「1歳になったのに、まだ言葉が出ない」「同じくらいの月齢の子と比べてしまって不安になる」――そんな思いを抱える保護者さまは少なくありません。
1歳は、言葉がぐんと増える子もいれば、まだ声や表情、身ぶりで気持ちを伝えることが中心の子もいる時期です。
言葉の数だけを見ると不安が大きくなりやすい一方で、この時期には目線、まねっこ、指さし、やりとり遊びといった「ことばの前段階」が育っていきます。
このページでは、1歳で「言葉が遅いかも」と感じたときに、まず見ておきたいことばの前段階と、家庭でできる関わり方、相談を考えたい目安についてお伝えします。
ゆめラボでは、お子さまの今の様子に合わせて、ことばにつながる関わりを保護者さまと一緒に考えています。
INDEX
1歳の言葉の発達を見るときは、「単語がいくつ出ているか」だけで判断しないことが大切です。
言葉はある日突然増えるように見えても、その前には人への関心や、伝えようとするやりとりが少しずつ育っています。まずは、その土台になっている力に目を向けてみましょう。
1歳は、発達の差が目立ちやすい時期です。早くから単語が増える子もいれば、言葉になる前の反応が中心のまま、ゆっくり進んでいく子もいます。
月齢が近い子と比べると心配になりやすいものですが、この時期は「今できていないこと」だけでなく、「これから育っていく力」に目を向けることも大切です。
「まだ一語も出ていない」「たまに声は出るけれど意味のある言葉には見えない」と感じても、それだけで判断できるわけではありません。
大人の声に反応しているか、何かを伝えようとしているか、遊びの中で人と関わろうとしているかによって見え方は変わります。言葉は単語だけでなく、やりとりの積み重ねの中で育っていきます。
1歳の時期に見ておきたいのは、目線が合う、表情や動きをまねする、呼びかけに反応する、指さしや身ぶりで気持ちを伝えようとする、といった姿です。
こうした反応は、ことばそのものではなくても、言葉につながる大事な入り口になります。「話せるかどうか」だけでなく、「伝え合う土台が育っているか」を見ていくことが大切です。
1歳で言葉が遅いかもと感じたときは、日常の中で見られる小さな反応を見ていくことが大切です。
何か一つだけで判断するのではなく、いくつかの様子を合わせて見ていくと、お子さまの今の状態がつかみやすくなります。
名前を呼んだときにふと顔を向ける、好きな遊びのときに大人の表情を見る、一緒に笑う場面がある。こうした姿は、人に関心を向けながら過ごしているサインのひとつです。
ずっと見つめ合う必要はありませんが、「楽しい」「うれしい」を人と共有しようとする様子があるかは、言葉の土台を見るうえで大切なポイントです。
名前を呼ばれたときに振り向く、好きな音楽や生活音に反応する、声をかけると表情が変わる。こうした反応は、ことばを聞き取る力や、人の声に注意を向ける力と関わっています。
毎回同じように反応しなくても、ふだんの生活の中で「聞いている感じがあるか」を見ていくことが大切です。
拍手やばんざい、いないいないばあ、口の動き、簡単な音まねなど、大人の動きを見て真似しようとする姿は、言葉の前に育ちやすい大切な力です。
まねっこは、相手を見て、同じことをしてみる経験の積み重ねです。このやりとりが増えるほど、ことばのやりとりにもつながりやすくなります。
欲しいものに手を伸ばす、気になるものを指さす、大人の手を引く、うなずく、首を振る。こうした動きは、言葉が出る前でも「伝えたい」が育っているサインです。
言葉がまだ少なくても、自分なりの方法で意思表示できているかを見ることで、ことばの芽が育っているかどうかが見えやすくなります。
ボールを転がし合う、追いかけっこをする、いないいないばあを繰り返すなど、「相手と一緒にやると楽しい」と感じられる遊びは、言葉の土台を育てます。
一人遊びが好きな子でも、短いやりとりを楽しめる場面があるかを見てみましょう。やりとり遊びは、話す前のコミュニケーションの練習にもなります。
1歳の関わりで大切なのは、長い時間何かを教え込むことではありません。
生活や遊びの中で、「聞く」「見る」「まねする」「伝わる」を少しずつ増やしていくことが、言葉の土台づくりにつながります。無理なく続けやすい関わりを取り入れてみてください。
1歳の子には、質問をたくさんするより、目の前で起きていることを短い言葉で伝える関わりが合いやすいことがあります。
たとえば「ボールころころ」「わんわんいたね」「おててぱちぱち」といったように、見ているものやしていることをそのまま言葉にします。大人の言葉が場面と結びつくことで、意味のある音として入りやすくなります。
拍手、ばんざい、バイバイ、動物の鳴き声、車の音など、まねしやすい動きや音を繰り返すと、人と関わる楽しさが育ちやすくなります。
まねっこは、できるかどうかを試すものではなく、「同じことをして笑い合う」時間を増やす遊びです。言葉がまだ出なくても、まねっこが増えることでコミュニケーションの土台が育っていきます。
「りんごとバナナ、どっちにする?」「赤と青、どっちがいい?」と二つの選択肢を見せると、指さしや視線、手を伸ばす動きで選びやすくなります。
大事なのは、「伝えたら分かってもらえた」という経験を増やすことです。この経験が重なると、ことばそのものへの意欲も育ちやすくなります。
年齢が上がってからの言葉の関わり方も知りたい方は、子どもの言葉が遅いと感じたら?家庭でできる5つの関わり方をご紹介もあわせてご覧ください。
1歳の言葉の発達には幅がありますが、「様子を見ていて大丈夫かな」と迷う場面が続くと、保護者さまの負担も大きくなります。
単語の数だけでなく、人とのやりとりや遊びの広がり、毎日の関わりやすさも合わせて見ながら、相談のタイミングを考えていきましょう。
名前を呼んでも反応が少ない、目線が合いにくい、一緒に遊んでいても人をあまり見ないなど、人とのやりとりが増えにくいと感じるときは、早めに相談してみることが安心につながる場合があります。
言葉そのものより前に、人との関わり方を見ていくことで、今のお子さまに合う関わりが見つかることがあります。
気になるものを指さすことが少ない、真似する遊びがほとんど見られない、同じ遊びを繰り返すことが多く、やりとりが広がりにくい。こうした様子が続くときは、家庭だけで抱え込まず、支援につながることで見えてくることがあります。
遊び方を少し変えるだけで、反応が変わることもあります。
「まだ大丈夫かもしれない」と思いながらも、不安が頭から離れず、毎日の声かけや遊びの時間がつらくなってしまうことがあります。
保護者さまの悩みが強くなっているときは、それも十分に相談のきっかけになります。気になり始めた段階で話を聞いてもらうことで、今できることが見えやすくなる場合があります。
1歳の支援では、無理に言葉を引き出すことよりも、お子さまが人と関わる心地よさや、伝わる楽しさを感じられることが大切です。
児童発達支援事業所では、言葉だけを切り取るのではなく、遊び方や反応の出方も含めて見ながら、その子に合う関わりを考えていきます。
ゆめラボでは、単語が出ているかどうかだけでなく、目線、模倣、指さし、理解、遊び方、感覚の入り方など、ことばにつながる土台を見ていきます。
そのうえで、今のお子さまにとって入りやすい関わり方を考え、家庭でも続けやすい形につなげていきます。
音に反応しやすい子、体を動かす遊びが好きな子、人の表情を見るのが好きな子など、子どもによって入りやすいきっかけは違います。
ゆめラボでは、その子が楽しいと感じやすい活動から関わりを始め、やりとりの回数を増やしていきます。「話させる」よりも、「人と関わるのって楽しい」と感じられる経験を重ねることを大切にしています。
支援の場だけで変化を目指すのではなく、毎日の生活の中で続けやすい関わりが見つかることも大切です。
ご家庭の生活リズムやお子さまの好きな遊びに合わせながら、取り入れやすい声かけや遊び方をお伝えしていきます。
支援の内容についてさらに知りたい方は、言語療法とは?子どもの言葉の遅れ・発音・会話の困りごとへの支援内容を解説も参考になります。
1歳で「言葉が遅いかも」と感じたときは、単語の数だけで判断しようとすると不安が大きくなりやすくなります。
目線、まねっこ、指さし、やりとり遊びなど、ことばの前段階に目を向けることで、お子さまの今の育ちが見えやすくなることがあります。
家庭では、実況中継の声かけ、まねっこ遊び、2択で伝える経験づくりなど、今日から始めやすい関わりがあります。
それでも不安が続くときや、やりとりの増え方が気になるときは、早めに相談することで見えてくることもあります。
ゆめラボでは、1歳のお子さまの言葉の悩みに対して、ことばの前段階も含めながら今の様子を見ていき、ご家庭で続けやすい関わり方を一緒に考えています。
早期療育の考え方も知りたい方は、早期療育って必要?始めるタイミングとその理由をゆめラボが解説しますもぜひご覧ください。
「まだ相談するほどではないかも」と感じる段階でも大丈夫です。1歳の言葉の不安や関わり方で迷ったときは、ゆめラボへお気軽にお問い合わせください。
見学やご相談を通して、お子さまに合うはじめの一歩を一緒に考えていきます。
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