「家では手づかみばかり」「保育園では周りのお子さんがお箸を使い始めているのに、うちの子は持とうとしない」。
そんな様子が続くと、食事の時間が楽しみというより、不安やプレッシャーの時間になってしまうことがあります。
お箸の練習が進まない、スプーンですくうとこぼれてしまう、フォークを使っても口まで運ぶ途中で落としてしまう。
こうした様子が続くと、「練習が足りないのかな」「発達障害や自閉症の特性と関係があるのかな」と気になる保護者の方も少なくありません。
広島市安佐南区にある児童発達支援事業所「ゆめラボ西原教室」では、お箸やスプーンが上手く使えないお子さまに対して、発達段階に合わせ、無理のない順序で食具の練習を進める療育を行っています。
無理に「がんばらせる」のではなく、「これならできそう」「ちょっとやってみたい」という気持ちを引き出しながら、食事の場面での成功体験を少しずつ増やしていくことを大切にしています。
ゆめラボ西原教室|基本情報
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一見、「練習不足かな」「やる気がないのかな」と思えるお箸やスプーンの使いにくさにも、実はいくつかの理由が重なっていることがあります。
ゆめラボ西原教室では、まず「どこでつまずいているのか」をお子さまの姿から確認します。力の入れ方が難しいのか、姿勢が崩れやすいのか、手先の感覚がつかみにくいのか、食事そのものに苦手な気持ちがあるのかによって、必要な関わり方は変わります。
お箸やスプーンは、指先だけで扱うものではありません。座る姿勢、体幹の安定、見た位置に手を動かす力、口まで運ぶ距離感、こぼれたときの気持ちの切り替えなど、いくつもの力が重なって使いやすくなります。
お箸やスプーンの動かし方は、指先の動きだけで決まるわけではありません。椅子に座ったときに足が床についていない、背もたれにもたれかかってしまう、テーブルとの高さが合っていないなど、姿勢が安定しにくいと、手元の操作も難しくなります。
体がぐらつくと、手は体を支えるために使われやすくなります。その状態でスプーンを口まで運んだり、お箸で小さな食材をつまんだりするのは、お子さまにとって負担の大きい動きです。
ゆめラボ西原教室では、イスやテーブルの高さ、足の裏の付き方、座っているときの体の傾きなどを確認し、食具を使いやすい姿勢に近づけます。必要に応じて足台やクッションを使い、体の軸がぶれにくい状態をつくることで、手先の動きも出しやすくなります。
指先の力が弱かったり、物をつかむ感覚がつかみにくかったりすると、お箸を持ってもすぐに落としてしまう、スプーンを口まで運ぶ途中でこぼれてしまう、といったことが起こりやすくなります。
お箸やスプーンを使うには、強く握るだけではなく、力を入れすぎないことも必要です。スプーンの角度を少し変える、口元で手首を返す、お箸で食材をつまんだまま持ち上げるなど、食事の中には細かな力加減がたくさん含まれています。
そのため、ゆめラボ西原教室では、いきなりお箸の練習だけに取り組むのではなく、「つまむ」「にぎる」「ひねる」「はなす」といった動きを遊びの中で経験できるようにしています。
洗濯バサミを開け閉めする、スポンジボールをギュッと握る、小さなビーズを指先でつまんで容器に入れるなど、身近な道具を使った活動を通して、指先の力と感覚の育ちを支えます。
スプーンがうまく使えない、お箸の練習が進まないというだけで、発達障害や自閉症と決まるわけではありません。
ただ、発達障害や自閉症の特性があるお子さまの場合、感覚の受け取り方、見通しの持ちにくさ、姿勢の保ちにくさ、手先の不器用さなどが重なり、食具の操作が難しくなることがあります。
例えば、手に食具が触れる感覚が苦手で持ちたがらない子もいれば、食材の感触やにおいが気になって、スプーンを使う前に食事への抵抗感が強くなる子もいます。また、「こう持って」「こぼさないで」と言われることが続くと、食具を使うこと自体を避けるようになる場合もあります。
ゆめラボ西原教室では、「できない行動」だけを見るのではなく、その前後にある気持ちや体の使い方も見ながら関わります。
お子さまが安心して食事に向かえる状態をつくることが、箸の練習やスプーンの練習を進める土台になります。
お箸の練習を始める時期は、年齢だけで決めるものではありません。周りの子がお箸を使い始めていると焦る気持ちが出ることもありますが、まだスプーンやフォークの操作が不安定な状態でお箸へ進むと、お子さまにとって食事の負担が増えてしまうことがあります。
大切なのは、「お箸を持てるか」だけではなく、食事の時間に体を安定させて座れるか、スプーンで口まで運ぶ経験が積めているか、こぼれたときに気持ちを立て直せるかを見ることです。
お箸の前に、まず見ておきたいのがスプーンやフォークの使い方です。スプーンですくうときに手首が大きく傾いてしまう、口に運ぶ前にこぼれてしまう、フォークで刺した食材を途中で落としてしまう場合は、まだ手首や指先の動きが育っている途中かもしれません。
この段階で大切なのは、早くお箸に移ることではなく、「自分で食べられた」という経験を増やすことです。スプーンの柄を少し太くする、すくいやすい器を使う、一口量を減らすなど、成功しやすい形に変えるだけでも食事への前向きさが変わることがあります。
ゆめラボ西原教室では、スプーンやフォークの段階からお子さまの手の動きを確認し、どの道具が今の発達に合いやすいかを見極めます。お箸へ進む場合も、無理なく移行できるように、トングやトレーニング箸などを使いながら段階を踏んでいきます。
手づかみ食べが続いていると、「もうやめさせた方がいいのでは」と心配になることがあります。しかし、手づかみ食べには、食べ物の大きさや硬さ、温度、口までの距離を体で知る役割があります。
もちろん、年齢や生活場面に応じて食具を使う経験は必要です。ただし、手づかみを完全に止めることだけを目標にすると、お子さまが食事を楽しみにくくなることがあります。
ゆめラボ西原教室では、手づかみ食べが残っている場合も、それを否定するのではなく、どの場面で手づかみになりやすいのかを見ます。疲れているときに手づかみになるのか、苦手な食材だけ手で触ろうとするのか、スプーンでは食べにくい形だから手が出るのかによって、必要な支援は変わります。
お箸の練習やスプーンの練習で一番避けたいのは、食事の時間そのものが苦痛になることです。「またこぼした」「ちゃんと持って」「どうしてできないの」と言われる経験が重なると、お子さまは食具だけでなく、食卓に向かうこと自体を嫌がるようになることがあります。
食事は毎日の生活の中でくり返される時間です。だからこそ、練習の量よりも、気持ちが崩れにくい進め方が合います。
少しだけスプーンで食べられた、トングで一つだけつまめた、こぼしても最後まで席に座れた。そうした小さな場面を見つけて声をかけることで、お子さまは「またやってみよう」と感じやすくなります。
お箸・スプーンの使い方は、「こう持てば正解」という形だけを覚えるものではありません。その子の手の大きさや力の入り方、得意な動き、苦手な感覚に合わせて、少しずつステップアップしていくことが必要です。
ゆめラボ西原教室では、個別の支援計画に基づいて、その子に合った道具選びや練習方法を提案しています。
お箸の練習も、ただトレーニングとして行うのではなく、お子さま自身が「できた」「前よりやりやすくなった」と感じられる場面をたくさん用意することを心がけています。
最初から大人と同じお箸を目指す必要はありません。ゆめラボ西原教室では、お子さまの現時点での力に合わせて、スプーンの柄の太さや長さを工夫したり、リング付きのお箸やサポートパーツのついたお箸からスタートしたりすることもあります。
例えば、最初はスプーンで「すくって運ぶ」動きを安定させ、その次にトングやトレーニング箸で「はさむ」経験を重ねてから、一般的なお箸へと進んでいくなど、段階を踏んだステップを提案します。
持ち方についても「ここをこう持って」と細かく言い続けるのではなく、「この持ち方だと動かしやすいかな?」と反応を見ながら関わります。形だけを直すより、お子さま自身が「この方が食べやすい」と感じられることが、次の練習につながります。
机に向かってひたすらお箸の練習をするだけでは、お子さまが飽きてしまったり、食事そのものが苦手になってしまうことがあります。
そこで、ゆめラボ西原教室では、遊びの中にお箸やスプーンの動きの要素を取り入れながら、自然に手先の使い方を身につけていけるよう工夫しています。
例えば、スポンジやポンポン玉をトングではさむゲーム、マジックテープ付きの食べ物のおもちゃをお皿に盛りつけるごっこ遊び、小さなブロックを器から器に移し替える活動など、楽しみながらくり返しやすい課題を用意しています。
遊びの中で成功体験を重ねることで、「本物のごはんでもやってみようかな」という気持ちにつながりやすくなります。
療育の時間だけでできるようになることもありますが、お箸やスプーンは家庭の食事場面とつながっている生活動作です。そのため、ゆめラボ西原教室では、教室での様子を保護者の方と共有し、家庭で無理なく続けやすい練習方法や声かけも提案します。
たとえば、スプーンを持つ手に力が入りすぎている場合は、家庭でどのような器や食材だと成功しやすいかを確認します。お箸を嫌がる場合は、いきなり食事中に練習するのではなく、遊びの時間にトングでつまむ経験を入れるなど、負担が少ない形から始めます。
「家でどこまで練習したらいいのか」「食事中に声をかけすぎてしまう」「保育園ではどう相談したらいいのか」といった保護者の方の悩みも、療育の中で扱います。
家庭での練習は、特別な教材をたくさん用意するよりも、毎日の生活の中でお子さまが取り組みやすい場面をつくることが大切です。
ただし、食事中に長く練習しようとすると、食べることへの負担が大きくなる場合があります。食事の時間は短く成功しやすい形にして、遊びの時間に手先の動きを経験する方が合うお子さまもいます。
ゆめラボ西原教室でも、家庭で続ける場合は「毎回きちんと練習する」より、「成功しやすい形を一つ増やす」ことを意識していただくようお伝えしています。
お箸の練習に入る前の段階では、トングや洗濯ばさみを使った遊びが取り入れやすい方法です。スポンジ、ポンポン玉、丸めた紙などを別の容器に移すだけでも、「はさむ」「持ち上げる」「離す」という動きを経験できます。
このとき、うまくできるまで何度もやらせるより、少し簡単な大きさや柔らかさのものから始める方が続きやすくなります。最初は大きめのスポンジをつかみ、慣れてきたら少し小さなものに変えるなど、成功しやすい段階をつくると続けやすくなります。
お箸の練習は、いきなり食卓で始める必要はありません。遊びの中で手の使い方に慣れてから、食事場面へつなげていく方が、お子さまも受け入れやすくなります。
スプーンがうまく使えないときは、スプーンの持ち方だけでなく、一口量や食材の形も見てみましょう。スプーンにたくさん乗せすぎると、口まで運ぶ途中でこぼれやすくなります。水分が多いものや細かく崩れやすいものは、さらに難しく感じることがあります。
最初は少量をすくう、器のふちを使ってすくいやすくする、少しとろみのある食材から試すなど、成功しやすい形をつくると、お子さまは「自分で食べられた」という感覚を持ちやすくなります。
こぼさないことだけを目標にするのではなく、スプーンを持てた、口元まで運べた、最後まで席に座れたなど、食事の中で見られた変化に声をかけると、次の一口につながります。
お箸やスプーンの練習では、どうしても「こぼした」「落とした」「持ち方が違う」といった場面に目が向きやすくなります。けれども、注意が続くと、お子さまは食具を使うことに自信をなくしてしまうことがあります。
声をかけるときは、「今日は一口スプーンで食べられたね」「さっきより落とさずに運べたね」「最後まで座って食べられたね」のように、できた場面を言葉にして伝えることが大切です。
うまくいかなかった日があっても、前にできたことがすべて戻ってしまうわけではありません。疲れている日、苦手な食材の日、周りが気になる日など、お子さまの状態によって食具の使いやすさは変わります。
毎日の中で少しずつ「できた場面」を増やしていくことが、箸の練習やスプーンの練習を続ける力になります。
お箸やスプーンが上手く使えないとき、「もっと練習させないと」と感じてしまう保護者の方も多いかもしれません。
しかし、がんばり方が合っていないと、お子さまも保護者の方も疲れてしまい、「食事=うまくできない時間」という印象が強くなってしまうことがあります。
箸の練習が苦手な背景には、指先の力だけでなく、姿勢、体幹、感覚の受け取り方、道具の合いにくさ、食事への緊張感などが関係していることがあります。スプーンが使えない、こぼしてしまう、食具を持ちたがらないといった姿も、練習不足だけで片づけず、お子さまの発達段階に合わせて見ていくことが必要です。
ゆめラボ西原教室では、姿勢や体幹、指先の力や感覚、道具の選び方、家庭での食事場面などから、お箸・スプーンの使いにくさを確認し、お子さまに合った療育の方法を提案しています。
小さな変化を「できたね」と受け止めながら、食事の時間を少しずつ前向きな経験に変えていけるよう支えていきます。
「このままで大丈夫かな」「いつから箸の練習を始めたらいいのか迷っている」「スプーンがうまく使えないことを相談してよいか迷っている」という場合は、見学や個別相談だけでも構いません。
祇園新橋北駅・西原駅・祇園出張所前から通いやすい場所にありますので、お子さまの様子をお聞かせいただきながら、一緒に今後のステップを考えていきましょう。
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