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療育コラム

2025.11.17

絵本で育つコミュニケーション|読み聞かせの療育で広がる質問・指差し・やりとり

 

児童発達支援事業所ゆめラボでは、絵本を使った読み聞かせを「コミュニケーションを育てる療育」として大切にしています。

絵本はことばのインプットだけでなく、やりとり・感情理解・指差し・質問など、社会性の基盤を自然に育てる貴重なツールです。

 

このページでは、ゆめラボ全教室で実践している読み聞かせの止め方・質問の投げかけ・指差しの誘導について、療育視点でわかりやすく紹介します。

絵本の読み聞かせが療育につながる理由

 

絵本は「視覚」「聴覚」「ことば」「感情」が一度に入るため、認知・言語・社会性など複数の発達領域に同時アプローチができる教材です。

ゆめラボでは、ページをめくるスピード・読み上げる言葉の量・間の取り方などを調整し、お子さまが「理解しやすい状態」で関わりに参加できるよう工夫しています。

単に読むだけではなく、やりとりにつながるポイントを見極めながら進めることで、自然なコミュニケーションの経験が増えていきます。

視覚と言葉が結びつきやすい

イラストと言葉が一致して提示されるため、「物の名前」「動作」「状況理解」がスムーズになります。

視覚優位のお子さまは特に絵本との相性が良く、絵を見ることで意味がつかみやすくなり、語彙の定着につながります。

また、同じ絵本を繰り返し読むことで認識が積み重なり、ことばの理解が安定していきます。

安心して“聞く経験”が積み重なる

読み聞かせの環境は、刺激が多すぎない落ち着いた状態をつくりやすいため、「人の声に耳を向ける力」の土台づくりに役立ちます。

短いフレーズ・リズムがある表現を用いることで、注意の向けやすさが高まり、集中時間が徐々に伸びやすくなります。

声の抑揚・テンポの変化も、ことばへの興味や聞く姿勢づくりに効果があります。

親子・支援者とのやりとりが自然に生まれる

ページをめくる動作や、顔を見合わせる瞬間、絵を共有する体験はすべてコミュニケーションの練習になります。

絵本には「指差す」「見比べる」「答える」などのきっかけが多く含まれるため、やりとりの第一歩が生まれやすい活動です。

言葉で反応が出にくいお子さまでも、表情や視線による反応が引き出されやすく、対人コミュニケーションの広がりにつながります。

読み聞かせを“止める”タイミングの工夫

 

児童発達支援では、ただ読み進めるのではなく「どこで止めるか」が重要な支援ポイントになります。

ゆめラボでは止めることでやりとりが生まれるタイミングを意識し、興味や注目を捉えながら関わりを広げています。

「止める=集中が切れる」とは限らず、むしろコミュニケーションのきっかけを増やす有効な手段になります。

絵をじっと見ているタイミングで止める

注目のサインが出た瞬間に読み進めず、一度止まることで「その絵に注目していること」を共有できます。

このとき短い言葉を添えると、視覚とことばの結びつきが強まり、語彙習得の効果が高まります。

視線が動かないタイミングは理解のチャンスでもあるため、支援者が意図的に間を作ることが重要です。

ページをめくる直前で“間”をつくる

展開を予測する力は、言語理解や認知発達と深く関係しています。

ページをめくる前のわずかな「間」は、お子さまの脳内で次の展開を考える準備時間になります。

「どうなるかな?」と軽い声かけをすることで、興味が途切れず共感的なやりとりが生まれます。

気になる仕草が出たときに止めて確認する

指差し・表情変化・身を乗り出す動きは、コミュニケーションのサインです。

そうした変化を見逃さず「これ気になるの?」と声を添えることで、反応が意味づけられ、対話の始まりにつながります。

この積み重ねは、自発的なやりとりを増やすための非常に大切な経験になります。

質問で広がるコミュニケーションの療育効果

 

質問は「やりとりを続ける力」を育てるための重要なスキルです。

ゆめラボでは、お子さまの理解度に合わせて質問の難易度を調整し、成功体験を積み上げられるよう工夫しています。

質問が負担にならないよう、答えやすい設定から始め、徐々に自分の考えを表現できるステップへとつなげます。

指差しや視線の方向を手がかりに質問する

視線が向いた場所に質問を合わせることで、子どもは自然と答えやすくなります。

注目している対象に合わせた問いかけは、自発的な反応を引き出すうえで非常に効果的です。

言葉での返答が難しい場合も、視線・表情・指差しで意思表示が起こりやすくなります。

二択にすると答えやすい

二択の質問は、負担を減らしながら「選ぶ」経験をつくる優れた方法です。

発語・指差し・視線移動のいずれの形でも答えられるため、成功体験を積みやすい特徴があります。

質問のスタートとして取り入れやすく、その後の自由回答につながる土台づくりになります。

ものの名前・動作の質問を増やす

絵本は語彙の宝庫であり、名詞・動詞・形容詞などあらゆることばに触れることができます。

短い質問を繰り返すことで、語彙の引き出しが増え、言葉で表現する力が豊かになります。

発語がまだ出ていない段階でも、理解の深まりや応答行動が引き出されやすくなります。

指差しの促し方とその意味

 

指差しは、発達心理学でも非常に重要なマイルストーンです。

絵本を通した指差しは、共同注視・語彙習得・コミュニケーションの基盤づくりに大きく貢献します。

ゆめラボでは、お子さまのペースに合わせながら無理のない形で指差し行動を促しています。

大人が指差しのモデルを示す

大人の指差しを見る経験は、模倣の練習になります。

「ここだね」「これ見てる?」といった声かけと合わせることで、視線誘導や関心の共有が起こりやすくなります。

共同注視の経験が増えると、コミュニケーションへの参加が自然に広がります。

ページの一部を指しながら短く声かけ

短いことばと指差しをセットで提示することで、「絵とことばの結びつき」が強まり、語彙の理解が深まります。

一度で覚えられなくても、繰り返し経験することで認知が安定しやすくなります。

子どもが指差したらすぐに言葉で返す

指差しが出た瞬間に反応すると、「伝える→返ってくる」というコミュニケーションの循環が生まれます。

このやりとりこそが、社会性の発達や意図的なコミュニケーション行動の土台となります。

成功体験が積み重なると、自発的な指差しが増え、やりとりの楽しさにもつながります。

まとめ|絵本を使った療育でコミュニケーションの力が伸びる

 

ゆめラボでは、絵本を使った言語化支援を通して、質問・応答・指差し・予測・共同注視など、コミュニケーションの基礎を育てています。

読み聞かせは一見シンプルですが、発達支援にとって非常に効果の高い療育方法です。

 

児童発達支援をご検討中の保護者さまは、ぜひ一度ゆめラボへお問い合わせください。

お子さまの成長につながる関わりを、スタッフが全力でサポートします。

 

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