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療育コラム

2025.10.24

家庭でできる療育の運動遊び8選|運動が苦手な子どもにおすすめの協調運動あそび

 

児童発達支援事業所ゆめラボでは、運動が苦手なお子さまが「体を動かすって楽しい!」と感じられることを何よりも大切にしています。

発達の特性によって、バランスを取るのが難しかったり、体の動かし方がぎこちなかったりと、運動面に苦手さを感じる子は少なくありません。

 

しかし、遊びの形で少しずつ挑戦していくことで、楽しみながら自然と体の使い方を覚え、自信へとつなげることができます。

このページでは、発達支援の現場で実際に取り入れている「運動が苦手な子どもにおすすめの遊び」を4つ厳選して紹介します。家庭でも取り入れやすい工夫も合わせて解説します。

運動が苦手な子どもに見られる特徴と支援の考え方

 

発達支援の現場では、「走ると転びやすい」「ボールをうまく投げられない」「姿勢を保つのが難しい」など、さまざまな運動面の課題を持つお子さまと出会います。

こうした特徴は、筋力やバランス感覚だけでなく、感覚統合の未発達や空間認知の難しさ、また運動に対する不安感など、複数の要素が影響していることも多くあります。

 

児童発達支援事業所では、そうした特性を理解した上で、「できないこと」ではなく「できること」から少しずつ広げていくことを重視しています。

お子さま一人ひとりの発達段階に合わせた支援が、安心と自信につながるのです。
 
感覚の受け取り方や感覚統合の視点については、感覚遊びで発達を支える家庭でできる療育遊びでも詳しく紹介しています。

苦手を無理に克服しようとしない

療育の基本は「その子のペースに合わせる」ことです。

苦手な運動に無理に取り組ませるのではなく、まずは「できる・楽しめる」レベルから始めていくことが重要です。

「できた!」という小さな成功体験が積み重なることで、自然と「やってみよう」という気持ちが育ち、最終的に苦手の克服につながっていきます。

「できた!」を一緒に喜ぶ

運動が得意な子よりも、苦手な子ほど「できた!」の瞬間は大きな成長の証です。

スタッフや保護者がその瞬間を一緒に喜ぶことで、子どもの自信はぐんと高まります。

「頑張ったね」「上手にできたね」といった具体的な褒め言葉が、子どものモチベーションを支える大切な要素です。

安心できる環境で挑戦する

安心感は挑戦の第一歩です。

児童発達支援事業所ゆめラボでは、床にマットを敷く、柔らかいボールを使用するなど、安全面に配慮した環境を整えています。

 

また、活動ごとに視覚支援を使って見通しを持たせることで、「何をするか分からない」不安を減らし、運動への苦手意識をやわらげています。

おすすめの遊び①|バランスあそびで体幹を育てる

 

体幹が弱いと姿勢が崩れやすく、長時間座っていられなかったり、転びやすくなったりします。

バランスあそびは、楽しく取り組みながら体幹を鍛えることができる療育の定番です。無理のない範囲で少しずつバランス感覚を高めましょう。
 
姿勢の崩れやすさや体幹の弱さが気になる場合は、発達障害と姿勢・体幹の関係もあわせて参考にしてください。

平均台ごっこ

テープを床に貼り、「この線の上を落ちないように歩こう!」と声をかけるだけでOKです。

子どもにとってはシンプルでも集中力・バランス力が必要なあそびになります。

コースを曲げてみたり、アイテムを持って歩いたりすることで難易度を調整できる点も魅力です。

クッション渡り

クッションや座布団を並べて「島渡りゲーム」にするのもおすすめです。

「落ちないようにジャンプ!」というルールを加えるだけで、空間感覚・バランス力・脚力を同時に育てられます。

療育では、活動の前後に「どんなふうに動けたか」を振り返ることで、達成感を実感させています。

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おすすめの遊び②|ボールあそびで協調運動を育てる

 

ボールあそびは、目で見た情報を体の動きに結びつける「協調運動(コーディネーション)」の発達に効果的です。

手の動きと目の動きを連動させる練習は、集中力の向上にもつながります。

児童発達支援事業所では、お子さまに合わせたボールの大きさや硬さを選ぶことで、安心して楽しめる工夫をしています。

キャッチボール(転がしバージョン)

最初から投げるのではなく、ボールを床で転がしてやり取りするだけで十分な練習になります。相手を見てボールを受け取る動作は、対人関係の基礎である「目を見る」練習にもなります。

慣れてきたら「転がす→投げる→キャッチする」とステップアップしていきましょう。
 
相手を見る、同じものに注目する力については、発達障害の子どもの共同注意を育てる療育遊びでも具体的に紹介しています。

風船バレー

風船を使うことで、スピードがゆっくりになり、タイミングをつかみやすくなります。「ポーン!」「いくよ!」と声をかけながらやり取りすることで、言葉のキャッチボールにもつながります。

グループで行えば、順番を待つ・協力する・他者と関わる練習にも発展します。

おすすめの遊び③|リズムあそびで動きの流れをつかむ

 

リズムあそびは、音楽のテンポや音の変化に合わせて体を動かすことで、動作の切り替え力や感覚統合を促します。

「音が止まったら止まる」「リズムをまねする」といったシンプルな活動を繰り返すことで、集中力と柔軟な思考を養うことができます。

音楽に合わせてストップゲーム

音楽が鳴っている間は自由に動き、止まった瞬間にピタッと静止する遊びです。「止まる」「動く」の切り替えを練習でき、集団生活でのルール理解にもつながります。

療育では、テンポを変えたり指示役を交代したりして、自己コントロール力を育てています。

太鼓リズムごっこ

先生が叩くリズムを真似してドンドン!と叩く活動です。視覚・聴覚・身体感覚を同時に使うため、発達段階に応じて多方面の刺激になります。

他の子と合わせることで「協調性」や「社会性」も育ちます。

おすすめの遊び④|サーキットあそびで達成感を味わう

 

サーキットあそびとは、複数の動作を組み合わせた運動遊びです。

「ジャンプ→くぐる→投げる」など、ルールに沿って体を動かすことで、計画性や集中力、達成感を育てます。

家庭でも身近なもので簡単に実践できるのが魅力です。

おうちサーキット

クッションジャンプ、トンネルくぐり、ボール転がしなどを組み合わせて、オリジナルコースを作りましょう。

繰り返すうちに体力がつき、動作の流れを覚えることができます。ゴールに「拍手」や「ハイタッチ」を入れると達成感がアップします。

ごほうびコース

最後に「シールを貼る」「メダルをもらう」などのごほうびを用意すると、モチベーションが持続します。

達成する喜びを繰り返し感じることが、「やってみたい」という意欲につながります。

家庭で療育の運動遊びを続けるときのポイント

 

家庭で療育の運動遊びを取り入れるときは、特別な道具をそろえたり、難しい運動を練習したりする必要はありません。

大切なのは、運動が苦手なお子さまが「体を動かすことは楽しい」「できたらうれしい」と感じられる経験を、生活の中で少しずつ増やしていくことです。

 

バランス遊び、ボール遊び、リズム遊び、サーキット遊びなどは、家庭でも取り入れやすい運動遊びです。

ただし、同じ遊びでも、お子さまによって得意な動きや苦手な動きは異なります。

そのため、無理にできるようにするのではなく、様子を見ながら難易度を調整し、安心して取り組める形に変えていくことが大切です。

難しい遊びよりも「できた」を増やす

運動が苦手なお子さまにとって、最初から難しい遊びに挑戦することは、不安や苦手意識につながる場合があります。

「ジャンプができない」「ボールが取れない」「すぐに転んでしまう」といった経験が続くと、体を動かすこと自体を避けるようになることもあります。

 

家庭で運動遊びを行うときは、難しい課題を用意するよりも、まずは成功しやすい動きから始めることが大切です。

たとえば、平均台のように細い線を歩くのが難しい場合は、幅の広いタオルの上を歩くところから始めても十分です。

ボールをキャッチするのが難しい場合は、投げるのではなく、床で転がして受け取る遊びに変えることもできます。

 

「できたね」「もう一回やってみようか」と前向きな声かけを重ねることで、お子さまは安心して運動遊びに取り組みやすくなります。

小さな成功体験を積み重ねることが、体幹や協調運動の発達だけでなく、自信を育てる支援にもつながります。

体幹・協調運動・感覚のどこに苦手さがあるかを見る

運動が苦手といっても、その背景は一人ひとり異なります。

姿勢を保つことが難しいお子さまもいれば、目で見たものに合わせて手足を動かすことが苦手なお子さまもいます。

また、揺れる感覚や足裏の感覚が苦手で、ジャンプやバランス遊びに不安を感じる場合もあります。

 

家庭で運動遊びをするときは、「できる・できない」だけを見るのではなく、どの動きで困っているのかを観察することが大切です。

座っている姿勢が崩れやすい場合は体幹の弱さ、ボールを目で追いにくい場合は見る力や協調運動、ジャンプを怖がる場合は感覚面の不安が関係していることもあります。

 

苦手さの理由が少し見えてくると、遊び方の工夫もしやすくなります。

たとえば、バランスが不安定な場合は手をつないで歩く、ボール遊びが苦手な場合は大きくて柔らかいボールを使う、音や動きの切り替えが苦手な場合は短い時間からリズム遊びを始めるなど、お子さまに合った支援につなげられます。

無理に運動させず、楽しい遊びとして続ける

家庭での運動遊びは、訓練のように続けるよりも、親子で楽しめる遊びとして取り入れることが大切です。

「やらなければいけない」「できるまで頑張る」という雰囲気が強くなると、運動が苦手なお子さまにとって負担が大きくなってしまうことがあります。

 

そのため、短い時間でも楽しく終われることを意識しましょう。

1回の遊びが数分でも、お子さまが笑顔で取り組めたり、「またやりたい」と感じられたりすれば、運動への苦手意識をやわらげるきっかけになります。

 

また、うまくできなかった日があっても問題ありません。

その日の体調や気分、疲れ具合によって、取り組みやすさは変わります。

無理に続けるのではなく、「今日はここまでにしよう」「次は違う遊びにしてみよう」と切り替えながら、楽しい経験として積み重ねていくことが大切です。

 

療育の運動遊びは、体を鍛えることだけが目的ではありません。

体を動かす楽しさを知り、自分の体の使い方に少しずつ気づき、「できた」という経験を増やしていくことが、発達支援において大切な土台になります。

まとめ|ゆめラボで楽しく体を動かす療育を体験しよう

 

運動が苦手なお子さまでも、遊びの中で少しずつ体の使い方を覚え、自信をつけていくことができます。

児童発達支援事業所ゆめラボでは、「できた!」を一緒に喜び合う療育を通して、楽しく運動に親しめる環境を整えています。

 

家庭だけでは難しい運動課題も、専門職のサポートのもとで安心して取り組めます。

見学や体験はいつでも受付中です。ぜひ一度、ゆめラボの「楽しく育つ療育」を体験してみてください。

 

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