「お友達と関われないみたい」「ことばがゆっくりかもしれません」「落ち着きがない様子が続いていて…」
保育園や幼稚園の先生からお子さまの様子について指摘を受けたとき、驚きや戸惑い、不安を感じる保護者の方は少なくありません。
このページでは、そうした場面に直面したとき、浦和区でどんな支援制度があり、どのような行動をとればよいかをわかりやすくご紹介します。
初めての療育・相談の流れや、児童発達支援事業所の選び方も丁寧に解説しています。
INDEX
園からの指摘は、心配や不安のもとにもなりますが、今後のサポートを前向きに考えるチャンスでもあります。
ここでは、指摘を受けた際に最初に確認すべきことを整理してご紹介します。
まずは先生の話を冷静に受け止め、具体的にどのような行動や場面で気になる様子があったのかを確認しましょう。例:「言葉が出にくい」「座って話を聞けない」など。
「いつからその様子が見られるようになったか」「他の子とどのように違っているか」など、観察の経過も含めて詳しく聞いておくことで、相談時にも役立ちます。
家庭では気づかないことが園で見える場合もあります。逆に家庭で気になる行動を共有することで支援のヒントになることも。
たとえば、「家では会話が多いが園では言葉が出ない」「兄弟との遊びでは問題ないが集団では孤立する」など、環境による違いが見えてくると支援の方向性が明確になります。
指摘=診断ではありません。まずは“発達のばらつき”を知り、必要があれば支援につなげていくことが大切です。
発達のペースは一人ひとり異なります。「みんなと同じ」に合わせることではなく、「その子の育ち」に寄り添うことが重要です。
不安を抱え込まず、相談できる窓口があることを知っておくことはとても重要です。
さいたま市では、発達の悩みに対応するための制度やサポートが整っています。
さいたま市では、児童発達支援の利用に向けて「通所受給者証」という制度が用意されています。相談先は、各区役所の支援課(障害福祉係)や、障害児相談支援事業所です。
👉 詳しくはこちら:さいたま市浦和区の受給者証:児童発達支援(療育)に必要な窓口・持ち物・審査期間 完全ガイド
申請にあたっては、計画相談の実施や書類の準備が必要となりますが、多くの家庭がはじめての経験です。相談支援専門員や役所職員が丁寧に案内してくれるので安心です。
発達相談を経て、小児科や発達外来、専門機関での評価が必要になることもあります。かかりつけ医に相談して紹介状をもらうケースもあります。
通院履歴や医療的な診断が加わることで、支援の幅や内容も具体的になっていきます。必要に応じて二次相談につなぐ流れがあることも知っておくと安心です。
通所受給者証の手続きには、相談支援専門員の関与が必要です。本人・保護者の希望を聞きながら、必要な支援内容やサービスを整理してくれます。
「どの事業所が合っていそうか」「送迎ができるのはどこか」「希望する曜日で利用できるか」など、実務的な相談にも丁寧に対応してもらえるのが心強いポイントです。
「児童発達支援」は、発達の遅れや特性が見られる未就学児を対象とした通所型の支援サービスです。ここでは、対象となる子どもや支援内容について解説します。
児童発達支援は、未就学のお子さまで発達に気がかりがある子が対象で、医師の診断がなくても利用できる場合があります。
たとえば、言葉の発達がゆっくり、集団行動が苦手、癇癪が強いなど、はっきりとした診断名がつかないグレーゾーンの子も多く利用しています。
言葉・運動・感覚・対人関係など、多様な分野にわたる支援が提供されます。個別療育と小集団支援を組み合わせる事業所も多くあります。
また、活動の中で子どもの好きなこと・得意なことを見つけ、それを伸ばしていくという視点も重視されます。苦手の克服だけでなく、強みを活かす療育が注目されています。
児童発達支援を利用するためには、さいたま市から交付される「通所受給者証」の取得が必要です。申請は区役所で行い、数週間の審査期間を経て交付されます。
希望の事業所が決まっている場合でも、まずは制度に則った申請が必要です。事前の見学や問い合わせも可能なので、早めの行動がスムーズなスタートにつながります。
浦和区には複数の児童発達支援事業所があり、それぞれ特色があります。
お子さまの状態やご家庭の事情に合った支援先を選ぶために、以下の観点をチェックしましょう。
お子さまの負担や保護者の送迎負担を考慮し、近隣の教室を選ぶのが基本です。与野駅近くの教室は通いやすさで選ばれています。
公共交通や自転車・ベビーカーでの通所がしやすいかどうか、周辺の交通量や駐車スペースなども確認しておくと安心です。
言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)が在籍しているかどうかも、支援内容の幅を広げるポイントです。
専門職が在籍している事業所では、特定分野に特化した個別プログラムを受けられることが多く、就学支援や家族支援にもつながりやすいメリットがあります。
面談の頻度や記録のフィードバック、園や医療との連携体制など、保護者とのコミュニケーションの姿勢も重要な判断材料です。
園との連携を積極的に行っている事業所であれば、支援方針の一貫性が保たれ、お子さまが混乱しにくくなります。
保育園・幼稚園での指摘は、お子さまの特性や成長のステップを見直すきっかけになります。
「発達に偏りがあるかも…」と感じたとき、迷わず相談し、支援につなげることが将来の安心につながります。
ゆめラボアスリエ与野教室では、ことば・感覚・集団適応など、発達の専門家による支援を提供しています。
見学・相談は随時受け付けていますので、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
📍所在地:埼玉県さいたま市浦和区上木崎2-3-6(与野駅 徒歩3分)
📞 電話:048-749-1180
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