「友だちと一緒に遊んでほしいのに、なかなか輪に入れない」「順番を待てずに泣いてしまう」「かしてと言えずに手が出そうになる」といった姿に、不安を感じる保護者の方は少なくありません。
友だちとの関わりは、年齢が上がれば身についていく面もありますが、発達特性やことばの育ち、気持ちの切り替えの苦手さが重なると、同じ場面で止まりやすくなります。
山口県岩国市の児童発達支援事業所ゆめラボ南岩国教室では、友だちとの関わりが苦手なお子さまに対して、いきなり集団の中で頑張らせるのではなく、まずは安心できる大人との関係を土台にしながら、順番を待つ、貸し借りをする、ことばで気持ちを伝える経験を少しずつ重ねています。
このページでは、友だちとの関わりが苦手な未就学児に見られやすい姿と、児童発達支援で育てる社会性ややり取りの力について、ゆめラボ南岩国教室の視点から解説します。
ゆめラボ南岩国教室|基本情報
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友だちとの関わりが苦手といっても、友だちに興味がないとは限りません。近くで遊びたい気持ちはあるのに、どう近づけばよいかわからない、声をかけるタイミングがつかめない、自分の思いを先に出してしまうなど、背景はお子さまによって異なります。
未就学児の時期は、ことば、気持ちの切り替え、相手を見る力、順番を待つ力が育っている途中です。そのため、友だちとの関わりで困っている姿が見えても、「わがまま」「乱暴」「協調性がない」と決めつけず、どの場面で止まりやすいのかを見ていきます。
友だちの近くには行くけれど、声をかけられない。遊びに入りたいのに、急におもちゃを取ってしまう。楽しそうな様子を見て近づくものの、距離が近すぎて相手が驚いてしまう。
このような姿は、友だちに関心がないのではなく、関わり方の手順がまだ身についていない段階です。
「いれて」「一緒にやりたい」「見せて」といったことばを使う前に体が動いてしまうと、相手の子に嫌がられたり、大人から止められたりする経験が増えます。その経験が続くと、友だちと遊ぶ場面そのものに緊張を感じるお子さまもいます。
児童発達支援では、まず先生との遊びの中で、声をかける、相手の反応を見る、待つ、もう一度伝えるといった流れを経験し、友だちとの関わりにつなげていきます。
人気のおもちゃ、ブランコ、トランポリン、ゲーム性のある遊びなどでは、「今すぐ使いたい」という気持ちが強く出ることがあります。
順番を待つことが難しい背景には、我慢が足りないという単純な理由だけではなく、いつ自分の番が来るのかわからない不安、終わりの見通しが持てない不安、今している遊びを途中で止められることへの抵抗が関係している場合があります。
「待っててね」と言われても、どのくらい待つのかが見えなければ、お子さまにとっては長く感じます。順番を抜かそうとする、泣く、怒る、床に座り込むといった姿が出るときには、待つ力だけでなく、見通しを持つ力も一緒に育てていきます。
友だちとの関わりでは、自分の気持ちをことばにする力が必要になります。
おもちゃを使いたいときには「かして」、遊びに入りたいときには「いれて」、嫌なことをされたときには「やめて」と伝える場面があります。しかし、ことばが出にくいお子さまや、とっさの場面でことばを選びにくいお子さまは、先に手が伸びたり、泣いたり、怒ったりすることがあります。
大人から見ると突然の行動に見えても、お子さまの中では「使いたかった」「嫌だった」「一緒にやりたかった」という気持ちが先にあります。その気持ちを行動ではなくことばで表せるようになるには、場面に合ったことばを繰り返し経験することが近道になります。
友だちがたくさんいる場所では、音、動き、声、視線、ルールなど、同時に入ってくる情報が増えます。
家庭では落ち着いて遊べるのに、園や集団の場面になると動けなくなる。先生のそばから離れられない。友だちの輪を遠くから見ているだけになる。このような姿が見られることもあります。
集団が苦手なお子さまに対して、最初から「みんなの中に入って遊ぼう」と促すと、不安が強くなる場合があります。まずは同じ空間にいる、友だちの遊びを見る、先生と一緒に近くで遊ぶなど、段階を分けて関わりの経験を積みます。
児童発達支援で育てる友だちとの関わり方は、単に「みんなと仲良く遊ぶ」ことだけではありません。
友だちの近くで過ごす、相手の遊びを見る、自分の気持ちを伝える、相手の番を待つ、遊びが終わったときに気持ちを切り替えるなど、日常の小さな場面が社会性の土台になります。
ゆめラボ南岩国教室では、お子さま一人ひとりの発達段階や不安の強さを見ながら、無理に友だちの輪に入れるのではなく、安心できる関係の中で「できた」と感じられるやり取りを増やしていきます。
友だちとの関わりを育てるためには、まず大人との安心できる関係が土台になります。
先生と遊ぶ中で、「この人は自分の気持ちをわかってくれる」「困ったときに助けてくれる」と感じられるようになると、お子さまは新しい活動や人との関わりに向かいやすくなります。
大人との1対1の関わりでは、順番を待つ、交代する、お願いする、断る、終わりを受け入れるといった経験を落ち着いた環境で練習できます。いきなり友だち相手に行うよりも、先生との関係の中で練習することで、成功しやすい場面をつくれます。
友だちとの関わりは、最初から一緒に遊ぶことだけが目標ではありません。
まずは、同じ部屋にいる、近くで別々の遊びをする、友だちが遊んでいる様子を見る、同じ道具を別々に使うなど、負担の少ない関わりから始めます。
友だちの存在が気になって遊びに集中できないお子さまもいれば、友だちの動きに興味を持って近づきすぎてしまうお子さまもいます。先生がそばで距離や声かけを調整しながら、安心して同じ空間で過ごせる時間を増やしていきます。
友だち同士のやり取りでは、気持ちのすれ違いが起こりやすくなります。
「使いたかった」「先にやりたかった」「まだ終わりたくなかった」という気持ちがぶつかったとき、先生が間に入り、お子さまの気持ちを受け止めながら、次にどう伝えるかを一緒に考えます。
たとえば、友だちが使っているおもちゃが気になったときには、先生が「かしてって言ってみようか」と声をかけます。ことばで言うことが難しい場合は、先生が代わりに伝えたり、カードやジェスチャーを使ったりして、伝える経験につなげます。
このような場面を積み重ねることで、「友だちと関わると嫌なことが起きる」ではなく、「伝え方がわかると一緒に遊べる」という経験が増えていきます。
個別療育という言葉を聞くと、「友だちと関わる機会が少ないのでは」と心配になる方もいます。
ゆめラボ南岩国教室では、1回90分の個別療育を基本にしながら、お子さまの様子に合わせて、同じ時間帯のお子さまと短い時間だけ同じ場面を共有することがあります。いきなり大人数の集団に入るのではなく、先生がそばについた状態で、見る、待つ、交代する、声をかける経験を重ねます。
個別療育は、友だちとの関わりを避けるための支援ではありません。お子さまが安心して人と関われる土台をつくり、その先で園生活や小集団の場面につながる力を育てるための時間です。
個別療育と集団療育の違いを詳しく知りたい方は、岩国市で個別療育と集団療育の違いを解説した記事もあわせてご確認ください。

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友だちとの関わりでつまずきやすい場面の一つが、順番待ちと貸し借りです。
大人にとっては小さなやり取りに見えても、お子さまにとっては「今使いたい気持ちを止める」「相手の番を受け入れる」「自分の番が来るまで待つ」「使い終わったら渡す」という複数の力を使う場面になります。
ゆめラボ南岩国教室では、順番待ちや貸し借りを叱って覚えさせるのではなく、見てわかる見通しと短い成功体験を重ねながら、少しずつ身につけられるようにしています。
「あと少し待ってね」という声かけだけでは、いつまで待てばよいのかわからず、不安や怒りにつながることがあります。
そのため、タイマーや砂時計を使い、「これが終わったら交代」「音が鳴ったら次の番」と目で見てわかる形にします。時間の見通しが持てると、お子さまは待つ時間を受け入れやすくなります。
待つ時間は、最初から長く設定しません。数秒から始め、待てた経験を積み重ねながら、少しずつ時間を伸ばしていきます。
順番待ちでは、「今は友だちの番」「次は自分の番」という流れを理解することが大切です。
先生は、ことばだけで伝えるのではなく、指差しやカード、活動の流れを見せながら、お子さまが今の状況を理解しやすいように関わります。
「見る時間」も大切な経験です。友だちが遊んでいる様子を見ることで、遊び方を知る、相手の動きを見る、自分の番を待つという力につながります。
物の貸し借りでは、「かして」「どうぞ」「ありがとう」ということばを場面の中で使う経験が必要です。
最初から一人で言うことが難しい場合は、先生が隣で一緒に言ったり、先に見本を見せたりします。ことばが出にくいお子さまの場合は、カードを渡す、手を添えて差し出す、うなずくなど、その子に合った伝え方から始めます。
貸し借りは、ことばの練習だけではありません。相手が使っている物をすぐに取らない、お願いしてから待つ、貸してもらえたら受け取る、使い終わったら返すという流れを経験する時間でもあります。
順番を待てたとき、友だちに渡せたとき、泣かずに交代できたときには、その場でお子さまに伝えることが大切です。
「待てたね」「どうぞができたね」「次の番まで見ていられたね」と、できた行動を具体的に伝えることで、お子さまは自分が何を頑張れたのかを理解しやすくなります。
結果だけをほめるのではなく、待とうとしたこと、手を止められたこと、先生の声かけを聞けたことなど、途中の行動にも目を向けます。小さな成功の積み重ねが、友だちとの関わりに向かう力になります。
友だちとの関わりでは、ことばで伝える力と気持ちを切り替える力が大きく関係します。
自分の思いを伝えられないと、泣く、怒る、手が出る、場から離れるといった行動になりやすくなります。また、遊びが終わる、交代する、負ける、友だちに断られるといった場面で気持ちを切り替えられないと、関わりそのものが苦手になっていきます。
児童発達支援では、ことばを増やすだけでなく、気持ちが動いた場面でどう伝えるか、どう次の行動に移るかを一緒に経験します。
お子さまが泣いたり怒ったりしているとき、すぐに「言葉で言いなさい」と求めても難しい場合があります。
そのようなときは、先生が「使いたかったね」「まだ遊びたかったね」「びっくりしたね」と気持ちを代弁します。大人が気持ちに名前をつけることで、お子さまは自分の中で起きていることを少しずつ理解しやすくなります。
気持ちを受け止めたうえで、「かしてって言ってみよう」「次の番まで待とう」「もう一回やったら終わりにしよう」と、次の行動につなげます。
友だちとの関わりでは、お願いすることだけでなく、断ることや気持ちを伝えることも使います。
嫌なときに何も言えず固まってしまうお子さまもいれば、強い行動で表してしまうお子さまもいます。そのため、「いや」「やめて」「あとで」「もう一回」「手伝って」など、場面に合うことばを増やしていきます。
伝え方の選択肢が増えると、お子さまは行動で示す前にことばを使いやすくなります。ことばで伝えられた経験は、友だちとの関わりに対する安心感にもつながります。
友だちとの遊びでは、自分の思い通りにならない場面が必ずあります。
友だちが先に使っていた、順番が後になった、遊び方が違った、負けた、もう終わりになった。このような場面で強く崩れてしまうお子さまには、気持ちを切り替えるための支えが必要です。
先生は、いきなり我慢を求めるのではなく、「あと一回で終わり」「次はこの遊び」「終わったらシールを貼る」など、次に何をするかがわかる声かけを行います。終わりの後に安心できる活動が見えていると、切り替えやすくなることがあります。
遊びの終わりや交代は、友だちとの関わりでつまずきやすい場面です。
急に「終わり」と言われると、お子さまは気持ちを切り替えられず、泣いたり怒ったりすることがあります。そのため、事前に「あと一回」「タイマーが鳴ったら終わり」「終わったら次はブロック」と伝え、終わりまでの流れを見えるようにします。
交代できた後には、すぐに次の行動へ移れるようにします。友だちに渡した後に何をすればよいかわからないと、不安や不満が残ります。交代の後に見る、応援する、別の道具を使うなど、次の動きまで用意しておくことで、関わりの流れが途切れにくくなります。
友だちとの関わり方は、家庭だけでは見えにくい場面があります。
家庭では落ち着いて過ごしているのに、園では友だちの輪に入れない。兄弟とは遊べるのに、同年代の子とはうまく関われない。先生から園での様子を聞いて、初めて困りごとに気づくこともあります。
一度のトラブルや一時的な不安だけで、すぐに支援が必要と決める必要はありません。ただし、同じ場面で困りごとが続いている場合や、本人が友だちとの関わりに強い負担を感じている場合には、早めに相談することで関わり方を見直しやすくなります。
友だちの近くに行くけれど遊びに入れない、遊びたい気持ちはあるのに声をかけられない、相手の反応を見ずに近づきすぎてしまうといった姿が続く場合は、関わり方の練習が支えになります。
本人に友だちと遊びたい気持ちがある場合、うまく関われない経験が続くと、友だちの場面を避けるようになることもあります。
児童発達支援では、いきなり友だち同士で解決させるのではなく、先生が間に入りながら、近づき方、声のかけ方、待ち方、断られたときの受け止め方を一緒に経験していきます。
順番を待つ、貸す、借りる、交代する場面で毎回大きく泣く、怒る、切り替えに長い時間がかかる場合は、声かけだけで改善しようとするよりも、見通しの持たせ方や活動の組み立てを見直す視点が必要です。
特に、園で同じような場面が繰り返されている場合、本人も先生も困りやすくなります。
順番待ちや貸し借りは、社会性だけでなく、ことばの理解、気持ちの調整、見通しを持つ力とも関係します。どこで難しさが出ているのかを見ながら、無理なく取り組める方法を考えていきます。
友だちとの関わりは、家庭よりも園で見えやすい場合があります。
家庭では大人が先回りしてくれるため困りごとが出にくくても、園では友だちとの距離、順番、貸し借り、集団のルールが多くなります。そのため、園から「友だちとの関わりが気になる」と言われたときは、家庭で同じ姿が見えない場合でも、園でどの場面に困っているのかを確認します。
友だちを叩く、押す、噛むといった行動が目立つ場合は、トラブルの背景を見る必要があります。
詳しくは、岩国市で子どもが友だちを叩く・押す・噛む行動の背景と関わり方を解説した記事も参考にしてください。
児童発達支援事業所を見学するときは、教室の雰囲気だけでなく、友だちとの関わりに対してどのように支援しているかを確認することが大切です。
順番を待てないときにどう関わるのか、貸し借りが難しいときにどのような声かけをするのか、集団が苦手なお子さまにどの段階から関わりをつくるのかを聞いておくと、通所後のイメージが持ちやすくなります。
ゆめラボ南岩国教室では、見学やご相談の際に、お子さまの現在の様子、園での困りごと、家庭で気になっている場面を伺いながら、どのような関わり方が合いやすいかを一緒に考えています。
見学前に確認したい内容を知りたい方は、南岩国駅近くで個別療育を探す方への見学ポイント記事もご覧ください。
友だちとの関わりが苦手な子は、友だちに興味がないのではなく、近づき方、声のかけ方、順番の待ち方、貸し借りの流れ、気持ちの切り替え方がまだ身についていない場合があります。
そのようなときに大切なのは、無理に集団の中へ入れることではありません。安心できる大人との関係を土台にしながら、同じ空間で過ごす、友だちの遊びを見る、先生と一緒に声をかける、順番を待つ、貸し借りをするという経験を少しずつ増やしていくことです。
ゆめラボ南岩国教室では、お子さま一人ひとりの発達段階や不安の強さに合わせて、友だちとの関わりにつながる社会性ややり取りの力を育てています。
岩国市で児童発達支援を探している方、園での友だち関係が気になる方、順番待ちや貸し借りが難しいお子さまの関わり方を相談したい方は、ゆめラボ南岩国教室までご相談ください。見学や個別のご説明も行っています。
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