information ゆめラボ発達支援情報

 

「療育って何歳まで通うもの？」「小学校に入ると終わりなの？」そんな疑問を持つ保護者の方は少なくありません。

 

療育にはいつまでという明確な区切りがあるわけではなく、お子さまの発達の状況やご家庭の希望に合わせて継続や卒業が検討されます。

 

このページでは、児童発達支援事業所「ゆめラボ」が、療育の卒業のタイミングや小学校以降の支援の選択肢について分かりやすくご紹介します。

療育は何歳まで通えるの？

 

多くの保護者が気になるのが、療育がいつまで受けられるのかという点です。

結論から言うと、児童発達支援（いわゆる療育）は基本的に未就学児（0歳〜6歳）を対象としています。

 

そのため年長の3月末までが通所の対象期間となり、原則として小学校入学と同時に療育は卒業となります。ただし、お子さまの発達の状況やご家庭の希望によってはその後も別の支援制度を利用することができます。

 

つまり療育の「卒業」は終わりではなく、次のステージに向けた「移行」の一歩なのです。

児童発達支援＝未就学の間の療育

「児童発達支援」とは障害のある子ども、または発達に特性のある子どもが、保育所や家庭と並行して通うことができる福祉サービスです。

公的な支援制度の一つであり、通所受給者証があれば利用できます。

年長の終わりが“卒業”の目安

基本的に児童発達支援の対象年齢は「小学校就学前まで」とされているため、年長の3月末が支援の一区切りとなります。

とはいえ、「急にやめる」のではなく、段階的にフェードアウトしていく方もいます。

子どもの状態に応じて延長的な支援も検討可能

一部の自治体や関係機関では、必要に応じて他制度への移行前に準備期間を持つ支援が用意されている場合もあります。

卒業のタイミングはあくまで「制度上の区切り」であり、お子さまの育ちに合わせた移行支援が大切です。

療育の卒業はどう決まる？タイミングの考え方

 

療育の卒業には「年齢による制度上の終了」と「本人・家庭の成長段階での判断」の2つの視点があります。療育の目的が「一生通うこと」ではない以上、卒業後に子どもが安心して過ごせる環境を整えることが重要です。

制度上の卒業：年長3月で支援終了

通所受給者証の有効期間は、基本的に未就学児までの設定となっており、小学校入学時に終了します。

申請や更新のタイミングでも、支援の卒業・移行先を話し合う機会が設けられます。

成長に応じた卒業：自立性・安定性を見て判断

日常生活や対人関係において、子ども自身が「自分でできること」が増えてきたときや、保護者の「もう大丈夫そう」と感じた時期に卒業を選ぶこともあります。

周囲の支援機関と連携しながら判断することが理想です。

“卒業”はゴールではなく“移行”の始まり

療育を終えたからといって支援がなくなるわけではありません。

次のステージに向かう準備こそが「卒業支援」の大切な役割です。

 

焦らず、子どものペースで段階的に進めましょう。

小学校入学後に利用できる支援の選択肢

 

小学校に進学すると、「児童発達支援」からは卒業となりますが次の支援として「放課後等デイサービス」や「特別支援教育」などが選択肢になります。

お子さまの状況に応じて最適な支援を選びましょう。

放課後等デイサービス（放デイ）

小学生以上の児童を対象にした福祉サービスで、放課後や長期休暇中に療育や居場所を提供する制度です。個別支援計画に基づき、社会性や生活力を育むプログラムが実施されます。

特別支援学級・通級指導教室

小学校の中で配慮が必要な子どもに対して、特別支援学級（固定型）や通級指導教室（通常学級＋一部支援）の活用も可能です。

自治体や学校との連携を通じて調整が進められます。

地域資源・外部支援の併用

学童保育や習い事、医療機関の外来リハビリ、カウンセリングなど、学校外の支援リソースも併用して、お子さまの成長を多面的に支えることができます。

卒業後に大切なのは「見守る支援」

 

療育の卒業後、保護者が感じるのは「本当にこのまま大丈夫なのか」という不安です。

大切なのは「もう支援はいらない」ではなく、必要に応じて相談できる場所があるという安心感です。

卒業＝支援の終わりではない

卒業は支援の一時終了ではあっても、子どもにとっての「挑戦のはじまり」でもあります。

困ったときにすぐ頼れる人や場所があることは、子どもにとっても保護者にとっても支えになります。

卒業前から“次の支援”を見据えた話し合いを

ゆめラボでは、就学や次の支援について個別に面談を行っています。「このまま学校生活が送れるのか」「何を準備しておけばよいか」といった不安を一緒に整理していきます。

切れ目のない支援を受けるために

就学や卒業のタイミングで支援が途切れることのないよう、関係機関と連携しながら継続した支援体制を作ることが重要です。

必要に応じて放課後等デイサービスや医療機関などとスムーズに接続していきます。

まとめ｜子どもの卒業は“次の成長”へのステップ

 

療育は何歳まで？という問いの答えは「子どもによって異なる」ですが、制度としては未就学までという目安があります。

ただし、支援はそこで終わりではなく、その子に合った形で継続することが大切です。

 

ゆめラボでは、卒業前の不安や進路の相談も丁寧にサポートしています。

 

ぜひまずはゆめラボにご相談ください。

 

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