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療育コラム

2025.07.04

「なんであの時のことだけ覚えてるの?」発達障害の子どもが嫌な記憶を強く残す理由は?

 

「前に怒られたときのこと、まだ覚えてる…」

発達に特性のあるお子さまを育てる保護者の方から、こうした言葉をよく耳にします。楽しかったことよりも、怒られたことや怖かったことなど「嫌な記憶」ばかりを強く覚えている子どもたち。

なぜそのような記憶の偏りが起きるのでしょうか?

 

このコラムでは、発達障害のある子どもたちの記憶特性とその背景、そして家庭や療育現場でできる支援の工夫について、児童発達支援事業所「ゆめラボ」の視点から解説します。

嫌なことばかり覚えているのはなぜ?

 

まず前提として、発達障害のある子どもたちは記憶そのものの力が弱いというわけではありません。

むしろ、特定の場面や感情と強く結びついた出来事を「鮮明に」覚えていることが多くあります。

記憶と感情の結びつきが強い

人間の記憶は、感情と深く結びついています。

特に怒られた・恥ずかしかった・怖かったという「ネガティブな感情」は、脳の偏桃体を通じて記憶に残りやすい傾向があります。

 

発達障害のある子どもたちは、この感情と記憶のリンクが非常に強く、「楽しかったことはすぐ忘れるのに嫌なことはずっと覚えている」という状態になりがちです。

一度覚えると消しづらいエピソード記憶

発達障害の特性として、「エピソード記憶(出来事の記憶)」が強く残る傾向もあります。

例えば「先生に大声で怒られた場所・時間・セリフ」など、細かい情景まで覚えていることがありその記憶が似た場面でフラッシュバックのように思い出されることもあります。

家庭でできる関わり方のポイント

 

ではこうした記憶特性をもつ子どもたちに対して、家庭ではどのような関わり方ができるのでしょうか?

ネガティブな記憶を上書きする関わり

一度刻まれた嫌な記憶を完全に消すことはできませんが、同じような場面で「安心できた」「楽しかった」といった新しい記憶を積み重ねることで、過去の記憶を“上書き”することは可能です。

 

たとえば苦手だったお風呂の時間に、ゆったり音楽を流して安心できる体験をつくるなど、前向きな印象を塗り替える関わりが効果的です。

「忘れなさい」より「気持ちを共有する」

嫌なことをずっと話す子どもに対し、「もう忘れなさい」と言ってしまいがちですが、これは逆効果になることもあります。

まずは「そのとき怖かったんだね」「嫌だったね」と気持ちに共感することで、記憶の中にある“つらさ”を少しずつ整理していけるようサポートすることが大切です。

療育現場での対応方法

 

児童発達支援の現場でも、こうした記憶の特性を理解した支援が必要不可欠です。

ゆめラボでは、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを重視しています。

「安心できる流れ」をくり返し提示

スケジュールの予告や視覚的なスケジュールボードを活用し、見通しを持った行動を促します。

 

予期せぬ出来事に敏感な子どもでも、「今日はこれをやって、次はこれ」と順序がわかっていれば、不安や恐怖を感じにくくなり、ネガティブな記憶が刻まれるのを防げます。

できた体験を“成功記憶”として残す

「自分で片付けられた」「最後まで参加できた」といった小さな成功体験を、その都度言葉で肯定することで、ポジティブな記憶が残りやすくなります。

 

ゆめラボでは一人ひとりの成功を逃さず見つけて、しっかり言葉にして伝えることを大切にしています。

まとめ|記憶の特性を知れば、関わり方が変わる

 

発達障害のある子どもたちにとって、「記憶」は感情と深く結びついた繊細なものです。嫌な記憶ばかりが残るように見える背景には、記憶の仕組みや感情処理の特性があります。

 

大人がその特性を理解し、安心できる体験やポジティブな記憶を積み重ねていくことで、子どもたちの心の負担は少しずつ軽くなっていきます。

 

ゆめラボでは、こうした記憶の特性に配慮した個別療育を行い、ご家庭と連携しながら支援を進めています。「うちの子も嫌なことばかり覚えている気がする」「家庭でどんな関わり方をしたらいいか迷っている」など、お困りのことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

 

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