
といった点から、トータルで見ると親の負担が軽くなったと感じるご家庭が多いのが、現場での実感です。
ゆめラボは、児童発達支援事業所として「お子さまの支援」と同じくらい「保護者の支援」を大切にしています。
「送迎が大変そうで迷っている」「うちの子に合うのか話だけでも聞きたい」など、どんな小さなご相談でもかまいません。
見学・無料相談も随時受け付けていますので、まずはお近くの児童発達支援事業所ゆめラボまで、お気軽にお問い合わせください。
「送り迎えは増えるけれど、それ以上に親子の負担が軽くなる」——ゆめラボは、その実感をご家庭と一緒に作っていける存在でありたいと考えています。
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