1歳半検診や3歳児検診などの場だったり、お通いの幼稚園や保育園でお子さまの発達の遅れについての打診をされた場合、どうしたらいいか悩まれることが多いかと思います。
家庭で取り組めることももちろんありますが、専門的に「療育」を受けてみたいといった場合にどのように選んだらいいのか?そんな判断材料になってくれたらと思います。
それでは事業発達支援事業所を選ぶポイントを4つに分けてお伝えいたします。
INDEX
まずは、1つ目はプログラム内容です。
療育プログラム内容が児童発達支援事業所の選び方のポイントになる理由を見ていきましょう
児童発達支援を受けることができる対象は、発達に遅れがあったり、発達障害のある0歳~6歳までの未就学のお子さまです。
療育センター、児童発達支援センター・児童発達支援事業所などが療育を受けることができる施設です。
児童発達支援事業所は、中でも療育プログラムが多岐にわたります。
療育の中には、生活スキルを中心に支援を行う事業所や専門的に言語聴覚士、理学療法士や作業療法士が支援を行ってくれる事業所もあります。
調べる際には、その事業所の取り入れている療法をよく確認されることをお勧めします。
児童発達支援事業所の療育方針も選び方の大事なポイントです。
児童発達支援事業所によっては、受け入れる対象のお子さまの特性に合わせた対応ができる施設かどうかも確認のポイントです。
医療的ケアができる事業所なのか、そうではないのか?
集団での時間を大事しているのか?
一人ひとりの個別での対応を重視しているのか?
社会生活を意識したものであるか、環境の構造化、視覚の構造化を取り入れていたり、事業所が大事にしていることがお子さまを預ける際に、安心して預けることができるかを確認されることをお勧めします。
続いてのポイントは施設の空き状況です。
児童発達支援事業所は、定員数が一日当たり決まっているため、空き状況を確認することも大事な選び方のポイントです。
児童発達支援事業所は、事業所ごとに一日の利用人数が決まっています。
一日の利用数は10名以内のところがほとんどです。
事業所の利用時間も長時間に集団で療育を行うところ、時間帯によって多機能型で児童発達支援と放課後デイサービスを合わせて10名のところなどもあります。
定員に達すると受け入れができないため定員があることを知っておきましょう。
利用数を超えて受け入れることができないため、事業所の空き状況をまずは確認しましょう。
ホームページや専門サイトなどには空き状況が書いているサイトも多くあります。
お問い合わせフォームなどにも備考欄等に空き状況や希望する日時が空いているか確認されることをお勧めします。
空きが出るのを待っている方もいる場合はあります。
その場合は、どのくらい待ちなのかなど確認されるといいかと思います。
3つ目の選ぶ際のポイント見学や事前体験です。
事前に相談や見学、体験ができるか確認してみましょう。
児童発達支援事業所の選び方で、すでに事業所利用したことがあれば、どういったところかわかるかもしれませんね。
ただ、前述でも書いたように事業所によって方針や療育プログラムが異なります。事前にお子さまの特性や保護者様のお困りごとについても相談できて、実際に体験してみてお子さまの様子を見て見ることも大事ですね。
発達に遅れがあったり、発達障害のあるお子さまにとっては、新し環境という場になれるまでに時間がかかります。
こだわりなども見られるために利用までに訪問する回数が数回ある方が良いのです。事前に体験できる様子がわかり安心して利用を決めることができますね。
ここからは、面談・見学・体験の3つについての選び方にポイントをお伝えします。
面談では、聞き取り内容が療育につながる内容であったかどうかが大切です。
どこまでのことができるようになっているのか?
どんな課題があるのか、細かな聞き取りがされたかどうかは大切です。
次に見学では、療育スペースの様子を見て見ましょう。
実際に療育を受けるスペースが環境として整っているか、配慮がされる環境になっているかが大切ですね。
保護者様の待機場所があるかどうかも確認しておきましょう。母子分離やが必須かどうかも確認しておきましょう。
最後に、体験の際には聞き取りした内容が療育に組み込まれていたのか?また、体験中のお子さまの様子が楽しく過ごせているか?確認して見ましょう。
4つ目の選び方のポイントは、実際に利用する際の利用目的を明確にすることです。
目的とは、どんなものがあるのか漠然としている場合が確認してみましょう。
お子さまが、児童発達支援を利用する場合には、上記の事業所の持つ特徴を調べていただき、目的にあった事業所を選ぶことをお勧めします。
よく聞かれる目的は4つあります。
・将来へ向けての自立や生きる力をつけていきたいという目的
・苦手なことを克服してほしいという目的
・預かってもらえるところが必要という目的
・運動、体幹が弱いから運動を取り入れているところを利用したいという目的
これらが目的で多いものとなります。
その他にももちろんあることと思います。それぞれの目的にあった事業所を選びましょう。
毎日のお子さまと過ごす中で、成長を感じる場面もあるでしょう。
それと同時に課題に感じる場面もあることでしょう。
成長過程はスモールステップです。できることを増やしていくには積み重ねて練習が必要です。動作や行動も分解して進めていくことが必要です。
あれもこれも課題があっては、お子さまも混乱します。
保護者様が課題の優先順位を考えておくことが大切です。
また、児童発達支援事業所での療育でやっていることを家でも取り入れてみることはさらに練習機会を増やすことになります。優先順位を絞って取り組みましょう。
いかがでしたでしょうか?
児童発達支援事業所の選び方は、やはり実際に見て、体験して、その場の環境を確認することは、お子さまの大切な成長の過程をお任せしていう上でも大切なポイントになるのではないかと思います。
ただし、定員があるため、定員に達していれば利用ができないため空き状況もお問い合わせの際に事前に確認しておくことをお勧めいたします。
ぜひ、お子さまにとっても保護者様の利用目的とマッチした事業所をお選びいただき、早期に必要な療育を受けることができることを願います。
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