園や家庭で、お子さまの友達との関わり方が気になることはありませんか。
おもちゃを取られると泣いてしまう、順番を待てずに割り込んでしまう、「やめて」と言えずに我慢してしまう、反対に強い言葉や手が出てしまう。こうした姿が続くと、保護者の方も「このまま園生活で困らないかな」「友達とのトラブルが増えたらどうしよう」と不安になることがあると思います。
友達とのトラブルが多い子は、わざと困らせようとしているわけではありません。
自分の気持ちに気づきにくい、相手の表情を読み取りにくい、言いたいことを言葉にする前に行動が出てしまうなど、背景にはさまざまな発達の特性や経験の少なさが関係していることがあります。
横浜市港南区の児童発達支援事業所ゆめラボ上永谷教室では、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を通して、友達との小さなトラブルに向き合う練習を行っています。
「貸して」「待って」「やめて」「あとでね」など、園生活や日常の中で使いやすい言葉を増やしながら、お子さまが自分の気持ちを相手に伝えられるように支援しています。
このページでは、友達とのトラブルが多い未就学児に見られやすい困りごとと、児童発達支援事業所で行うSSTの練習方法について、ゆめラボ上永谷教室の取り組みをもとに紹介します。
ゆめラボ上永谷教室|基本情報
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INDEX
友達とのトラブルが多い子には、園生活の中で相談につながりやすい場面がいくつかあります。
たとえば、遊びたい気持ちが強くて相手の使っているおもちゃに手を伸ばしてしまう、順番を待つ前に動いてしまう、嫌だったことを言葉にできずに泣いてしまうなどです。
大人から見ると「どうして言えないのかな」「何度も伝えているのに」と感じる場面でも、お子さまの中では、気持ち、言葉、行動がうまくつながっていないことがあります。
そのため、友達とのトラブルを減らすには、叱って終わりにするのではなく、どの場面でつまずいているのかを見ながら、使える言葉や行動を増やしていくことが大切です。
保育園や幼稚園に通いながら児童発達支援事業所の利用を考えている方は、園生活との組み合わせ方も気になると思います。
通い方については、こちらの児童発達支援事業所と保育園・幼稚園の両立についての記事でも紹介しています。
友達とのトラブルで多いのが、おもちゃの取り合いです。
使いたいおもちゃが目に入ると、相手が遊んでいる途中でも手を伸ばしてしまうことがあります。本人の中では「使いたい」という気持ちが先に出ていて、「今は相手が使っている」「先に声をかける」という流れまで考えにくいことがあります。
このような場面では、「取ったらだめ」と止めるだけでは、次にどうすればよいのかが残りにくいことがあります。
ゆめラボ上永谷教室のSSTでは、「貸して」「終わったら貸して」「待ってるね」など、実際の場面で使いやすい言葉を練習します。言葉だけで難しい場合は、カードや動作も使いながら、相手に伝える経験を増やしていきます。
友達に押された、順番を抜かされた、遊びを邪魔された。そんなときに、嫌だった気持ちを言葉にできず、泣く、怒る、固まるという反応になることがあります。
これは、気持ちが弱いからでも、我慢ができないからでもありません。自分の中で何が嫌だったのかをつかむ前に、体の反応や行動が先に出ていることがあります。
SSTでは、「嫌だった」「びっくりした」「悲しかった」「まだ使いたかった」など、気持ちと言葉をつなげる練習を行います。
お子さまが自分の気持ちを言えるようになると、大人に泣いて訴えるだけでなく、相手に短い言葉で伝える準備ができていきます。
友達とのトラブルが多い子の中には、相手の表情や声の調子、遊びの流れを読み取りにくい子もいます。
相手が嫌そうな顔をしていても気づきにくい、遊びが終わりかけていることが分かりにくい、冗談と本気の違いがつかみにくいなど、目に見えにくい部分で困っていることがあります。
そのため、「空気を読んで」と言われても、お子さまには何を見ればよいのかが分からない場合があります。
ゆめラボ上永谷教室では、表情カードや場面のイラスト、実際のやりとりを使いながら、「相手はどんな気持ちかな」「今は何が起きているかな」と考える時間をつくっています。
SSTは、友達との関わり方をただ説明する時間ではありません。
実際にありそうな場面を使いながら、気持ちに気づく、言葉を選ぶ、相手に伝える、別の行動を試すという流れを何度も経験していきます。
友達トラブルへの関わりでは、「正しい答えを覚える」ことよりも、「その場で使える形にする」ことが大切です。
たとえば、「貸して」と言えるようになっても、声が小さすぎて相手に届かないことがあります。「やめて」と言えても、強い口調になりすぎて、またトラブルになることもあります。だからこそ、言葉の内容だけでなく、声の大きさ、表情、距離、タイミングまで含めて練習していきます。
SSTも一度で身につくものではありません。小さな段階を重ねながら進める考え方については、ゆめラボ上永谷教室のスモールステップ療育の記事でも紹介しています。
友達とのトラブルを振り返るとき、最初から「どうすればよかった?」と聞いても答えにくい子がいます。
その前に必要なのは、「自分はどう感じていたのか」に気づくことです。怒っていたのか、悲しかったのか、びっくりしたのか、まだ遊びたかったのか。気持ちに名前がつくと、次に伝える言葉を選びやすくなります。
ゆめラボ上永谷教室では、感情カードやイラストを使いながら、お子さまが自分の気持ちを選べるようにしています。
言葉で答えることが難しい場合も、絵を指さす、表情を選ぶ、スタッフの言葉をまねるなど、その子に合った形から始めます。
友達との関わりでは、短くても使える言葉を持っていることが大きな助けになります。
「貸して」「入れて」「やめて」「待ってて」「あとでね」「まだ使ってるよ」などの言葉は、園生活の中で何度も出てくる大切な表現です。
ただし、言葉を知っているだけでは、実際の場面で使えないことがあります。
ゆめラボ上永谷教室では、遊びの中で似た場面をつくり、どの言葉を使うとよいかを練習します。最初はスタッフが見本を見せ、次に一緒に言い、少しずつお子さま自身の言葉として出せるようにしていきます。
SSTでは、実際に起きた友達トラブルをそのまま責めるのではなく、似た場面をつくって練習することがあります。
たとえば、「使っているおもちゃを友達が取りたがった場面」「順番を抜かされた場面」「遊びに入れてほしい場面」などを、スタッフと一緒に再現します。
ロールプレイでは、失敗しても大丈夫な環境で試せることが大きな意味を持ちます。
一度うまく言えなくても、言い方を変えてみる、声の大きさを変えてみる、相手との距離を変えてみるなど、次の方法を試せます。こうした経験が、園や家庭で似た場面に出会ったときの手がかりになります。
友達とのトラブルへの練習は、家庭だけで頑張ろうとすると難しいことがあります。
家では保護者の方が相手になるため、園での友達関係とは状況が違います。
また、きょうだいとの関わりでは感情が強く出やすく、落ち着いて練習する前にトラブルが大きくなることもあります。
児童発達支援事業所では、お子さまの発達段階や特性を見ながら、無理のない場面からSSTを始めることができます。
ゆめラボ上永谷教室では、1回60分の個別療育の中で、お子さまの様子に合わせて友達との関わり方、気持ちの伝え方、順番や待つ練習などを取り入れています。
友達とのトラブルが多い子の中には、集団の中でいきなり練習することが負担になる子もいます。
周りの声や動きが気になって集中できない、失敗するのが不安で話せなくなる、相手の反応に驚いてしまうなど、集団場面では本来の力が出にくいことがあります。
ゆめラボ上永谷教室では、一対一の環境で安心して練習できることを大切にしています。
まずはスタッフとの関わりの中で言葉や行動を試し、少しずつ実生活に近い場面へつなげていきます。
SSTでは、できなかったことを指摘するよりも、できた場面をその場で言葉にすることが大切です。
「今、貸してって言えたね」「待ってるねって言えたね」「嫌だったことを言葉にできたね」と伝えることで、お子さまは自分の行動に気づきやすくなります。
小さな成功体験が増えると、「次も言ってみよう」「少し待ってみよう」という気持ちにつながります。
友達とのトラブルが多い子ほど、失敗経験が重なりやすいからこそ、できた瞬間をその場で受け止める関わりが大切です。
SSTで練習した言葉や行動は、園や家庭で実際に使える形に近づけていくことが重要です。
教室で言えた言葉が、園や家庭でも使えるようになることが大切です。そのため、ゆめラボ上永谷教室では、保護者の方から園や家庭での様子を伺いながら、実際に困っている場面に近い形で練習を行います。
「園でおもちゃの取り合いが多い」「家ではきょうだいに強い言い方をしてしまう」「友達に入れてと言えない」など、具体的な場面をもとにすることで、練習したことを日常の中で使いやすくしていきます。
ゆめラボ上永谷教室のSSTでは、友達とのトラブルをなくすことだけを目的にしていません。
大切にしているのは、お子さまが自分の気持ちに気づき、相手に伝える方法を知り、次に同じような場面があったときに少しでも別の行動を選べるようになることです。
友達とのトラブルが多い子は、周りから注意される経験が増えやすく、自信をなくしてしまうことがあります。
だからこそ、失敗を責めるのではなく、「次はどうしてみようか」と一緒に考えられる関わりが必要です。
なお、友達とのトラブルの背景に、予定変更や切り替えの苦手さが関係している場合もあります。そのような場合は、切り替えが苦手な子への見通し支援の記事もあわせて参考にしてください。
友達とのトラブルには、いつも一つだけの正解があるわけではありません。
「貸してと言う」「待つ」「別のおもちゃを使う」「大人に助けを求める」など、場面によって選べる方法は変わります。
ゆめラボ上永谷教室では、大人がすぐに答えを決めるのではなく、お子さまが選べるように関わります。
選択肢をいくつか出しながら、「どれならできそうかな」と考える時間をつくることで、自分で選んで行動する経験につなげています。
トラブルが起きたあとに、「どうしてそんなことをしたの」と強く聞かれると、お子さまは理由を話す前に黙ってしまうことがあります。
自分でもうまく説明できないまま責められたと感じると、次から話すこと自体が苦手になる場合もあります。
ゆめラボ上永谷教室では、振り返りを責める時間にしないようにしています。
「何が嫌だったかな」「どの言葉なら言えそうかな」「次は誰に助けを求めようか」と、次の行動につながる形で関わります。失敗を終わりにせず、次に使える経験へ変えていくことを大切にしています。
友達とのトラブルへの支援は、教室だけで進めるよりも、家庭と同じ方向で関わる方が続けやすくなります。
教室で練習している言葉や、うまくいった声かけを保護者の方と共有することで、家庭でも同じような関わりを取り入れやすくなります。
たとえば、きょうだいとのおもちゃの取り合いで「貸して」を使う、嫌だったときに「やめて」と言う、順番を待てたときにその場で認めるなど、日常の中にもSSTの練習につながる場面はあります。
ゆめラボ上永谷教室では、教室で見られた成長をご家庭にもつなげながら、お子さまの小さな変化を一緒に見ていきます。
友達とのトラブルが多い子は、性格の問題やわがままだけで困っているとは限りません。
気持ちに気づくこと、相手に伝えること、順番を待つこと、相手の表情を見ることなど、まだ経験が必要な力が関係している場合があります。
SSTでは、こうした力を一つずつ練習しながら、園や家庭で使える関わり方につなげていきます。
「貸して」「やめて」「あとでね」などの短い言葉を使えるようになることは、友達とのトラブルを減らすだけでなく、お子さまが自分の気持ちを守る力にもつながります。
横浜市港南区の児童発達支援事業所ゆめラボ上永谷教室では、1回60分の個別療育の中で、お子さまの発達段階や特性に合わせたSSTを行っています。
友達とのトラブルが続いている、園での関わりが心配、気持ちを言葉にすることが苦手と感じている場合は、一度ご相談ください。
見学や体験も随時受け付けています。
友達との関わり方や気持ちの伝え方に不安がある場合は、現在の様子を伺いながら、必要な支援を一緒に考えていきます。
📞 電話:045-352-7201(火曜~土曜日9:00-18:00)
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