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療育コラム

2026.03.10

家庭でできる療育|まねっこ遊びで発語のきっかけを増やす方法をご紹介!

 

「ことばを増やしたいけれど、何から始めればいいのかわからない」「話してほしい気持ちが強くて、つい先回りしてしまう」。そんな思いを抱えている保護者の方は少なくありません。

子どものことばは、教え込むだけで増えるものではなく、楽しいやり取りの中で少しずつ育っていくことが多いです。

 

そこで家庭で取り入れやすいのが、まねっこ遊びを使った関わりです。まねる、まねられる、声を重ねる、動きを合わせるといったやり取りは、子どもにとって負担が少なく、発語のきっかけにつながりやすい入り口になります。

児童発達支援事業所ゆめラボでも、子どもの療育を考えるうえで、まずは「ことばを出したくなる空気づくり」を大切にしています。

 

今回は、発達障害のあるお子さまや、ことばの伸びが気になっているご家庭に向けて、家庭でできる療育としてのまねっこ遊びの考え方と、発語のきっかけを増やす関わり方をご紹介します。

まねっこ遊びが発語のきっかけになりやすい理由

 

子どもの療育の中でことばを育てていくとき、大切なのは「言わせること」よりも、「声を出したくなる関係」をつくることです。

まねっこ遊びには、相手への注目、気持ちの共有、タイミングを合わせる感覚が自然に入りやすく、発語の土台づくりに向いています。ことばがまだ少ないお子さまでも参加しやすく、遊びとして続けやすいのも大きな魅力です。

ことばの前に育ちやすい「見る・合わせる・楽しい」がある

発語は、単に口の動きだけで生まれるものではありません。相手の顔を見ること、相手の声に気づくこと、一緒にいる時間を心地よいと感じることが重なって、少しずつ「自分も何か出してみよう」という流れが生まれます。

 

まねっこ遊びでは、親が子どもの動きをまねたり、子どもが親の表情や声をまねたりする中で、「同じことをしている」「今つながっている」という感覚が育ちやすくなります。このやり取りが増えてくると、身ぶりだけだった表現に声が添わったり、いつもの遊びの中で音を出す回数が増えたりしやすくなります。

言葉を求めすぎずに、声が出やすい流れをつくれる

ことばを増やしたい気持ちが強いと、「言ってみて」「もう一回言えるかな」と声をかけたくなることがあります。もちろん場面によってはそれも必要ですが、毎回求められる形になると、子どもによってはしんどさが先に立ってしまうこともあります。

 

その点、まねっこ遊びは「できたかどうか」より「一緒に楽しめたか」を大事にしやすい関わりです。

たとえば「ぶーぶー」「わんわん」「ぱくっ」など、短くてまねしやすい音を遊びの流れにのせることで、ことばの練習らしさが強くなりすぎません。

 

発達障害のあるお子さまの中には、構えずに出せる場面のほうが声につながりやすいケースも多く、家庭でできる療育として取り入れやすい方法です。

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家庭でできる療育としてのまねっこ遊びの進め方

 

家庭でまねっこ遊びを取り入れるときは、難しい準備は必要ありません。

大切なのは、子どもが今おもしろいと感じているものに大人が入っていくことと、ことばを無理に引き出そうとしすぎないことです。生活の中の数分でも続けやすく、親子で笑い合える時間になれば、それ自体が発語のきっかけを増やす土台になります。

動きのまねから始めて、音やことばを少しずつ添える

最初からことばのまねを目指さなくても大丈夫です。まずは拍手、ばんざい、ほっぺをさわる、机をトントンするなど、目で見てわかりやすい動きのまねから始めると入りやすくなります。子どもがその動きを見て笑ったり、少しでも近い動きを返してくれたりしたら、そこで十分にやり取りが生まれています。

動きのやり取りが続くようになってきたら、「トントン」「ぱっ」「ぎゅー」など、短い音を添えていきます。ここで長い説明は必要ありません。動きと音がぴたりと重なると、子どもは意味より先にリズムとして受け取りやすくなります。子どもが声を出さなくても、大人が楽しそうに繰り返すことで、耳に残る回数が増えていきます。

 

たとえば車のおもちゃなら、走らせながら「ぶー」、止まったら「ぴたっ」、落ちそうになったら「あっ」といったように、場面に合う短い音を使うと、ことばが遊びの中に自然に入ります。子どもの療育では、こうした「動きと声が結びつく経験」が大切です。

子どもが出しやすい音を見つけて、成功体験を重ねる

発語のきっかけを増やしたいときは、まだ難しいことばよりも、出しやすい音から始めるほうがうまくいきやすいです。口をしっかり動かす言葉より、「あっ」「おっ」「うー」「まんま」「わんわん」など、真似しやすい音のほうが参加しやすいお子さまもいます。

 

おすすめなのは、子どもが好きな遊びに合わせることです。風船をふくらませる前に「ふー」、積み木が倒れたら「どーん」、ぬいぐるみにごはんをあげながら「ぱくっ」、くすぐる前に「こちょこちょ」など、場面と音が結びついていると、意味が伝わりやすくなります。

 

大事なのは、少しでも声が出たらそこでやり取りを前に進めることです。はっきり言えたかどうかにこだわりすぎず、口が動いた、息が出た、似た音が出たという小さな反応を受け止めることで、子どもは「声を出すと楽しいことが起きる」と感じやすくなります。そうした経験の積み重ねが、次の発語につながっていきます。

まとめ|まねっこ遊びを通して、ことばの芽を家庭で育てていきましょう

 

家庭でできる療育としてのまねっこ遊びは、特別な道具がなくても始めやすく、親子のやり取りの中で発語のきっかけを増やしやすい関わり方です。

大切なのは、ことばを急がせることではなく、子どもが「見たい」「まねしたい」「もう一回やりたい」と思える時間をつくることです。

 

発達障害のあるお子さまはもちろん、ことばの伸び方がゆっくりなお子さまにも、合う関わり方は一人ひとり違います。

うまく反応が返ってこない日があっても、それだけで後退しているわけではありません。楽しいやり取りを積み重ねながら、その子に合ったペースで進めていくことが何より大切です。

 

ゆめラボでは、子どもの療育を考えるうえで、家庭でも続けやすい関わり方を保護者の方と一緒に見つけていくことを大切にしています。

まねっこ遊びを使った発語のきっかけづくりが気になる方、ことばの伸びについて相談したい方は、ぜひ児童発達支援事業所ゆめラボへお問い合わせください。

 

 

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