「ソーシャルスキルトレーニング(SST)は大事なのは分かるけれど、家では何をしたらいいの?」「児童発達支援事業所で習ったことを家庭でも続けたい」と感じている保護者の方は多いです。
SSTは特別な教材や長い時間がなくても、毎日の生活の中に少しずつ取り入れていくことができます。むしろ、家族とのいつものやりとりの中で繰り返されるからこそ、子どもの力になりやすい面もあります。
このコラムでは、児童発達支援事業所ゆめラボでの支援の視点をふまえて、家庭でできるSSTを、無理なく・自然に・今日から始められる形でご紹介します。最後に、ゆめラボへのご相談方法もご案内します。
INDEX
SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、あいさつ・順番を待つ・お願いのことば・断り方・気持ちの伝え方など、「人と関わるためのスキル」を練習するための方法です。児童発達支援事業所のSSTの時間だけで完結するのではなく、家庭や園・地域生活の中で同じスキルをくり返し使っていけるかどうかが、定着のカギになります。
児童発達支援事業所では、「あいさつの練習」「ことばでお願いをする練習」「いやな時の伝え方」など、テーマを決めてSSTを行うことが多くあります。その内容を家庭でも活かすためには、次のようなポイントが役立ちます。教室で使っている言い回しを、家でもできるだけ同じように使う(例:「順番こしようね」「ことばで『貸して』って言ってみよう」など)。
家でも「できた瞬間」を見つけてほめる。「自分から『おはよう』って言えたね」「ちゃんと順番待てたね」など、その場ですぐに言葉にして伝えます。うまくいかない日は無理に練習しない。疲れている・体調がよくない日には、「今日はがんばらなくていい日」にするのも大切です。
こうした小さな工夫の積み重ねが、「児童発達支援事業所のSST」と「家での生活」がつながっていく助けになります。
SSTというと、「毎日しっかり練習しないといけない」「きちんとできるまで続けないと」と思ってしまいがちですが、家庭でのSSTは『完璧』ではなく『小さな成功体験』がゴールです。
最初は1日に1回、1つの場面だけを意識する。「できなかったこと」より「できた一部」に目を向けてほめる。大人の都合で長くなりすぎないよう、短時間で切り上げる。
例えば、朝のあいさつができた日は「今日は『おはよう』が言えたね。うれしかったよ」としっかり伝えるだけでも、立派なSSTになります。「毎日10分の特別な練習」より、「毎日10秒のうれしい言葉かけ」の方が、お子さんの心に残ることも少なくありません。
ここからは、特別な準備をしなくても始められる、家庭でのSSTの取り入れ方を「場面別」にご紹介します。すべてを一度にやろうとせず、「うちではこれならできそう」と感じるものから、1つずつ試してみてください。
朝の時間はバタバタしてしまいやすいですが、実は「段取り」や「やりとり」のSSTにぴったりの場面です。例えば、次のような工夫ができます。
チェック表や絵カードで「順番」を見える化する。「パジャマを脱ぐ → 顔を洗う → 着替える → ごはん」のように、イラストや写真で流れを貼っておき、「どこまでできたか」を一緒に確認します。
声かけを「指示」から「やりとり」に変える。「着替えなさい」ではなく、「次は何をするんだったかな?」「顔を洗う?それとも先に着替える?」と質問を交えながら進めます。
できたらその場で短くほめる。「自分で次のことが分かったね」「『手伝って』って言えたね」など、具体的に伝えます。このような関わりは、先の見通しを持つ力や自分からことばで相談する力につながります。児童発達支援事業所で行うSSTとも相性のよい、大切な土台になる部分です。
食事やおやつの時間は、お子さんにとって楽しみな時間。ここにSSTを少しだけプラスすると、待つ力や「ちょうだい」「貸して」のことばを自然に練習できます。
「順番カード」や「順番のことば」を決めておく。兄弟でお菓子を分ける時など、「今日はお兄ちゃんが先、明日は弟が先」と決めておき、「今日は○○くんが1番ね」と視覚+ことばで伝えます。
ほしい時はジェスチャーでなくことばで伝える練習。「指さし」や「取ってしまう」前に、「『ちょうだい』って言ってみようか」と提案し、大人が一緒に言ってみます。待てた時間をしっかり認める。5秒でも待てたら「今、すこし待てたね。えらかったね」と言葉にして伝えます。
食事中ずっと練習する必要はありません。「今日は最初の5分だけ、順番と『ちょうだい』を意識してみよう」など、時間を区切ると保護者の方の負担も少なく続けやすくなります。
家庭でできるSSTは、特別な教材や完璧な進め方よりも、「日常の中でちょっと意識する」ことが何より大切です。
朝のあいさつ、身支度、食事、きょうだいとのやりとり…。その一つひとつが、実はSSTのチャンスになります。
とはいえ、ご家庭だけで工夫を続けるのは、とても大変なことです。うまくいかない日があったり、「この関わり方で合っているのかな?」と不安になることもあると思います。児童発達支援事業所ゆめラボでは、教室でのSSTだけでなく、ご家庭での関わり方や「家でできるSST」のアイデアも一緒に考えながら支援しています。
「家庭でどんなSSTをしたらいいか相談したい」「うちの子に合った練習方法を知りたい」と感じたときは、お近くのゆめラボの教室まで、どうぞ気軽にお問い合わせください。
見学・体験や子育て相談を通して、お子さんとご家族に合ったSSTの進め方を、一緒に見つけていきましょう。
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