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療育コラム

2024.09.30

児童発達支援と放課後等デイサービスの違いとは?対象年齢・支援内容・利用時間を比較

 

お子さまの発達やことば、集団生活、落ち着き、生活面のことで気になる様子があり、支援先を探し始めたときに目にするのが、児童発達支援と放課後等デイサービスという言葉です。

どちらもよく聞く名前ですが、実際には対象となる年齢も、通う時間帯も、支援の目的も同じではありません。名前が似ているため混同されやすいのですが、違いがわかると、お子さまに合う支援先を考えやすくなります。

 

このページでは、児童発達支援と放課後等デイサービスの違いを、対象年齢、支援内容、利用時間、利用方法、費用の考え方までわかりやすくご紹介します。

 

児童発達支援そのものの仕組みや対象、費用、利用の流れを先に知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

児童発達支援と放課後等デイサービスの違いを先に整理

 

児童発達支援と放課後等デイサービスは、どちらもお子さまの発達や生活を支える福祉サービスですが、役割は同じではありません。

大きな違いは、未就学の時期を支えるサービスか、就学後の生活を支えるサービスかという点にあります。

 

名前だけで判断すると似て見えますが、実際には通う年齢、過ごす時間帯、支援のねらいに違いがあります。まずは全体像をつかんでおくと、情報を集めるときにも迷いにくくなります。

ひと目でわかる比較ポイント

児童発達支援は、主に未就学のお子さまが日中に通い、就学前の生活や発達の土台を育てていくための支援です。

放課後等デイサービスは、小学生から高校生までのお子さまが、放課後や長期休暇に通い、学校生活や地域での暮らし、放課後の過ごし方を支えていくための支援です。

 

児童発達支援|主な対象:未就学児|主な時間帯:午前から日中|主な目的:就学前の発達支援と生活の土台づくり
放課後等デイサービス|主な対象:小学生〜高校生|主な時間帯:放課後・長期休暇|主な目的:学校生活・社会性・放課後の支援

迷ったら「未就学か就学後か」で考える

どちらを考えればよいか迷ったときは、まずお子さまが未就学か、すでに小学校へ通っているかを基準に考えるとわかりやすくなります。

まだ園生活の時期であれば、身辺自立、ことば、やりとり、座って取り組む力、切り替え、集団参加など、就学前に育てておきたい土台に目が向きやすく、児童発達支援を検討する流れが一般的です。

 

一方で、小学校入学後は、授業、宿題、放課後の過ごし方、友だちとの関わり、自分でできることを増やすことなど、学校生活に結びつく課題が増えていきます。そのため、就学後は放課後等デイサービスが選択肢に入りやすくなります。

対象年齢と通う時間帯の違い

 

同じ発達支援でも、どの年齢のお子さまを対象にしているかで、支援の形は大きく変わります。ここでは、児童発達支援と放課後等デイサービスの対象年齢と、通う時間帯の違いを確認していきます。

児童発達支援は未就学児向け

児童発達支援は、主に未就学のお子さまを対象としたサービスです。園に通いながら利用するご家庭も多く、平日の午前中や日中の時間帯に通うケースがよく見られます。

 

この時期は、食事、着替え、排せつ、座る、待つ、ことばで伝える、先生やお友だちと関わるといった、毎日の生活の基礎を少しずつ身につけていく時期です。

児童発達支援では、その子の発達のペースに合わせながら、無理のない形で土台を育てていきます。

 

事業所によっては個別療育が中心のところもあれば、小集団活動を取り入れているところもあります。通う曜日や1回あたりの時間もさまざまなので、対象年齢だけでなく、支援の形まで確認しておくことが大切です。

放課後等デイサービスは小学生〜高校生向け

放課後等デイサービスは、小学生から高校生までの学齢期のお子さまが対象です。一般に放課後デイサービスと呼ばれることもありますが、正式には放課後等デイサービスです。

 

通う時間帯は、学校が終わったあとの放課後や、夏休みなどの長期休暇が中心になります。園生活を前提とする児童発達支援とは違い、学校生活と放課後の時間の両方を意識した支援になりやすいことが特長です。

 

学校から事業所へ向かい、帰りはご自宅へ送迎する事業所も多いため、保護者さまが支援内容だけでなく、送迎の有無や範囲を重視して探されることも少なくありません。小学生の時期と中高生の時期では必要な支援も変わるため、年齢に応じた関わりができるかどうかも確認したいポイントです。

支援の目的と内容の違い

 

児童発達支援と放課後等デイサービスは、どちらも発達支援を行う場ですが、力を入れる内容は同じではありません。年齢や生活場面が違うからこそ、支援の目的にも違いが生まれます。

児童発達支援は就学前の土台づくり

児童発達支援で大切になるのは、就学前の育ちを支えることです。たとえば、座って話を聞く、気持ちを切り替える、ことばや身ぶりで伝える、手を使って遊ぶ、体を動かす、順番を待つといった、これからの園生活や学校生活につながる力を育てていきます。

 

また、お子さま本人への支援だけでなく、ご家庭への関わりも大切です。家庭での声かけ、生活リズム、困りごとの共有、園との連携などを通して、お子さまの生活全体を支えていく視点が欠かせません。

未就学の時期は変化が大きいからこそ、できることを一つずつ増やしながら、成功体験を積み重ねていく支援が合いやすい時期です。児童発達支援は、その土台をつくる役割を担っています。

放課後等デイサービスは学校生活・社会性・放課後支援

放課後等デイサービスでは、学校生活を送りながら、その子らしく放課後を過ごせるように支えていく視点が強くなります。授業のあとに落ち着いて過ごす、友だちと関わる、気持ちを整える、自分で選ぶ、生活の見通しを持つなど、日常生活や社会性につながる支援が中心になります。

 

学齢期になると、集団の中での困りごとや、人との距離感、予定の変更への対応、宿題への向き合い方など、未就学の頃とは違う課題が見えやすくなります。放課後等デイサービスは、そうした学校生活の延長にある困りごとを支えながら、安心できる居場所にもなっていきます。

 

事業所によっては、運動、創作活動、SST、学習面へのサポート、外出活動などに力を入れているところもあります。どのような時間を過ごせるかによって相性が変わるため、目的と内容の両方を見て選ぶことが大切です。

利用方法と費用の共通点・違い

 

児童発達支援と放課後等デイサービスは、対象年齢や通う時間帯は異なりますが、利用の流れには共通する部分もあります。

初めて利用を考えるときに、まず知っておきたい点を見ていきます。

受給者証の仕組みや自己負担の考え方を詳しく知りたい方は、費用と制度の解説ページも参考にしてみてください。

どちらも受給者証が基本

児童発達支援も放課後等デイサービスも、多くの場合は受給者証を使って利用します。利用を考え始めたら、まずはお住まいの自治体の窓口や相談支援の担当先へ相談し、必要な手続きや流れを確認することが出発点になります。

 

状況によっては、医師の意見書などが必要になることもあります。必要書類や進め方は自治体によって案内が異なる場合があるため、自己判断で進めるより、早めに相談したほうが動きやすくなります。

 

事業所の見学や体験を先に受けてから、利用の方向を具体化していくご家庭も多くあります。気になる支援先があるときは、通える曜日や送迎、支援の内容だけでなく、受給者証の流れについても一緒に確認しておくと安心です。

費用・自己負担・無償化で知っておきたいこと

費用の考え方は、児童発達支援も放課後等デイサービスも大きな枠組みは共通しています。自己負担は原則1割ですが、世帯の収入状況に応じて上限月額が決まる仕組みになっているため、利用回数が増えた月でも上限を超えて負担が大きくなり続けるわけではありません。

 

児童発達支援については、3歳から5歳までの就学前のお子さまは無償化の対象になるため、費用面の見え方が変わるご家庭もあります。

ただし、実費として別に必要になるものがあるかどうかは事業所ごとに異なるため、契約前に確認しておくと安心です。

 

放課後等デイサービスも、利用日数や支援内容だけでなく、送迎や活動内容、通いやすさまで含めて考えることが大切です。

費用だけでなく、続けやすさまで含めて見ていくと、お子さまに合った選択につながりやすくなります。

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小学校入学後は放課後等デイサービス?移行の考え方

 

未就学のうちは児童発達支援を利用していても、小学校入学が近づくと、その後はどうなるのか気になるご家庭は多いと思います。ここでは、就学後の考え方をわかりやすくお伝えします。

児童発達支援から放課後等デイサービスへの移行

年長の時期になると、小学校入学後の過ごし方を見据えて、放課後等デイサービスの利用を検討するご家庭が増えてきます。

未就学の頃は、生活の土台やコミュニケーションの基礎づくりが中心だったとしても、就学後は学校のあとをどう過ごすかという視点が必要になるからです。

 

入学したあとに急いで探し始めるよりも、年長のうちから見学や相談を始めておくと、地域の状況や空き状況も把握しやすくなります。とくに送迎の範囲や受け入れ学年、支援の雰囲気は事業所ごとに違いが出やすい部分です。

児童発達支援で育ててきた力を小学校入学後の生活につなげていく視点で考えると、移行先の選び方も変わってきます。

 

今できていることだけでなく、入学後にどんな支えがあると安心かまで考えておくことが大切です。

学童との違いもあわせて確認したいポイント

放課後等デイサービスを考え始めたときに、学童との違いが気になる保護者さまも少なくありません。どちらも放課後に通う場という点は共通していますが、目的は同じではありません。

学童は、主に保護者さまの就労などを背景に、放課後の居場所として利用される色合いが強い一方、放課後等デイサービスは、発達支援や生活支援を行う福祉サービスです。そのため、支援の視点、職員配置、過ごし方の考え方に違いがあります。

 

放課後の過ごし方を考えるときは、時間を預かってもらえるかどうかだけでなく、お子さまに今どんな支えが必要かという視点で見比べることが大切です。

放課後等デイサービスが合うのか、学童が合うのか、あるいは地域の資源をどう組み合わせるのかは、ご家庭ごとに考え方が分かれる部分です。

よくある質問

 

最後に、児童発達支援と放課後等デイサービスの違いを調べる中で、保護者さまからよくある疑問をまとめます。

名前が似ているため迷いやすい部分ですが、ポイントを押さえておくと判断しやすくなります。

児童発達支援センターと放課後等デイサービスの違いは?

児童発達支援センターは、主に未就学のお子さまへの発達支援を行いながら、地域の障害児支援の中核として相談や助言、関係機関との連携なども担う役割がある施設です。

 

一方で、放課後等デイサービスは、学齢期のお子さまが学校のあとに通い、放課後の時間の中で発達支援や生活支援を受ける場です。つまり、対象年齢が違うだけでなく、センターには地域全体を支える役割もある点が大きな違いです。

 

センターという名前がついているから何でも同じというわけではなく、どの年齢を主に支える場なのか、どんな役割を持つ施設なのかを見ていくことが大切です。

児童発達支援と放課後等デイサービスは併用できる?

児童発達支援と放課後等デイサービスは、もともとの対象年齢が異なるため、通常は未就学の時期には児童発達支援、就学後は放課後等デイサービスという形で考えることが多くなります。

 

また、複数の障害児通所支援の給付決定を受けている場合でも、同じ日に複数の障害児通所支援を利用できると考えないほうがよい場面があります。

実際の利用の考え方は受給者証の内容や自治体の判断とも関わるため、気になる場合は自治体や相談先に確認するのが確実です。

 

大切なのは、併用できるかどうかだけでなく、今のお子さまに必要な支援がどこにあるかです。

年齢や生活場面、困りごとの内容に合わせて考えると、支援先を選びやすくなります。

まとめ|違いを知って、お子さまに合う支援先を考えましょう

 

児童発達支援と放課後等デイサービスの違いは、まず対象年齢にあります。児童発達支援は未就学のお子さま、放課後等デイサービスは小学生から高校生までのお子さまが主な対象です。

 

ただ、実際に支援先を選ぶときに見ておきたいのは、年齢だけではありません。どんな支援を受けられるのか、どの時間帯に通うのか、学校や園、ご家庭での困りごとと合っているかまで含めて考えることで、お子さまに合う場所が見えやすくなります。

 

未就学のお子さまの支援先をお探しの方は、児童発達支援事業所ゆめラボへお気軽にご相談ください。

 

お子さまの今の様子やご家庭のお悩みに合わせて、教室見学やご利用の流れをご案内しています。

 

ゆめラボの各教室について知りたい方は、教室一覧ページからお近くの教室をご確認いただけます。

 

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