保育園や幼稚園で、お子さまの友達との関わりが続けて気になることはありませんか。
おもちゃを使いたくて手が出る、順番を待てずに割り込んでしまう、「貸して」「入れて」「やめて」が言えない、嫌なことがあると泣いてしまう。園からこうした様子を聞くと、保護者の方は「このまま友達と遊べるのかな」「発達に何か関係があるのかな」と不安になることがあります。
友達とのトラブルが続く未就学児は、相手を困らせたいわけではありません。
使いたい気持ちが先に出る、嫌な気持ちを言葉にする前に体が動く、相手の表情に気づきにくい、順番や待つ時間の見通しが持ちにくいなど、園生活の中でまだ練習が必要な力が隠れていることがあります。
横浜市港南区の児童発達支援事業所ゆめラボ上永谷教室では、1回60分の個別療育の中で、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を取り入れています。
「貸して」「入れて」「やめて」「あとでね」「まだ使っているよ」など、友達との関わりで使いやすい言葉を、遊びやロールプレイの中で練習します。
このページでは、保育園で友達トラブルが多い未就学児に見られやすい姿、家庭でできる声かけ、港南区のゆめラボ上永谷教室で行うSSTについて紹介します。
ゆめラボ上永谷教室|基本情報
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INDEX
保育園や幼稚園で友達とのトラブルが多い未就学児には、よく見られる姿があります。
たとえば、使いたいおもちゃがあるとすぐに手を伸ばす、遊びに入りたいのに「入れて」と言えない、順番を待つ前に体が動く、相手が嫌がっていることに気づかず同じことを続けるなどです。
大人から見ると「また同じことをしている」と感じる場面でも、お子さまの中では、気持ちに気づくこと、言葉を選ぶこと、行動を止めることが同時に難しくなっている場合があります。
園でのトラブルを減らすには、その場で強く止めるだけではなく、どこでつまずいているのかを見ながら、次に使える言葉や行動を増やす関わりが必要です。
保育園や幼稚園に通いながら児童発達支援事業所の利用を考えている方は、こちらの児童発達支援事業所と保育園・幼稚園の両立についての記事もあわせてご覧ください。
おもちゃの取り合いは、未就学児の友達トラブルでよく相談される内容です。
使いたいおもちゃが目に入ると、「今すぐ使いたい」という気持ちが強くなり、相手が遊んでいる途中でも手を伸ばしてしまうことがあります。相手に取られたと感じたときには、泣く、怒る、押す、取り返すといった行動につながることもあります。
このとき、お子さまは「貸してと言えばよかった」と分かっていない場合もあれば、言葉は知っていても、その場の気持ちが強すぎて使えない場合もあります。
そのため、「取ったらだめ」と伝えるだけでは次の行動につながりにくくなります。「貸してって言ってみよう」「終わったら貸してって伝えよう」と、次に使う言葉まで一緒に示す関わりが必要です。
友達との関わりでは、短い言葉をその場で使えることが大きな助けになります。
しかし未就学児の中には、「貸して」「入れて」「やめて」などの言葉を知っていても、友達の前では言えない子がいます。気持ちが強くなる、断られる不安がある、言葉が出るまでに時間がかかるなど、理由はさまざまです。
「やめて」が言えずに我慢し続ける子もいます。反対に、言葉にする前に強い口調や手が出てしまう子もいます。どちらの場合も、気持ちを伝える方法をまだ練習している途中です。
家庭や療育では、まず大人が見本を見せます。「今は、やめてって言うときだね」「入れてって言ってみよう」と短い言葉で支えることで、お子さまは友達との関わりで使う言葉を少しずつ覚えていきます。
順番を待つことは、未就学児にとって簡単なことではありません。
「あとで」「次に」「順番」という言葉は聞いたことがあっても、どれくらい待てばよいのか、いつ自分の番が来るのかが見えにくい子もいます。そのため、並んでいる途中で前に出る、友達が使っている物を先に取る、待っている間に別の行動を始めることがあります。
順番を待つときは、待つ力だけでなく、見通しを持つ力も必要になります。
「あと2人待ったら順番だよ」「砂時計が終わったら交代だよ」「このカードが出たら次はあなたの番だよ」と、待つ時間を見える形にすると、順番の意味が伝わりやすくなります。
順番でつまずきやすい子には、「待ちなさい」だけでなく、どのように待てばよいのかを練習する時間が必要です。
友達との関わりでつまずきやすい子の中には、相手の表情や体の動き、声の調子に気づきにくい子もいます。
友達が顔をそむけている、声が小さくなっている、体を引いている、遊びを終わらせたがっている。こうしたサインは、大人が思うよりも分かりにくいものです。
「嫌がっているでしょ」「見たら分かるでしょ」と言われても、お子さまには何を見ればよいのか分からないことがあります。
友達の表情や場面の流れを読む力は、経験の中で育っていきます。表情カード、場面のイラスト、スタッフとのやりとりを使って、「この顔はどんな気持ちかな」「今は続けてもいいかな」と考える時間をつくることで、友達との関わり方を学びやすくなります。
友達とのトラブルが多いと、「発達障害なのかな」と心配になる保護者の方もいます。
結論から言うと、友達トラブルが多いことだけで発達障害と決まるわけではありません。年齢、経験、園の環境、言葉の発達、気持ちの切り替え、感覚の受け取り方など、さまざまな要素が影響します。
一方で、友達との関わりで同じ困りごとが続き、本人も周囲も困っている場合は、早めに相談することで関わり方を見直せます。
診断名を先に決めるのではなく、「どの場面で困っているのか」「どんな声かけなら動きやすいのか」「どの力を練習すると園生活につながるのか」を見ていくことが大切です。
未就学児は、友達との距離の取り方や言葉での伝え方を学んでいる途中です。
3歳、4歳、5歳の時期には、遊びたい気持ちが強く出ることもあります。相手の気持ちよりも自分の思いが先に立つこともあります。そのため、友達トラブルがあるからといって、すぐに発達障害と考える必要はありません。
ただし、同じような場面で手が出ることが続く、園で集団活動に入りにくい、言葉で伝える経験がなかなか増えない、本人が友達関係でつらそうにしている場合は、専門職に相談する目安になります。
大切なのは、診断名を急ぐことではありません。お子さまが今どの場面で困っているのかを知り、明日から使える関わり方を増やすことです。
友達とのトラブルの背景には、言葉、衝動性、見通し、感情理解などが重なっている場合があります。
自分の気持ちを言葉にする力が育っている途中だと、「嫌だった」「まだ使いたい」「入れてほしい」と言う前に泣いたり怒ったりすることがあります。
衝動性が強い子は、思いついた行動を止める前に体が動きます。見通しを持つことが苦手な子は、順番や交代の意味がつかみにくくなります。感情理解が育っている途中の子は、自分が怒っているのか悲しいのか分からないまま、強い行動で表すことがあります。
ADHDの特性が気になる場合は、こちらの子どものADHDはいつわかる?診断の目安と相談先の記事も参考にしてください。
友達との関わりについて相談を受ける中で、園と家庭でお子さまの様子が違うこともあります。
家では落ち着いているのに、園では友達とぶつかる。園では我慢しているのに、家に帰るときょうだいに強い言い方をする。このような違いは珍しくありません。
園には友達、順番、集団活動、音、予定変更など、家庭よりも多くの刺激があります。反対に家庭では安心できる分、園で我慢した気持ちが出ることもあります。
そのため、家庭だけ、園だけの様子で判断するのではなく、両方の姿を合わせて見ることが必要です。ゆめラボ上永谷教室では、保護者の方から園や家庭での様子を伺いながら、友達との関わりでつまずきやすい場面を一緒に見ていきます。
友達トラブルへの対応は、園や療育だけでなく、家庭での声かけも大きく影響します。
家庭で大切にしたいのは、長く説明することよりも、お子さまが落ち着いた状態で、自分の気持ちに気づき、次に使う言葉を知り、できた場面を実感できるように関わることです。
特に、手が出た場面や泣いてしまった場面では、大人も焦りやすくなります。けれど、その場で強く叱るだけでは、お子さまの中に次の方法が残りにくいことがあります。
家庭では、短い言葉で気持ちを受け止め、次に使える言葉を一つ示すことから始めます。
友達トラブルのあと、お子さまが泣いている、怒っている、固まっているときは、すぐに理由を聞いても答えられないことがあります。
そのようなときは、まず気持ちを代弁します。
「使いたかったんだね」「取られてびっくりしたね」「まだ遊びたかったね」と、大人が言葉にすることで、お子さまは自分の中で起きていることに気づきやすくなります。
気持ちを代弁することは、手が出た行動を認めることではありません。気持ちは受け止め、行動は別の形に変えていくための最初の関わりです。
落ち着いてから、「手で押す代わりに、やめてって言おう」と伝えると、次に使う言葉が入りやすくなります。
手が出たときやおもちゃを取ったとき、「ダメ」と止めることは必要です。
ただし、「ダメ」だけで終わると、お子さまは次にどうすればよいのか分からないままになります。
たとえば、おもちゃを取ったときは「取らないよ。貸してって言おう」と伝えます。遊びに入りたいときは「押さないよ。入れてって言おう」と伝えます。嫌だったときは「たたかないよ。やめてって言おう」と伝えます。
このように、止める言葉と次の言葉をセットにすると、お子さまは行動を変えやすくなります。
長い説明よりも、短く同じ言葉をくり返す方が伝わりやすい子もいます。家庭で使う言葉を決めておくと、園や療育での練習にもつなげやすくなります。
友達トラブルが多い子は、注意される経験が増えやすくなります。
だからこそ、少しでもできた場面をその場で認めることが大切です。
「今、貸してって言えたね」「待てたね」「手を出さずに言葉で言えたね」「嫌だったって教えてくれたね」と、何がよかったのかを言葉にします。
お子さまは、自分の行動を大人の言葉で確認しながら、「これでよかったんだ」と分かっていきます。
褒める場面は、大きな成功だけではありません。小さな声で言えた、途中まで待てた、大人に助けを求められたという場面も、次の行動につながる大切な経験です。
友達とのトラブルのあとに、「どうしてそんなことをしたの」と聞かれると、お子さまは答えられず黙ってしまうことがあります。
理由を説明する力がまだ育っている途中の場合、本人にも何が起きたのか分からないことがあります。責められたと感じると、次から話すことを避けるようになる子もいます。
振り返りでは、「何が嫌だったかな」「次は何て言おうか」「困ったら誰に言えばいいかな」と、次の行動につながる聞き方にします。
うまくできなかった場面を終わりにせず、次に使う言葉を一緒に考えることが、家庭でできるSSTの第一歩です。
SSTでは、友達との関わり方を聞いて覚えるだけでなく、実際に使う練習まで行います。
お子さまが出会いやすい場面を使いながら、自分の気持ちに気づく、言葉を選ぶ、相手に伝える、次の行動を試すという流れをくり返します。
友達との関わりを練習するときは、正しい答えを覚えることよりも、園や家庭で使える形にすることを重視します。
「貸して」と言えても声が小さくて届かないことがあります。「やめて」と言えても、言い方が強すぎて相手が驚くこともあります。そのため、言葉の内容だけでなく、声の大きさ、表情、距離、タイミングも合わせて練習します。
小さな段階を重ねる療育の考え方については、こちらのゆめラボ上永谷教室のスモールステップ療育の記事でも紹介しています。
友達との関わりで使う言葉は、場面ごとに変わります。
相手が使っている物を借りたいときは「貸して」。遊びに加わりたいときは「入れて」。嫌なことをされたときは「やめて」。まだ使っている物を取られそうなときは「まだ使っているよ」。このように、場面と言葉をつなげて練習します。
言葉だけで伝えることが難しい子には、カード、指さし、身振り、スタッフのまねから始めます。
最初から友達の前で言う必要はありません。まずはスタッフとのやりとりの中で練習し、少しずつ実際の場面に近づけていきます。
SSTでは、実際に起きた友達トラブルをそのまま責めるのではなく、似た場面をつくって練習します。
たとえば、スタッフが友達役になり、「使っているおもちゃを貸してほしい場面」「順番を待つ場面」「遊びに入れてほしい場面」「やめてと言いたい場面」を再現します。
ロールプレイでは、失敗してももう一度やり直せます。
声が小さかったら、少し大きな声で言ってみます。言葉が強かったら、別の言い方を試します。近づきすぎて相手が驚いたら、少し距離を取って言う練習をします。
こうした経験を重ねることで、園や家庭で似た場面に出会ったときに、次に試せる行動が増えていきます。
友達とのトラブルを減らすには、自分の気持ちを伝える力だけでなく、相手の気持ちに気づく経験も必要です。
表情カードや場面カードを使うと、友達の気持ちを目で見ながら考えやすくなります。
「この子はどんな顔をしているかな」「嬉しいかな、嫌かな」「このあと何て言ったらいいかな」と、スタッフと一緒に考えます。答えを急がず、選べる形にすることで、言葉で説明することが苦手な子も参加しやすくなります。
相手の気持ちを考える練習は、5領域の中では人間関係・社会性や言語・コミュニケーションにもつながります。ゆめラボ上永谷教室の支援全体については、こちらの5領域支援プログラムの記事でも紹介しています。
SSTで練習した言葉は、教室だけで完結させないことが大切です。
教室では言えるのに、園では言えない。スタッフには言えるのに、友達には言えない。このようなことはよくあります。場所や相手が変わると、同じ言葉でも使う難しさが変わるからです。
そのため、ゆめラボ上永谷教室では、保護者の方から家庭や園での様子を伺いながら、実際の困りごとに近い場面を療育の中に取り入れます。
「家できょうだいにおもちゃを取られると怒る」「園で友達に入れてと言えない」「順番待ちで前に出てしまう」など、具体的な場面が分かるほど、SSTの内容を日常に近づけやすくなります。
港南区のゆめラボ上永谷教室では、友達との関わりだけを見るのではなく、お子さまの発達段階、言葉の理解、気持ちの切り替え、感覚の受け取り方、家庭や園での様子を支援の組み立てに反映します。
友達に手が出る背景に、言葉の出にくさがあることもあります。順番を待てない背景に、見通しの持ちにくさがあることもあります。強い言い方になる背景に、気持ちの高まりに気づきにくいことが隠れている場合もあります。
ゆめラボ上永谷教室では、1回60分の個別療育の中で、遊びややりとりを通してSSTを行います。個別療育の流れについては、こちらの港南区の個別療育の記事でも紹介しています。
友達との関わりでつまずきやすい子の中には、集団の中でいきなり練習することが負担になる子もいます。
周りの声が気になる、友達の動きに驚く、失敗するのが不安で言葉が出ない、相手の反応に気持ちが大きく揺れる。このような場合、まずは一対一の環境で、安心して言葉や行動を試す時間が必要です。
ゆめラボ上永谷教室では、スタッフとの関わりの中で「貸して」「入れて」「やめて」などを練習し、声の大きさや伝えるタイミングも一緒に確認します。
一対一でできたことを土台にして、家庭や園で使いやすい形へつなげていきます。
友達との関わりへの支援は、実際に困っている場面を知ることから始まります。
「園でブロックを取ってしまう」「外遊びの順番で割り込む」「友達にやめてと言えず泣いてしまう」「家ではきょうだいに強い言い方をする」など、場面によって必要な練習は変わります。
ゆめラボ上永谷教室では、保護者の方から普段の様子を伺い、教室で見られる姿と合わせて支援内容を考えます。
友達とのトラブルは、園生活の問題だけではなく、家庭での遊び、きょうだいとの関係、生活の流れともつながっています。だからこそ、教室での練習を日常に近づけることを大切にしています。
SSTで練習したことは、保護者の方と共有することで家庭でも使いやすくなります。
教室で「貸して」と言えた場面、待てた場面、嫌だった気持ちを言葉にできた場面があれば、その日のうちに保護者の方へ伝えます。
家庭では、きょうだいとのおもちゃの取り合い、順番を待つ遊び、嫌なことを伝える場面など、SSTにつながる機会がたくさんあります。
保護者の方が同じ言葉で声をかけられるようになると、お子さまは教室と家庭で同じ流れを経験できます。
ゆめラボ上永谷教室では、友達トラブルを減らすことだけを目標にするのではなく、お子さまが自分の気持ちを伝え、人と関わる経験を増やせるように支援しています。
保育園や幼稚園で友達トラブルが多い未就学児は、性格やわがままだけで困っているとは限りません。
手が出る、泣いてしまう、順番を待てない、「貸して」「入れて」「やめて」が言えないといった姿の背景には、言葉の発達、気持ちの切り替え、見通し、相手の表情を読む力などが影響していることがあります。
家庭では、まず気持ちを代弁し、落ち着いてから次に使う言葉を伝えることが大切です。「ダメ」だけで終わらせず、「貸してって言おう」「やめてって言おう」と、次の行動まで示すことで、お子さまは少しずつ友達との関わり方を学んでいきます。
港南区の児童発達支援事業所ゆめラボ上永谷教室では、1回60分の個別療育の中で、SSTを取り入れています。
おもちゃの取り合い、順番待ち、遊びに入る場面、嫌なことを伝える場面など、園生活や家庭で起きやすい友達トラブルを想定しながら、使える言葉や行動を練習します。
友達トラブルが続いている、園で手が出ることがある、貸してと言えない、友達に入れてと言えない、やめてと言えずに我慢してしまうなどの不安がある場合は、一度ご相談ください。
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お子さまの今の様子を伺いながら、家庭や園で使いやすい関わり方を一緒に考えていきます。
📞 電話:045-352-7201(火曜~土曜日9:00-18:00)
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