「粘土を触るのを嫌がる」「砂場に入ろうとしない」「のりや絵の具が手につくと泣いてしまう」「服のタグや靴下の縫い目をずっと気にしている」
広島市安芸区で児童発達支援事業所を探している保護者の方から、ゆめラボ矢野南教室には、このような感覚に関するご相談をいただくことがあります。
手が汚れるのを嫌がる姿を見ると、「少し神経質なのかな」「慣れれば大丈夫なのかな」と感じることもあるかもしれません。反対に、熱いものや冷たいものを気にせず触る、けがをしても気づきにくい、強い力で物や人に触ってしまうといった様子があると、「危なくないのかな」と心配になることもあります。
こうした様子の背景には、感覚過敏や触覚過敏、触覚鈍麻といった感覚の受け取り方の違いが関係している場合があります。もちろん、ひとつの行動だけで決めつけることはできませんが、お子さまが日常生活の中で何に困っているのかを知ることで、関わり方や遊び方のヒントが見えてきます。
ゆめラボ矢野南教室では、子どもが苦手な感覚を無理に我慢するのではなく、安心できる関わりの中で少しずつ「触ってみても大丈夫」「自分で選べた」と感じられる経験を重ねることを大切にしています。
このページでは、手が汚れるのを嫌がるお子さまに見られる感覚過敏・触覚過敏の考え方、触覚が鈍いお子さまに見られるサイン、ゆめラボ矢野南教室で行う触覚遊び、家庭でできる関わり方についてお伝えします。
ゆめラボ矢野南教室|基本情報
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手が汚れるのを嫌がるお子さまの中には、手のひらや指先から入る刺激を強く感じやすい子がいます。触覚は、皮膚を通して「触れた」「押された」「ぬるぬるする」「ざらざらする」「痛い」「熱い」「冷たい」といった情報を受け取る感覚です。
触覚の感じ方は人によって異なります。大人にとっては少し手が汚れただけに見える場面でも、触覚過敏のあるお子さまにとっては、強い不快感や怖さに近い感覚として伝わることがあります。
一方で、触覚の刺激に気づきにくいお子さまもいます。触覚鈍麻がある場合、触れている感覚や痛み、温度の変化に気づきにくく、安全面の心配につながることがあります。
大切なのは、「嫌がっているからやらせる」「気づいていないから叱る」と考えることではありません。お子さまの反応をよく見ながら、どの感覚が苦手なのか、どの刺激なら受け入れやすいのかを知ることが、療育の出発点になります。
粘土、砂場、のり、絵の具、水のり、スライム、泥、泡などは、手のひらや指先に強い感触が残りやすい素材です。触覚過敏のあるお子さまにとっては、ぬるぬる、べたべた、ざらざら、ぐにゅぐにゅといった感触が強い刺激として伝わることがあります。
そのため、制作の時間に道具を持ったまま動けなくなったり、砂場の近くまで行けても中に入れなかったり、手にのりがついた瞬間に泣いてしまったりすることがあります。
このような反応は、「やる気がない」「集団活動に参加したくない」という意味とは限りません。本人の中では、手に残る感触を早く取ってほしい、触れる前に何が起きるか分からなくて怖い、前に嫌だった感覚を思い出している、といった状態が起きている場合があります。
ゆめラボ矢野南教室では、最初から素手で触ることを目標にするのではなく、スプーンやへらで混ぜる、袋の上から押す、手袋を使う、指先だけ触るなど、お子さまが受け入れやすい入り方を見ながら進めています。
触覚過敏は、遊びや制作の場面だけでなく、着替えや身支度にも表れることがあります。服のタグが痛いように感じる、靴下の縫い目が気になって何度も履き直す、帽子やマスクを嫌がる、髪を結ぶことや爪切りを強く拒むといった様子です。
保護者の方から見ると、「そこまで気にしなくても」と感じる場面かもしれません。しかし、お子さま本人にとっては、肌に当たる刺激がずっと続いているように感じられ、遊びや食事、外出に気持ちを向けにくくなることがあります。
朝の支度で毎日同じところで止まってしまう場合は、わざと困らせているのではなく、感覚の負担が積み重なっている可能性があります。タグを切る、縫い目の少ない靴下を試す、肌触りのよい素材を選ぶ、着替えの前に好きな服を自分で選ぶなど、環境を変えることで過ごしやすくなることがあります。
手が汚れるのを嫌がる、砂場に入れない、絵の具を触れないといった反応は、周囲から見ると「こだわりが強い」「わがままに見える」と受け取られることがあります。
しかし、触覚過敏があるお子さまは、刺激を少し強く感じるというより、体が危険を知らせるように反応してしまうことがあります。突然触られる、予想していない感触が手につく、苦手な素材を目の前に出されると、体が固まったり、逃げたり、泣いたり、怒ったように見える行動につながることがあります。
このときに無理に触らせると、「触ることは怖い」という記憶が強く残ることがあります。反対に、見るだけ、道具越しに触るだけ、少し近づくだけでも受け止めてもらえる経験があると、お子さまは安心して次の一歩を出しやすくなります。
療育では、嫌がる反応をなくすことだけを目的にしません。お子さまが自分の苦手さを知り、安心できる方法を使いながら活動に参加できるようになることを大切にしています。
触覚の困りごとは、過敏さだけではありません。触覚の刺激に気づきにくいお子さまは、触れている感覚や痛み、温度の変化に気づきにくいことがあります。
手が汚れるのを強く嫌がる子がいる一方で、泥や水、食べこぼしがついても気にしない、けがをしていても遊び続ける、強い力で人や物に触るといった様子が見られる子もいます。
触覚鈍麻がある場合、お子さま自身は「どのくらいの強さで触っているか」「今、危ないものに触れていないか」「体のどこに刺激が入っているか」をつかみにくいことがあります。そのため、安全面や人との関わりで困りごとにつながることがあります。
触覚が鈍いお子さまは、転んで擦りむいてもすぐに気づかない、ぶつけても痛がらない、熱いものや冷たいものを確かめずに触る、といった様子が見られることがあります。
痛がらないから大丈夫というわけではありません。感覚に気づきにくいことで、けがの発見が遅れたり、危ないものに触り続けたりする可能性があります。
家庭では、外遊びや入浴、食事の前後に体の様子を一緒に見る時間を作ることが役立ちます。「赤くなっているね」「ここをぶつけたかもしれないね」と大人が言葉にすることで、お子さまが自分の体の状態に気づくきっかけになります。
ゆめラボ矢野南教室でも、療育中の活動後に手足や表情、動き方を見ながら、必要に応じて声をかけています。感覚に気づきにくいお子さまほど、大人が先回りして叱るのではなく、体の変化に気づけるよう関わることが大切です。
触覚が鈍いお子さまの中には、より強い刺激を求める姿が見られることがあります。友だちや大人の体を強く押す、物を強く握る、壁や床に体をぶつける、何度もジャンプする、身の回りのものを口に入れるといった行動です。
このような行動は、単に落ち着きがないから起きているとは限りません。体が感覚を求めていて、自分の体の位置や触れている感覚を確認しようとしている場合があります。
ただし、相手を強く押したり、危ないものを口に入れたりする行動は、そのままにしてよいものではありません。大切なのは、危険な行動を止めるだけでなく、代わりに安全に強い刺激を受けられる活動を用意することです。
例えば、クッションを押す、粘土を強くつぶす、重めのものを運ぶ、タオルを引っ張り合う、マットの上で体を使うなど、強い感覚を安全に感じられる遊びがあると、危ない行動が減りやすくなることがあります。
触覚過敏と触覚鈍麻は、必ずどちらか一方だけに分かれるものではありません。同じお子さまの中でも、手先は過敏なのに足裏は鈍い、口まわりは鈍いのに背中は過敏、服の感触は嫌がるのに強く抱きしめられることは好き、といったことがあります。
また、その日の体調や睡眠、環境の変化、疲れ具合によっても反応は変わります。昨日できたから今日も同じようにできるとは限らず、反対に、少し時間を置くことで受け入れやすくなることもあります。
そのため、触覚の支援では「この子は過敏」「この子は鈍い」と一言で決めるのではなく、どの場面で、どの部位に、どんな刺激が入ったときに困りやすいのかを見ることが大切です。
ゆめラボ矢野南教室では、療育の中でお子さまの反応を見ながら、触れる素材、力の強さ、活動の時間、声かけの仕方を変えています。一人ひとりの感覚の特徴を見ながら、その子に合った関わりを考えていきます。
ゆめラボ矢野南教室では、触覚過敏や触覚鈍麻があるお子さまに対して、遊びを通して感覚を経験する時間を作っています。
触覚遊びは、苦手な素材を我慢して触るための時間ではありません。お子さまが自分のペースで感覚を確かめ、「見ているだけなら大丈夫」「道具なら触れる」「少しなら触ってみてもいい」と感じられる経験を重ねることを大切にしています。
感覚統合の支援では、触覚だけを単独で見るのではなく、体の位置や力加減に関わる固有感覚、揺れやバランスに関わる前庭感覚、姿勢や体幹の使い方も合わせて考えます。触覚遊びの前に体を動かす活動を入れることで、気持ちが落ち着き、素材に向かいやすくなるお子さまもいます。
矢野南教室の5領域支援について知りたい方は、広島市安芸区の児童発達支援事業所|ゆめラボ矢野南教室の5領域支援プログラムもあわせてご覧ください。
触覚過敏のあるお子さまにとって、突然触られることや、苦手な素材を目の前に出されることは大きな負担になることがあります。特に手のひらや指先は感覚が入りやすいため、少しのべたつきやざらつきでも強く反応することがあります。
ゆめラボ矢野南教室では、素材をいきなり手に乗せるのではなく、まず見る、近くに置く、道具で触る、袋の上から押す、手袋を使う、指先だけ触るというように、お子さまが選べる入り方を用意します。
「触りなさい」と言われて触る経験よりも、「自分で選んで触れた」という経験の方が、次の活動につながりやすくなります。触れなかった日も、素材を見ることができた、近くで過ごせた、先生の動きを見ていたという変化があれば、その子にとって大切な一歩です。
療育では、できないことを急いで変えようとするのではなく、できた反応を見逃さずに次の関わりへつなげていきます。
触覚遊びでは、スライム、寒天、キネティックサンド、粘土、ビーズ、布、スポンジ、泡、紙、シールなど、感触の異なる素材を使うことがあります。
ただし、どの素材を使うかはお子さまの状態によって変えます。べたべたした素材が苦手なお子さまには、乾いた布や紙、スポンジなどから始めることがあります。ざらざらした感触が苦手なお子さまには、袋に入れた砂を外側から触るなど、直接触れない方法を使うこともあります。
触覚鈍麻があるお子さまには、粘土を強く押す、砂の中から玩具を探す、手形や足形を取る、ざらざらとつるつるを比べるなど、感覚の違いに気づきやすい遊びを取り入れます。
活動中は、感触を言葉にすることも大切です。「冷たいね」「ふわふわしているね」「少しべたっとするね」と大人が言葉にすることで、お子さまが感覚とことばを結びつけやすくなります。言葉で伝えることがまだ難しいお子さまでも、表情や手を引く動き、もう一度触ろうとする動きから、好きな感覚や苦手な感覚を読み取っていきます。
触覚過敏があるお子さまの中には、触覚遊びの前に体をしっかり使う活動を入れると、活動に向かいやすくなる子がいます。
例えば、マットの上で転がる、クッションを押す、タオルを引っ張る、重めの物を運ぶ、トンネルをくぐる、ジャンプするなどの活動です。こうした遊びは、体に力を入れる感覚や深い圧の感覚を感じやすく、気持ちの安定につながることがあります。
触覚遊びだけでうまくいかない場合でも、運動遊びと組み合わせることで、手先の活動に入りやすくなることがあります。体が落ち着いたあとに、粘土やシール、砂、布などの素材に触れると、さっきまで嫌がっていたものに少しだけ近づけることもあります。
ゆめラボ矢野南教室の運動療育については、ゆめラボ矢野南教室の運動療育で自信につながる!でも紹介しています。触覚の支援と運動遊びは別々のものではなく、どちらもお子さまが安心して活動に参加するための土台になります。
触覚過敏や触覚鈍麻への関わりは、教室の療育時間だけで完結するものではありません。毎日の着替え、食事、手洗い、お風呂、外遊び、制作遊びの中にも、触覚の経験はたくさんあります。
家庭で大切なのは、苦手な感覚を急に克服させようとしないことです。お子さまが嫌がる素材を無理に触らせると、次からさらに避けるようになることがあります。
反対に、見るだけでもよい、道具を使ってもよい、手を洗える場所がある、やめたいときにやめられるという安心があると、子どもは少しずつ自分から関わりやすくなります。
家庭での触覚遊びは、特別な教材をそろえなくても始められます。大切なのは、生活の中にある素材を使い、お子さまの反応に合わせて量や時間、触り方を変えることです。
家庭でできる触覚遊びには、お風呂の泡、タオル、スポンジ、水、氷、米、パン粉、片栗粉、小麦粉、寒天、野菜、葉っぱ、石、砂など、身近な素材が使えます。
手が汚れるのを嫌がるお子さまには、最初からべたべたする素材を出す必要はありません。乾いた布を触る、ふわふわのタオルを頬に当てる、水を指先で少し触る、袋に入れた片栗粉を外側から押すなど、負担の少ない方法から始めることができます。
食材を使う場合も、口に入れることを目的にしなくて構いません。野菜を洗う、水を注ぐ、パン粉をスプーンで混ぜる、袋の上からつぶすといった活動でも、触覚や手先の使い方につながります。
遊びの中でお子さまが嫌がったときは、その場で止めても構いません。「今日は見るだけにしよう」「スプーンで混ぜてみよう」と切り替えることで、次に挑戦しやすくなります。
触覚過敏のあるお子さまにとって、嫌な感覚を我慢し続けることは大きな負担になります。手についた感触が気になっているときに、「大丈夫だから触って」と言われても、本人の中では大丈夫ではないことがあります。
家庭では、触れたかどうかだけでなく、近くに来られた、見られた、道具で触れた、手袋ならできた、すぐに手を洗えば参加できたという変化を見てあげることが大切です。
「少し触れたね」「ここまでできたね」「今日は見るところまでできたね」と声をかけることで、お子さまは活動そのものを怖いものとして覚えにくくなります。
反対に、「どうしてできないの」「みんなはできるよ」と比べられると、触ることだけでなく、活動全体への不安が強くなることがあります。触覚遊びは、できる量を増やすことよりも、安心して関われる経験を重ねることが先です。
触覚遊びは、手先の感覚だけを育てるものではありません。素材を見比べる、触って違いに気づく、好き嫌いを伝える、順番を待つ、片付ける、手を洗うといった活動の中で、認知、ことば、生活、社会性にもつながっていきます。
例えば、泡遊びでは「多い・少ない」「冷たい・あたたかい」「ふわふわ・つるつる」といった言葉に触れられます。粘土遊びでは、つまむ、丸める、押す、伸ばすといった手先の動きが入ります。砂遊びでは、道具を使う、貸し借りをする、終わったあとに手を洗う流れまで経験できます。
ゆめラボ矢野南教室では、家庭で続けやすい関わり方もお伝えしています。
家庭でできる遊びの広げ方を知りたい方は、家庭で今日からできる療育プログラム5選|児童発達支援事業所ゆめラボ矢野南教室も参考にしてください。
教室での療育と家庭での関わりがつながると、お子さまは同じ力をいろいろな場面で使いやすくなります。触覚の支援も、教室だけで完結させず、生活の中で少しずつ経験を広げていくことが大切です。
手が汚れるのを嫌がる、粘土や砂場を強く避ける、服のタグや靴下の縫い目を気にする、反対にけがや温度に気づきにくいといった様子があると、保護者の方は毎日の生活の中で対応に迷うことがあります。
感覚過敏や触覚過敏、触覚鈍麻は、本人の努力だけで急に変えられるものではありません。お子さまの感じ方を知り、安心できる環境を作りながら、少しずつ経験を広げていく関わりが必要です。
ゆめラボ矢野南教室では、広島市安芸区で児童発達支援を必要とする未就学のお子さまに向けて、個別療育と土曜日の小集団療育を行っています。触覚遊び、運動遊び、手先を使う活動、生活につながる活動を組み合わせながら、お子さまの発達段階に合わせた支援を行います。
「うちの子は感覚過敏なのかな」「家庭でどう関わればいいのかな」「児童発達支援の利用を考えた方がいいのかな」と感じている方は、ゆめラボ矢野南教室にご相談ください。
はじめての方でも、見学や体験からご利用を検討できます。療育の内容、通所までの流れ、受給者証に関することも、スタッフが一緒に確認します。
お子さまが苦手な感覚を否定されることなく、自分のペースで世界を広げていけるよう、ゆめラボ矢野南教室がご家庭と一緒に支えていきます。
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