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療育コラム

2026.01.28

就学準備の療育ってどんなことをすればいいの?家庭ですぐにできるおすすめ就学準備をご紹介

 

年長さんの時期になると、「うちの子は小学校でやっていけるかな…」「発達障害がある子どもの就学準備って、療育以外に家で何をしたらいいんだろう」と心配になる保護者の方はとても多いです。

特に、集団が苦手だったり、切り替えに時間がかかったりするお子さまの場合、「小学校のペースについていけるのか」が大きな不安になりやすいですよね。

 

就学準備の療育は、難しい教材をたくさんこなすことではありません。家庭の中でできる小さな工夫を積み重ねていくことで、「小学校という新しい環境でも、自分らしく過ごせる力」を少しずつ育てていくイメージです。

 

このページでは、発達障害のあるお子さまを含めた子どもの就学準備として、療育の視点から「家庭ですぐにできるおすすめの取り組み」をわかりやすくご紹介します。

 

「完璧にできてから入学」ではなく、「できることを少しずつ増やしていく途中で入学する」という考え方を大切にしながら、保護者の方が無理なく続けられるヒントを一緒に見ていきましょう。

就学準備の療育で意識したい「小学校生活の土台」

 

就学準備というと、「ひらがなが読める」「数字がわかる」といった学習面ばかりが気になりがちです。

もちろん学習の準備も大切ですが、療育の視点ではそれ以上に「生活リズム」「身支度」「気持ちの切り替え」といった土台の部分をとても大切にします。 発達障害のある子どもの場合、この土台が整っているかどうかで、入学後の負担やつまずき方が大きく変わってくることが少なくありません。

 

ここでは、家庭で意識していただきたい就学準備の土台について、具体的なポイントをご紹介します。

毎日の生活リズムと身支度を整える

小学校生活の基本になるのが「朝起きる時間・夜寝る時間・食事の時間」がおおまかに決まっていることです。 特に発達特性のある子どもは、変化や睡眠不足に弱く、生活リズムが乱れるとイライラしやすくなったり、がまんする力が下がったりしやすいと言われています。

 

就学準備として、いきなり理想のリズムを目指す必要はありません。まずは「平日はだいたい同じ時間に起きて、同じ時間に寝る」など、少しずつ学校生活に近いリズムに近づけていきましょう。 朝の身支度も、前日の夜にランドセルや衣類を一緒に準備することで、お子さまが見通しを持ちやすくなります。

 

また、療育の現場でもよく行う工夫として、「身支度の手順を絵や写真で見える形にする」という方法があります。

たとえば、「パジャマを脱ぐ → 服を着る → ハンカチとティッシュをポケットに入れる → 歯みがき」のように、流れをカードやシンプルなイラストで貼り出しておくと、言葉だけで説明されるよりもずっと分かりやすく、発達障害のある子どもでも自分で行動しやすくなります。

見通しをもてるようにする・切り替えの練習をする

就学準備の療育では、「これから何をするのか」「次に何があるのか」が分かるようにしてあげることも大切です。見通しが持てないと、不安からかんしゃくが出たり、「まだやりたい!」と活動をやめられなかったりしやすくなります。

 

家庭でできる方法としては、「今からすること」を短い言葉で伝える習慣をつけることが役立ちます。 たとえば、「このテレビを見終わったらごはんね」「パズルをあと一枚はめたら、お風呂に行こう」といったように、終わりのタイミングを事前に知らせる声かけです。

 

さらに、タイマーや砂時計を使って「あと3分でおしまいだよ」と時間の見える化をするのも、療育でよく用いられる就学準備の方法です。

発達障害がある子どもの中には、時間の感覚をつかみにくいお子さまも少なくありませんが、目で見て分かる形にしてあげることで、気持ちの切り替えがしやすくなるケースが多く見られます。

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家庭ですぐにできる具体的な就学準備のアイデア

 

「就学準備の療育」と聞くと、特別な教材やプリントが必要だと思われがちですが、実はご家庭にあるものを使って十分に取り組むことができます。

ここでは、発達障害のあるお子さまにも取り入れやすく、今日からでも始められる就学準備のアイデアをご紹介します。

 

どの取り組みも、「きちんとやらせること」よりも「少しでもできたところを見つけてほめること」がポイントです。

子ども自身が「小学校の準備って、ちょっと楽しいかも」と感じられるような雰囲気づくりを意識してみてください。

短い時間からの「座って活動」の経験を増やす

小学校に入ると、「授業中は椅子に座って話を聞く」という場面が増えます。

発達障害のある子どもの中には、じっと座っていることが苦手だったり、周りの刺激が気になって集中が続きにくかったりするお子さまも多くいます。

 

家庭でできる就学準備として、「短い時間からの座って活動」を少しずつ増やしていくことが効果的です。

例えば、子どもが好きなパズルやブロック、迷路のワーク、絵本などをテーブルに用意し、「今日はこのパズルを一緒にやろうね」と声をかけながら、3分〜5分程度座って取り組む時間を作ります。

 

最初から長時間を目指す必要はありません。「今日は1分できたね」「昨日よりちょっと長く座れたね」と、できた時間に注目して一緒によろこぶことで、子どもの自信とやる気が育っていきます。

どうしても落ち着かない日は、「立ったままでもいいから、先生役と生徒役になってお話を聞くごっこ遊びをしてみる」など、柔軟にアレンジしてもかまいません。

ことば・数・手先の力をあそびの中で育てる

就学準備というと、ひらがなドリルや計算ドリルをイメージされるかもしれませんが、発達障害のある子どもにとっては「遊びの中で自然に学ぶ」ほうが力を発揮しやすい場合が多くあります。

療育でも、いきなり机上の学習から入るのではなく、遊びや生活場面の中でことばや数への興味を育てていくことがよくあります。

 

例えば、絵本の読み聞かせをしながら、「この動物は何をしているかな?」「同じ色のもの、ほかにもあるかな?」と、子どもが自分の言葉で説明する機会を作ると、語彙や表現力の就学準備につながります。

数字については、おやつの数を一緒に数えたり、階段を上りながら「いち、に、さん」と数えたりするだけでも立派な練習です。

 

手先の力を育てるには、お絵かきや折り紙、ねんど遊び、シール貼りなどが家庭で取り入れやすい就学準備です。

鉛筆の持ち方にこだわる前に、「線をなぞる」「点と点をつなぐ」「丸をぐるぐる描く」といった動きを楽しむことから始めると、書字の土台づくりとしても効果的です。

まとめ|一人で抱え込まず、専門職と一緒に就学準備を進めましょう

 

就学準備の療育は、「小学校に入るためのテスト勉強」ではなく、「子どもが安心して新しい生活を始められるように、土台を少しずつ整えていくこと」です。

生活リズムや身支度、気持ちの切り替え、座って活動する経験、ことばや数・手先の力など、どれもご家庭の中で少しずつ取り組めるものばかりです。

 

とはいえ、発達障害のある子どもの就学準備を、保護者だけで進めていくのは簡単ではありません。「どこまで出来ていればいいの?」「この関わり方で合っているの?」と不安になるのは当然のことです。

そんなときは、一人で抱え込まず、児童発達支援事業所など専門職がいる機関をうまく頼っていただきたいと思います。

 

児童発達支援事業所ゆめラボでも、子どもの特性や発達の段階に合わせた就学準備の療育を行いながら、ご家庭でできる関わり方についても一緒に考えています。

「うちの子に合った就学準備を知りたい」「家庭でどんな練習をしたらいいか相談したい」など、気になることがありましたら、どうぞお気軽にゆめラボへお問い合わせください。

 

見学や個別相談を通して、お子さまに合った就学準備の進め方を一緒に整理していきましょう。

 

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