みなさん、「環境整備」という言葉をお聞きになったことはありますか?
環境を整備する。文字の通りですが、ゆめラボは他の事業所にはない「環境整備」に、全教室力を入れています。
今回は、ゆめラボの「環境整備」についてご紹介いたします。
ゆめラボの求人にご興味を持っていただけましたらぜひこの記事をご覧ください。
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皆さんは、整理整頓が得意ですか?不得意ですか?
もともと整理整頓が得意な方や苦手な方いるかと思いますが、一日の中で物を探し回る時間は約13.5分間、年間に換算すると54時間と言われています。
それではまずは環境整備の基本方針・重要性についてお伝えいたします。
仕事におけるものを探す時間は、さらに多く一日36分、年間で150時間と言われています。
特に、チームで仕事をするゆめラボのような職場では、物の置き場所を決めることは効率を上げるうえでもとても大切な仕組みと言えます。
どこにどのようにおくかを考えることで仕事をしやすくしていきます。
自社における環境整備の位置付け
環境整備についてゆめラボでは、経営基本方針の柱に入っているほど大切にしています。「環境整備はすべての事業活動の原点とする」としています。環境整備をすることで、かかわる全員が安心して利用することができる。環境整備をすることでお客様も安心し、その結果成果につながる。
環境整備を通して、全員の共通の言語、認識として実行していく。形から入り心に至る。
環境整備を通して、仕事の仕方、考え方を学んでいく。
このようにすべての事業の原点ととらえています。
具体的な目標や目的
ゆめラボは、環境整備を通して環境整備を会社の文化にすることが目標です。仕事をやりやすくするための改善を繰り返し行っていくことで、改善点に目を向けて、1行程、1歩、1秒、1cmの改善で時間を短縮し、お客様への時間、前へ進む時間を生み出すことを目的としています。
どのような成果を目指しているか
結局のところ、環境整備を進めていくこと「見ればわかる」工夫が生まれ、先を見た行動ができるようになります。
また、互いに無駄な声掛けなく仕事を進めることができる。本来必要なところに時間を割くことができるなどの成果が見られます。
また、事前に時間の中で改善ができるように普段の環境整備に関する意識も持つことが習慣化されます。
「改善点を常に考える習慣がつきます」常に最善の策を考えることが習慣化すると仕事に対する意識もマンネリになることなく常に改善意識を持つことができます。
環境整備が進んでいる教室の実績は、必ず成果と連動しています。
自社での環境整備の取り組みの歴史や背景
ゆめラボの環境整備の取り組みは、ゆめラボがスタートする前からはじまっています。2017年から始まりました。学習塾部門でスタートし誰でもができる仕組みに、共通の言語・認識を持つことが働く職員全員に必要だと考え、スタートしました。また、環境整備を実践している複数の会社の事例を学び社内に取り入れていきました。
これまでの取り組みの成果や課題
環境整備導入から7年が経過しました、成果は明らかに整理整頓が進んでおり、定位置管理が進んでいます。そうすることで無駄なものが減り、探す時間が減り、適正在庫を保ち、なかった仕組みが出来上がり、時間意識が芽生え、効率を考えて仕事に取り組むようになりました。
今ある課題は、環境整備のレベルが教室間差があることです。改善の気づく目をどう育てていくのかも今後の課題です。
まずは、私たちのような事業所は、療育道具やプリント課題などのものが多いのか特徴です。
段ボールはあちこちに合ったり、課題が山積みになっていることが多く、制作用の端材もあちこちにというのがよくある姿です。
この物的環境に関しては、ここ数年改善を重ねて成果をあげています。
物的環境について、ゆめラボでは、
・掃除道具置き場
・文具道具置き場
・療育道具置き場
・書類棚
は、全教室2定管理行っています。進んでいる教室は、3定管理を行っています。
2定管理とは、名前表記と場所を決めることです。「なにがどこに」という管理です。名前表記もフォントの大きさや色、写真やイラストなど「見たらわかる」状態を徹底します。
そこまでできたら今度は、3定管理です。定量が加わります。
「なにがどこにどのくらい」そうすることで、備品の在庫管理が見たら状態になり、余分な発注や発注忘れをなくします。
そのほか、ゆめラボでは、15分の日々の環境整備を取り入れています。
普段の開所前の掃除はもちろんですが、15分だけ普段はなかなか掃除しない場所を徹底して磨きこみます。
例えば、エアコンフィルターやファン、換気扇、トイレのタンク、窓の冊子、床のワックスがけ、外の草むしりなど、普段の掃除にプラスして職員で分担して行っていくので、ゆめラボには大掃除がありません。
毎日きれいな環境で仕事に向き合うことができる仕組みがあります。
環境整備に関する社員教育プログラム
ゆめラボでは、日々の清掃と15分の分担掃除に加えて、教室内の環境整備の見直し箇所を半年サイクルで計画し、より効率の良い状態に改善する機会を毎月1回も受けています。
全員でいったん物をすべて出し、いるものといらないものに分けて(整理)、いるものを2定管理、3定管理で整頓します。その実行した結果を、全体へ共有する会も設けています。
また、環境整備点検日を毎月決めて、全教室回って実施状況を確認します。得点化し満点目指して取り組みます。
普段から改善意識が得点となって現れます。
3回連続満点の教室には会社からご褒美があります(笑)
環境整備がもたらす成果は、求人採用の際の見学で表れているように思います。
整理整頓された環境を実際に見られて、会社の風土を感じていただくことができる。
すべてはこれに尽きると思います。
大きな棚などの配置を変えるだけで歩数が削減されたり、置く順番を変えたり、元戻せるように物に同じマークを貼って種類分けしたり、環境整備を行って出てきた職員からのアイデアは数多くあり、個人の成長にも会社の成長にもつながっています。
ゆめラボでの環境整備の取り組みは、この福祉の業界への伝道であると考えています。
実際に同業他社を見学させていただき機会もありその中で、物の多さや整理整頓の必要性を実感しています。
この環境整備の仕組みが展開されれば、労働環境の改善、働く職員の仕事に対する意識も変わっていくのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか?
実際に、ゆめラボでは多くの女性職員が働いていますが、環境整備を行うことで「自分の家の冷蔵庫ででもやってみました」「整理整頓アドバイザー資格を取ろうと思います」など環境整備を実施することで家庭にも波及している事例は多く聞かれます。
仕事でも家庭でも会社にとってもよい環境整備をゆめラボは大切にしています。今回はそんなゆめラボの一面をご紹介いたしました。
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