発達障害のあるお子さまは、周りの環境や人とのやりとりが合わないまま過ごしていると、もともとの特性とは別に心の不調や行動面のトラブルが重なってしまうことがあります。これが二次障害と呼ばれる状態です。
二次障害は、お子さまの性格が弱いから起こるものではなく、分かってもらえない経験や叱られる経験が積み重なった結果として生じることが多いものです。そのため、療育の場でもご家庭でも、お子さまへの関わり方を工夫することで二次障害のリスクを減らすことができます。
ここでは、児童発達支援事業所ゆめラボでの支援の視点も踏まえながら、発達障害の療育で大切な二次障害を防ぐ関わり方についてお伝えします。
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適切な関わり方を考えるためには、まず二次障害とは何かを知ることが大切です。発達障害そのものは生まれつきの特性ですが、そこに不安や抑うつ、強い怒り、対人不信、学校や園への行きしぶりなどが重なっていくと、お子さま自身も周りの大人もつらい状態になっていきます。
二次障害は一日で突然起こるものではなく、日々の小さなつらさが積み重なった結果として現れます。だからこそ、毎日の関わりの中で心の負担を少しずつ軽くしていくことがとても重要です。
発達障害のあるお子さまは、音や光、人の多さがつらかったり、言葉で思いを伝えることが難しかったり、切り替えが苦手だったりと、生活のさまざまな場面で負担を抱えやすい特性をもっています。その負担に気付いてもらえないまま、失敗を指摘されたり、比べられたり、叱られる場面が続くと、お子さまの心は少しずつすり減っていきます。
その結果として、やる気が出ない、何をしても楽しくない、自信が持てない、すぐにイライラしてしまう、人と関わることを避けるなどの姿が見られることがあります。これが二次障害の一例です。もともとの発達特性ではなく、つらい経験の積み重ねによって心が守りの状態に入っているとも言えます。
二次障害を考える時に大切なのは、お子さまの特性そのものを問題として見るのではなく、環境との相性に目を向けることです。周りのペースが速すぎる、指示が言葉だけで分かりにくい、刺激が多くて疲れやすいなど、環境側の要因が重なっていることも少なくありません。
環境が整っていないと、お子さまは頑張っていても結果的にできない経験が増え、自己肯定感が下がっていきます。反対に、環境や支援の方法を工夫することで、その子らしさを生かしながら過ごしやすい時間を増やすことができます。児童発達支援事業所での療育は、この環境調整と関わり方の工夫を一緒に考える場でもあります。
二次障害を防ぐための関わり方は、特別なテクニックだけではありません。ご家庭でのちょっとした声かけの工夫や、児童発達支援事業所での療育を通して小さな成功体験を積み重ねていくことが、とても大きな力になります。
完全に失敗をなくすことはできませんが、失敗した時にどのように受け止めてもらえるか、できた時にどれだけ一緒に喜べるかによって、お子さまの心の受け止め方は大きく変わります。ここからは、日常の関わりの中で意識できるポイントをお伝えします。
二次障害を防ぐうえで一番の土台になるのは、感情を受け止めてもらえているという安心感です。うまくいかなかった時に、できなかった事実だけを指摘されると、お子さまは自分の存在そのものが否定されているように感じてしまうことがあります。
まずは、悔しい、悲しい、こわい、疲れたといった気持ちをそのまま認めることを大切にします。うまくいかなくて泣いてしまった時も、泣くこと自体をやめさせるのではなく、つらい中で頑張っていたことに目を向けて言葉をかけていきます。気持ちを受け止めてもらえる経験が増えるほど、お子さまは安心して本音を出せるようになり、心の負担を溜め込みにくくなります。
二次障害を防ぐためには、できない経験を減らすだけでなく、できたという感覚を増やすこともとても重要です。そのためには、お子さまに合ったステップで取り組めるようにすることがポイントになります。課題を小さく区切って一つずつ取り組む、事前に流れを伝えて見通しを持てるようにするなどの工夫が役立ちます。
また、結果だけでなく過程を認める声かけも、自信を育てる大切な要素です。最後まで座って話を聞こうとしたことや、嫌だったけれど一度は挑戦してみたことなど、小さな一歩を一緒に喜ぶ経験が自己肯定感を守ります。児童発達支援事業所ゆめラボでも、活動の中でお子さまの頑張りに目を向け、成功体験を積み重ねられるようなプログラムづくりを心がけています。
二次障害は、お子さまやご家族が悪いから起こるものではありません。理解されない経験や、合わない環境の中で頑張り続けた結果として表れることが多いからこそ、早い段階から支援につながり、周りの大人が関わり方と環境を一緒に見直していくことが大切です。
児童発達支援事業所ゆめラボでは、お子さまの特性を理解しながら、二次障害を防ぐ視点を大切にした療育と保護者支援を行っています。日々の関わり方に不安がある方や、二次障害について心配なことがある方は、一人で抱え込まずにご相談ください。見学や個別のご相談を通して、お子さまに合ったサポートの方法を一緒に考えていきます。
二次障害を防ぎながら、お子さまが自分らしく成長していける道を、ご家庭と児童発達支援事業所がチームとなって支えていければうれしく思います。気になることがありましたら、どうぞお気軽にゆめラボへお問い合わせください。
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