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療育情報

2025.09.17

集団が苦手な子のための小集団療育|児童発達支援で友だちとの関わりを育てる

 

「園ではお友だちとの関わりが少ない」「順番を待つことが苦手」「集団活動になると緊張して固まってしまう」など、お子さまの集団場面での様子が気になったことはありませんか。

 

児童発達支援では、一人ひとりの発達段階や特性に合わせた個別療育を大事にしながら、必要に応じて少人数で関わる小集団療育を取り入れることがあります。

 

小集団療育は、大人数の集団にすぐ入ることを目指すものではありません。少人数の落ち着いた環境で、友だちと同じ場にいること、順番を待つこと、ルールのある遊びに参加することを少しずつ経験していく支援です。
 

ゆめラボでは、個別療育を中心にお子さまの特性を見ながら、一部教室で曜日を限定して小集団プログラムを実施しています。

 

このページでは、小集団療育とはどのような支援なのか、個別療育との違い、育ちやすい力、ゆめラボで行っている小集団プログラムの例について紹介します。

INDEX

小集団療育とは?児童発達支援で行う少人数の関わり支援

 

小集団療育とは、数名程度のお子さまが同じ場で活動しながら、人との関わりやルールのある遊びを経験していく療育です。

 

児童発達支援の現場では、ことば、運動、生活、認知、社会性などを一つずつ切り離して考えるのではなく、お子さまの毎日の生活につながる力として見ていきます。小集団療育では、その中でも特に「人と関わる」「相手を意識する」「場面に合わせて行動する」といった力を育てやすい特徴があります。

 

ただし、小集団療育は「集団に慣れさせるために無理をさせる場」ではありません。お子さまが不安を感じすぎない人数、活動時間、声かけ、環境を考えながら、参加しやすい形を探していくことが大切です。

大人数の集団ではなく少人数で関わりを経験する療育です

保育園や幼稚園のような大きな集団では、周りの声や動き、次々に変わる予定に圧倒されてしまうお子さまもいます。

 

小集団療育では、人数を少なくすることで、友だちの存在を感じながらも、スタッフが一人ひとりの表情や動きに目を向けやすくなります。いきなり集団の中心に入るのではなく、まずは同じ部屋で過ごす、友だちの活動を見る、短い時間だけ参加するなど、お子さまに合う入り方を考えます。

 

「みんなと同じようにできるか」よりも、「同じ場にいても安心できるか」「少しだけ関わってみようと思えるか」を大切にしていくのが、小集団療育の大きな役割です。

ルール理解・順番待ち・やりとりを遊びの中で学びます

小集団療育では、ボール遊び、制作、ゲーム、運動遊びなどを通して、ルールを聞く、順番を待つ、友だちに渡す、応援する、終わりの合図で気持ちを切り替えるといった経験を重ねます。

 

こうした力は、言葉だけで説明しても身につきにくいことがあります。「待とうね」と言われるだけでは難しくても、ボールが回ってくる順番を見ながら待つ、すごろくで自分の番まで座って待つ、友だちの番を見守るといった遊びの中では、行動として経験しやすくなります。

 

待つことやルールのある遊びについて家庭での関わり方も知りたい場合は、子どもが待てないのはなぜ?3分でできる「ちょっと待つ」練習も参考になります。

無理に集団へ入れるのではなく安心できる段階から始めます

集団が苦手なお子さまにとって、「友だちと一緒にやってみよう」と言われるだけでも大きな負担になることがあります。

 

そのため、小集団療育では、最初から全ての活動に参加することを求めません。近くで見るだけ、スタッフと一緒に一部分だけ参加する、好きな活動から入るなど、お子さまの様子に合わせて始め方を考えます。

 

集団参加の目的は、無理に合わせることではありません。安心できる経験を積み重ねながら、「友だちがいても大丈夫」「次は少しやってみたい」と感じられる場面を増やしていくことです。

小集団療育で育つ社会性・順番待ち・感情調整の力

 

小集団療育では、友だちと同じ空間で過ごす中で、家庭や個別療育だけでは見えにくい姿が表れることがあります。

 

たとえば、普段はことばが少ないお子さまが、友だちの動きを見て真似をすることがあります。自分の番を待つのが苦手なお子さまが、ゲームの流れの中では少しだけ待てることもあります。思い通りにならない場面で泣いてしまうお子さまが、スタッフの声かけで気持ちを立て直す経験を積めることもあります。

 

児童発達支援で大切にされている5領域の考え方については、児童発達支援事業所の5領域プログラムとは?療育で大切にする5つの視点でも紹介しています。

友だちと同じ場で過ごすことに慣れていく

小集団療育で最初に大切にしたいのは、友だちと同じ場にいても安心して過ごせる感覚です。

 

友だちと一緒に遊ぶことだけが、社会性の第一歩ではありません。友だちが遊んでいる様子を見る、同じ音楽を聞く、同じタイミングで座る、同じ空間で活動の流れを感じることも、人との関わりに向かう大切な経験です。

 

無理に話しかけたり、遊びに誘ったりしなくても、まずは「同じ場所にいられた」という経験が次の一歩につながります。

順番を待つ力とルールのある遊びに参加する力

順番を待つことやルールを守ることは、未就学のお子さまにとって簡単なことではありません。

特に、発達に特性のあるお子さまは、見通しが持ちにくい、気持ちが先に動きやすい、相手の状況を想像しにくいなどの理由から、待つことや交代が苦手に見える場合があります。

 

小集団療育では、短い時間で終わる活動や、順番が目で見て分かる遊びを取り入れながら、「今は友だちの番」「次は自分の番」という流れを体験します。少し待てた、友だちに渡せた、ルールを聞いて動けたという経験は、園生活や就学前の準備にもつながります。

気持ちの切り替えや感情を整える力

小集団療育では、うれしい、悔しい、もっとやりたい、負けて悲しいなど、さまざまな気持ちが出てきます。

 

勝ち負けのある遊びや順番のある活動では、思い通りにならない場面もあります。その時に、スタッフが気持ちを受け止めながら、次の行動へつなげる声かけを行います。

 

感情を整える力は、泣かないことや怒らないことではありません。自分の気持ちに気づき、少しずつ戻ってこられる経験を重ねることが大切です。小集団療育では、友だちがいる場面だからこそ生まれる気持ちを、支援の中で扱うことができます。

個別療育と小集団療育の違い

 

児童発達支援を検討する保護者さまからは、「個別療育と小集団療育はどちらがよいですか」と聞かれることがあります。

 

結論から言うと、どちらか一方が優れているというものではありません。お子さまの発達段階、困りごと、園での様子、家庭での様子によって、必要な支援は変わります。

 

ゆめラボでは個別療育を中心に、お子さまの状態や目標を見ながら、小集団での経験が合うかどうかを考えていきます。

 

個別療育の基本的な考え方については、児童発達支援事業所の個別療育についてもご覧ください。

個別療育は一人ひとりの課題に合わせやすい支援です

個別療育は、お子さまとスタッフが一対一に近い形で関わりながら、発達段階や困りごとに合わせて活動を組み立てやすい支援です。

 

ことばの理解、発語、手先の使い方、姿勢、気持ちの切り替え、見通しの持ち方など、その子に合わせて内容を調整しやすい点が特徴です。周囲の刺激が少ないため、集団場面では集中しにくいお子さまも取り組みやすくなります。

個別療育で安心して活動に向かう力を育てることは、小集団療育に参加する前の土台にもなります。

小集団療育は人との関わりの中で力を使う支援です

小集団療育では、個別療育で身につけてきた力を、友だちがいる場面で使う経験ができます。

 

たとえば、個別では「どうぞ」と言えるお子さまも、友だちを前にすると緊張して言えないことがあります。個別では座って活動できても、周りの声や動きがあると席を立ちやすくなることもあります。

 

小集団療育では、友だちがいる場面でスタッフがそばにつきながら、人との関わり方を少しずつ経験していきます。

どちらか一方ではなく子どもの状態に合わせて考えます

小集団療育を始める時期は、お子さまによって異なります。

 

まずは個別療育で安心して活動できることが大切な場合もあります。一方で、園生活や就学を見据えて、友だちとの関わりを少しずつ経験した方がよい時期もあります。

 

大切なのは、「今この子にとって必要な経験は何か」を見ていくことです。ゆめラボでは、保護者さまから日常の様子を伺いながら、個別療育と小集団療育のどちらをどのように使うかを考えていきます。

集団が苦手な子にも小集団療育が合うことがあります

 

小集団療育は、集団が得意なお子さまだけのものではありません。

むしろ、友だちとの関わりに不安があるお子さま、園の集団活動で戸惑いやすいお子さま、順番やルールのある遊びが苦手なお子さまにとって、少人数で経験できる場は大きな意味を持ちます。

 

ただし、参加の仕方はお子さまによって異なります。初回から積極的に活動できる子もいれば、見学に近い形から始めた方が安心できる子もいます。

園生活で友だちとの関わりに不安がある

園で友だちの輪に入りにくい、近づきすぎてしまう、反対に友だちを避けてしまうなど、人との距離感に不安があるお子さまは少なくありません。

 

小集団療育では、スタッフが近くで関わりながら、友だちとの距離、声のかけ方、物の貸し借り、相手の反応を見る経験を支えていきます。

 

社会性は、急に身につくものではありません。安心できる大人がいる場で、友だちと関わる経験を積み重ねることで、少しずつ自分なりの関わり方を学んでいきます。

順番を待つことやルールのある遊びが苦手

順番を待てない、負けると怒ってしまう、ルールを聞く前に動き出してしまうといった姿は、家庭や園でもよく見られる相談の一つです。

 

小集団療育では、活動の始まりと終わりを分かりやすく伝えたり、順番が見えるようにしたり、短い時間で達成感を得られる遊びから始めたりします。

 

「待てないから参加できない」と考えるのではなく、「待つ経験をどのような形なら積めるか」を考えていくことが大切です。

就学前に少しずつ集団場面へ慣れていきたい

就学が近づくと、座って話を聞く、順番に発表する、友だちと同じ活動に参加する、勝ち負けを受け止めるなど、集団の中で求められる場面が増えていきます。

 

小集団療育では、就学前の準備として、机上課題だけではなく、人との関わりの中で必要になる力も育てていきます。

 

集団に慣れることは、ただ人数の多い場所に入ることではありません。見通しを持つ、困った時に大人へ伝える、友だちの動きを見て行動するなど、学校生活につながる力を少しずつ経験していきます。

ゆめラボで行う小集団療育プログラムの例

ゆめラボでは、遊びの楽しさを入り口にしながら、ルール理解、順番を待つ力、友だちへの意識、気持ちの切り替え、体の使い方などを育てる小集団プログラムを行っています。

活動内容は、教室や参加するお子さまの年齢、発達段階、その日の様子によって変わります。ここでは、実際に取り入れている活動の一部を紹介します。

ボール回しゲーム

円になって座り、音楽や合図に合わせてボールを隣の子へ渡していく活動です。自分の番だけでなく、友だちの動きにも目を向けながら、集団の流れに参加する経験ができます。

療育効果
順番を待つ力ボールが自分のところへ来るまで待つ経験を通して、活動の流れを感じやすくなります。
視線と注意の持続ボールの動きを目で追うことで、見る力と活動に向かう集中を育てます。
感情の調整早く触りたい気持ちを抱えながら待つことで、気持ちを保つ経験につながります。
やりとりの経験「どうぞ」「ありがとう」などの短いやりとりを活動の中で使いやすくなります。
集団への安心感みんなで同じ活動に参加することで、友だちがいる場への安心感を育てます。

ペットボトルボウリング

並べたペットボトルを的にして、順番にボールを転がす遊びです。自分の番を待つ、狙って転がす、友だちの番を見るなど、遊びの中に多くの学びがあります。

療育効果
ルールの理解一人ずつ行う流れを経験し、集団の中で守る約束を学びます。
目と手の協応的を見てボールを転がすことで、見る力と体の動きをつなげます。
力加減の調整強すぎる、弱すぎるを体験しながら、ちょうどよい力の使い方を学びます。
友だちへの関心友だちの番を見たり応援したりすることで、相手に目を向ける機会が生まれます。
達成感ペットボトルが倒れる分かりやすい結果が、次もやってみたい気持ちにつながります。

すごろく作りと遊び

みんなでマスやルールを考え、完成したすごろくで遊ぶ活動です。制作と遊びを組み合わせることで、表現する力、友だちと相談する力、ルールを守る力を育てます。

療育効果
表現する力自分の考えたマスや絵を形にすることで、思いを表す経験になります。
相談する力友だちやスタッフと話しながら作ることで、相手の考えに触れる機会が生まれます。
ルールの実践自分たちで作ったルールを使って遊ぶことで、約束を守る意味を感じやすくなります。
順番を待つ力サイコロを振る順番を待つ中で、見通しを持って待つ経験ができます。
自信につながる経験作ったものを友だちと楽しむことで、自分の取り組みに手応えを感じやすくなります。

チーム対抗玉入れ

チームに分かれて、かごに向かってボールを入れる活動です。体を動かす楽しさに加えて、合図を聞く、チームを意識する、勝敗を受け止める経験ができます。

療育効果
体の使い方投げる、拾う、狙う動きの中で、体の動かし方や距離感を学びます。
合図を聞く力開始と終了の合図に合わせて動くことで、聞いて行動する経験につながります。
チーム意識同じチームの友だちを意識しながら、一緒に取り組む楽しさを感じます。
勝敗の受け止め勝った時、負けた時の気持ちを経験しながら、気持ちを戻す力を育てます。
参加意欲短時間で取り組みやすく、体を動かす楽しさから活動への意欲が生まれます。

ゆめラボ案内バナー
ゆめラボへの見学・ご相談はこちら

児童発達支援のご利用に関するご質問や、教室見学・無料体験についてのご相談は、LINEからお気軽にお問い合せください。

小集団プログラム実施教室のご案内

 

ゆめラボでは、教室ごとに曜日や内容を工夫しながら、小集団プログラムを実施しています。

実施曜日や対象となるお子さまの状況は教室によって異なります。ご希望の場合は、各教室の空き状況や参加の流れをご確認ください。

ゆめラボ千歳信濃教室

ゆめラボ千歳信濃教室では、月曜日・水曜日・金曜日の10:00〜15:00に、小集団プログラムを中心とした1日型の療育を実施しています。

午前と午後で活動に変化を持たせながら、生活リズム、友だちとの関わり、体を使った遊び、制作活動などを経験できる時間を設けています。

 

▶ 千歳信濃教室紹介ページを見る

ゆめラボ宇品教室

ゆめラボ宇品教室では、土曜日限定で小集団活動を実施しています。

平日は個別療育を中心にお子さまの課題や特性に合わせた支援を行い、土曜日には友だちとの関わりや集団場面での経験を積める機会を設けています。

 

▶ 宇品教室紹介ページを見る

ゆめラボ矢野南教室

ゆめラボ矢野南教室では、土曜日に少人数での小集団プログラムを行っています。

体を使った運動遊びや、友だちと取り組む制作活動などを通して、楽しみながら人との関わりを経験できる時間を大切にしています。

 

▶ 矢野南教室紹介ページを見る

小集団療育についてよくある質問

 

小集団療育に関心があっても、「集団が苦手な子でも大丈夫なのか」「個別療育と一緒に利用できるのか」「見学だけでもよいのか」など、不安を感じる保護者さまは多くいらっしゃいます。

 

ここでは、ゆめラボに寄せられることの多い質問にお答えします。

集団が苦手でも参加できますか?

集団が苦手なお子さまでも、参加の仕方を調整しながら始められる場合があります。

最初からすべての活動に参加する必要はありません。見学に近い形で同じ場にいる、スタッフと一緒に一部分だけ参加する、好きな活動から入るなど、お子さまの様子に合わせて考えます。

 

大切なのは、無理に参加させることではなく、安心できる経験から始めることです。

個別療育と併用できますか?

教室の実施状況やお子さまの状態によりますが、個別療育と小集団療育を組み合わせて考えることは可能です。

個別療育では、一人ひとりの課題に合わせた支援を行いやすくなります。小集団療育では、友だちがいる場面でその力を使う経験ができます。

 

どちらをどのように使うかは、お子さまの発達段階、園での様子、保護者さまのご希望を伺いながら考えていきます。

何歳から参加できますか?

ゆめラボは、0歳から6歳までの未就学のお子さまを対象とした児童発達支援事業所です。

ただし、小集団プログラムへの参加は、年齢だけで判断するものではありません。お子さまの発達段階、活動への関心、環境への慣れ、当日の様子などを見ながら検討します。

 

詳しい対象年齢や参加方法は、実施教室へお問い合わせください。

見学だけでもできますか?

見学やご相談から始めることができます。

小集団療育は、実際の雰囲気を見てみることで、お子さまに合いそうか、どのような関わりがあるかをイメージしやすくなります。保護者さまだけで相談される場合も、お子さまと一緒に教室の雰囲気を見る場合もあります。

 

参加に不安がある場合は、現在の困りごとや園での様子をお聞かせください。

まとめ|小集団療育に関心のある方はゆめラボへご相談ください

 

小集団療育は、友だちとの関わり、順番を待つ経験、ルールのある遊び、気持ちの切り替えなどを、少人数の中で少しずつ経験していく支援です。

 

集団が苦手なお子さまにとって、いきなり大きな集団へ入ることは負担になる場合があります。だからこそ、安心できる人数や活動から始められる小集団療育には意味があります。

 

ゆめラボでは、個別療育を中心にお子さま一人ひとりの特性を見ながら、一部教室で小集団プログラムも実施しています。

 

「友だちとの関わりが気になる」「園での集団活動が心配」「就学前に少しずつ集団場面へ慣れていきたい」と感じている方は、まずは見学やご相談からお気軽にお問い合わせください。

 

📞 電話:0120-303-519(平日10:00〜18:00)

📩 お問い合わせフォーム:https://yumelabo.jp/contact/

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