夜になると元気になってしまう、布団に入ってからもソワソワして動き続けてしまう、急に不安が強くなって眠れなくなる。発達障害の特性があるお子さまの中には、そんな「眠りに入りにくい」「寝るまでに時間がかかる」お悩みを抱えている方が少なくありません。
とはいえ、いきなり生活全体を大きく変えるのは、ご家族にとっても負担が大きいものです。
児童発達支援事業所ゆめラボでは、子どもの療育の一つとして、「寝る前15分だけ、おうちでできる小さなルーティン」を大切にしています。
ここでは、発達特性のあるお子さまと保護者の方に向けて、今日から試しやすい“夜の15分ルーティン”のアイデアをご紹介します。
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眠りが苦手なお子さまは、一日の終わりにも頭やからだがフルスピードのままで、「今はゆっくり休む時間」という切り替えが難しいことがよくあります。そんなときに役立つのが、「寝る前15分は毎日だいたい同じ流れで過ごす」というシンプルな夜のルーティンです。
「このあそびをしたら、次は歯みがき」「この絵本を読み終わったら、おやすみ」というように、短いパターンが決まってくると、お子さまの中で少しずつ「そろそろ寝る時間だな」という合図になっていきます。完璧な流れを作る必要はありません。親子ともに負担にならない範囲で、できることから始めてみるのがポイントです。
まずおすすめしたいのが、寝る前5分ほどの「おしゃべりタイム」です。難しい会話ではなく、「今日いちばん楽しかったことは何だったかな?」「おやつは何がおいしかった?」といった、思い出しやすい話題で十分です。
上手に話せなくても問題ありません。「うん」「いやだ」の一言でも、表情や身ぶりでも、その子なりのサインを受け止めてあげることが大切です。小さな会話を積み重ねることで、一日の終わりに気持ちをゆるめやすくなり、「おしゃべりしたら寝る時間」という流れも作りやすくなります。
発達特性のあるお子さまの中には、からだの感覚が高ぶりやすいタイプの方もいます。そのような場合には、寝る前の「ゆらゆら・ぎゅー」あそびが役立つことがあります。保護者のひざの上に座ってもらい、少しだけ前後にゆらしたり、背中をやさしくさすったり、抱きしめる時間をつくってみてください。
強く揺らしすぎると逆に目がさえてしまうこともあるので、「電車に乗っているみたいに、ゆっくり」「雲の上でゆらゆらしているみたいに、そっと」など、イメージを伝えながら落ち着いたリズムを意識してみましょう。心地よいスキンシップが、安心感につながり、眠りのスイッチを押しやすくしてくれます。
夜の過ごし方を変えようとすると、「毎日続けられるかな」「特別な道具を買わないといけないのかな」と不安になる保護者の方もいらっしゃいます。ですが、夜の15分ルーティンは、家にあるものと親子の時間だけで始められます。
ここからは、ゆめラボの療育現場でもヒントにしている「おうちでできる療育あそび15分」の具体的なアイデアをご紹介します。全部を一度に取り入れる必要はありません。お子さまの様子を見ながら、「これならできそう」と感じたものを一つ選んで、今日から少しずつ試してみてください。
寝る前の流れがつかみにくいお子さまには、簡単なミニカードを使ったあそびがおすすめです。メモ用紙やカードに、絵や簡単な言葉で「おもちゃを片づける」「歯みがき」「おしゃべりタイム」「おやすみポーズ」などを書いておきます。
寝る前になったら、お子さまと一緒にその中から三つだけ選び、順番に並べます。そして、「今は一枚目だね」「次は二枚目に行こうね」と声をかけながら進めていきます。やることが三つに絞られていると、お子さまも終わりをイメージしやすくなり、「いつまで続くの?」というモヤモヤが少なくなります。カードをめくるたびに「ここまでできたね」と伝えることで、小さな達成感も積み上がっていきます。
もう一つのおすすめは、「絵本」と「呼吸あそび」を組み合わせた夜のルーティンです。寝る前に読む絵本は、毎回内容が変わるものよりも、お子さまが気に入っている同じ本を選ぶと、安心しやすい方も多くいます。ページをめくるテンポも早くしすぎず、落ち着いた声で読んでいきます。
絵本を読み終わったら、明かりを少し落として、「風船になってふくらんで、しぼんでいくイメージで息をしてみよう」と声をかけ、ゆったりとした呼吸あそびにつなげていきます。鼻からゆっくり吸って、口からふうっと吐く。そのたびに「からだがふわっと軽くなってきたね」と声をかけると、親子で同じリズムを共有しやすくなります。これも一回で変化を求めるのではなく、毎晩の小さな習慣として続けてみてください。
発達障害の特性があるお子さまの睡眠の悩みは、「早く寝かさなきゃ」と焦るほど、お互いにしんどくなってしまうことがあります。夜のすべてを変えようとせず、「寝る前15分だけを、親子で落ち着ける時間にしてみる」という考え方は、ご家庭の負担を軽くしながら取り組みやすい方法です。
今回ご紹介した夜のルーティンも、お子さまのタイプによって「合う」「合わない」が分かれます。やってみてうまくいかなかったとしても、「この子には別のやり方が必要なんだな」と気づくきっかけになれば、それも大切な一歩です。
児童発達支援事業所ゆめラボでは、一人ひとりの特性やご家庭の状況に合わせて、個別の療育プログラムとおうちでの関わり方を一緒に考えています。「夜の過ごし方をどう整えていけばいいか分からない」「家でできるルーティンのアイデアがほしい」と感じたときは、ぜひお近くのゆめラボ各教室へお問い合わせください。
見学やご相談の場で、お子さまの様子をうかがいながら、おうちで続けやすい夜の15分ルーティンをご提案させていただきます。
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