住所〒733-0031 広島県広島市西区観音町9−22 小山ビル
保育園や幼稚園で、「着替えがゆっくりですね」「片付けに時間がかかります」「次の活動に移るまで時間がかかります」と言われ、不安になったことはありませんか。
未就学児の着替えや片付けの遅さは、周りから見ると「マイペース」「のんびりしている」「やる気が出るまで時間がかかる」と受け取られやすいものです。
けれども実際には、次にすることが分かりにくい、手先や体の使い方に負担がある、周りの音や動きに注意がそれやすい、遊びから生活動作へ気持ちを切り替えるまでに時間がかかるなど、発達面のつまずきが関係している場合があります。
広島市西区の児童発達支援事業所ゆめラボ観音教室でも、「家では時間をかければできるのに、園では周りより遅れてしまう」「片付けの時間になると動き出せない」といったお話を伺うことがあります。
このページでは、園で着替えや片付けが遅いと言われやすい未就学児の姿を、ただのマイペースで終わらせず、急かす前にどこを見るとよいかを、療育の視点から解説します。
ゆめラボ観音教室|基本情報
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住所〒733-0031 広島県広島市西区観音町9−22 小山ビル
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最寄り駅・バス停天満町駅・観音町駅・西観音町駅・小網町駅・福島町駅(無料駐車場あり)
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電話番号082-533-6383
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営業時間月曜日~金曜日、第一および第三土曜日10時30分~17時30分
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休園日土曜日・日曜日・ゴールデンウイーク・夏季休業日・年末年始
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プログラム時間1回60分の個別療育
INDEX
着替えや片付けは、毎日くり返す生活動作です。大人から見ると簡単な行動に見えても、未就学児にとっては、話を聞く、順番を覚える、体を動かす、手先を使う、遊びを終える、次の活動に向かうといった多くの力を使う生活動作です。
そのため、着替え・片付けの遅さは、ひとつの力だけで説明できるものではありません。手順、注意、体の動き、気持ちの切り替えが重なることで、周りの子より準備が遅れたり、片付けの途中で止まったりします。
特に園生活では、決められた時間の中で一斉に動く場面が多くなります。家庭では待ってもらえればできることでも、園では「遅い」「間に合わない」という形で目立ちやすくなります。
着替えや片付けが遅いお子さまは、できないのではなく、時間をかければできる姿も多く見られます。服を着られる、声をかければ片付けに戻れる、保護者がそばにいれば最後までできるという姿がある場合もあります。
ただ、園では全員が同じ時間に着替え、同じタイミングで片付け、次の活動へ移ります。その流れの中では、少し立ち止まるだけでも遅れとして見えやすくなります。
「できるかできないか」だけで見ると、お子さまの困りごとは見えにくくなります。園生活で見たいのは、できる力があるかどうかだけでなく、その場の流れに合わせて動けるかどうかです。
家では着替えられるのに、園では時間がかかる。家では片付けられるのに、園では声をかけられても動けない。このような違いは珍しくありません。
家庭では、使う服やおもちゃの場所が決まっていて、保護者の声かけもお子さまに合いやすくなっています。周りの音や人の動きも、園ほど多くありません。
一方で園では、先生の声、友だちの動き、物の多さ、時間の区切りなど、同時に入ってくる情報が増えます。その中で今することを選び、最後まで続けるには、家庭より情報量が多い中で動く必要があります。
着替えや片付けが遅れるたびに「早くして」「まだ終わっていないの?」「何回言ったら分かるの」と言われ続けると、お子さまの中でその時間への苦手意識が強くなります。
最初は手順が分からなかっただけでも、注意される経験が重なると、着替えや片付けそのものを嫌がるようになることがあります。
急かされるほど動きが止まる子もいます。泣く、怒る、逃げる、ふざけるといった姿が出る場合も、反抗と決めつけず、「この場面がつらくなっていないか」を見ることが大切です。
着替えや片付けの遅さは、単に動作がゆっくりというだけではありません。動き出す前に迷っている子もいれば、途中で注意がそれる子もいます。体を動かすことに負担があり、時間がかかる子もいます。
見るべきなのは、「遅い」という結果だけではありません。始める前なのか、途中なのか、終わりが見えなくなったときなのかによって、必要な関わり方は変わります。
着替えや片付けが遅く見える未就学児の中で起きやすい背景を確認します。
着替えには、服を選ぶ、前後ろを確かめる、袖に腕を通す、ズボンを引き上げる、脱いだ服を置くといった手順があります。片付けにも、遊びを終える、物を集める、戻す場所を探す、種類ごとに入れる、終わったことを確認するという流れがあります。
大人は「着替えてね」「片付けてね」とひと言で伝えますが、お子さまにとっては、そのひと言の中にたくさんの行動が含まれています。
手順が頭の中でつながりにくい子は、最初の一歩が出にくくなります。途中まで進んでも、次に何をすればよいか分からなくなり、その場で止まることもあります。
着替えの途中で床のおもちゃが目に入る、片付けの途中で別の遊びを思い出す、友だちの声が気になって手が止まる。こうした姿は、注意が周りの刺激に引っ張られやすいお子さまに見られます。
これは、集中力がないという単純な話ではありません。未就学児はもともと、目に入ったものや聞こえた音に反応しやすい時期です。その中でも特に刺激に引っ張られやすい子は、今していた行動に戻るまでに時間がかかります。
「途中まではできていたのに、いつの間にか遊びに戻っている」という姿が多い場合は、最後まで続ける力だけでなく、途中でそれた注意を戻すきっかけが必要です。
服を着るときには、片足でバランスを取る、腕を袖に通す、服を引っぱる、ボタンを留める、靴下を広げるなど、細かな動きが続きます。片付けでも、物をつかむ、運ぶ、箱の中に入れる、ふたを閉めるといった動きが必要です。
手先の動きが不安定だったり、姿勢を保つことに力を使っていたりすると、本人は真剣に取り組んでいても時間がかかります。
「分かっているはずなのに進まない」と見える場面でも、実際には体の使い方が負担になっていることがあります。
手先の動きが気になる場合は、手先の発達を遊びで支える家庭療育のコツもあわせてご覧ください。
着替えや片付けを嫌がる子の中には、「いつ終わるのか」「このあと何があるのか」が分かりにくく、不安になっている子もいます。
終わりが見えないまま「片付けて」と言われると、どこまでやればよいのか分からず、動き出しにくくなります。着替えでも、服が何枚あるのか、どれを先に着るのかが見えないと、途中で止まりやすくなります。
順番や終わりの見通しが持てると、今することに向かいやすくなります。反対に、見通しがないまま急かされると、気持ちが崩れやすくなります。
園で着替えや片付けが遅いと言われると、保護者の方は「家でももっと練習した方がいいのかな」と感じることがあります。
もちろん経験を重ねることは必要です。ただし、園生活での遅れは、家庭での練習量だけでは決まりません。集団の中で周りの流れを見ながら動くこと、先生の声を聞いて次の行動へ移ること、自分の持ち物を見つけて扱うことなど、家庭とは違う力が必要になります。
園で特に目立ちやすい場面を、着替え・片付け・移動前の準備に分けて確認します。
園では、着替え袋やロッカーから服を出すところで止まる子がいます。服を出せないわけではなく、どれを出せばよいのか、どこに置けばよいのか、今は何を着ればよいのかが分かりにくくなっていることがあります。
袋の中に複数の服が入っていると、選ぶだけで時間がかかります。周りの子がどんどん着替えていく様子が目に入ると、焦ってさらに手が止まる子もいます。
このような場面では、「服を着る力」だけでなく、持ち物の中から必要なものを選ぶ力や、手順を思い出す力も関わっています。
片付けの時間に、おもちゃを持ったまま止まる、何を戻せばよいか分からず周りを見る、別のおもちゃに手が伸びて遊びに戻るという姿もあります。
片付けは、遊びを終えることでもあります。楽しかった遊びから離れることが苦手なお子さまにとっては、物を箱に入れる以上に、気持ちを切り替える負担が大きくなります。
また、片付ける物が多いと、どこから手をつければよいか分からなくなります。「全部片付けて」よりも、「車をこの箱へ入れよう」のように対象がはっきりしている方が動きやすくなります。
園では、外遊びの前、給食の前、帰りの支度の前など、短い時間で準備を進める場面が何度もあります。
帽子をかぶる、靴を履く、かばんを持つ、水筒を準備するなど、ひとつひとつはできる動作でも、連続すると負担が増えます。
周りが動き始めたことに気づきにくい子や、先生の全体への声かけだけでは自分の行動につながりにくい子は、移動前の準備で遅れやすくなります。「分かっているのに遅い」のではなく、「自分の番として受け取りにくい」こともあります。
園で着替えや片付けの遅さを指摘されたとき、家庭で見るポイントは「何分かかったか」だけではありません。
どの声かけなら動き出せるのか、どこで止まりやすいのか、急かしたときにどんな反応が出るのかを見ることで、お子さまに合う関わり方が見つかりやすくなります。
ご家庭で見ておきたいサインを確認します。
「着替えよう」「片付けよう」と声をかけても、その場で止まる、聞こえているのに動かない、別のものを見ているように見える。このような姿があるときは、最初の一歩が分かりにくい状態になっています。
お子さまが動かないと、大人はもう一度同じ言葉を強く伝えがちです。しかし、同じ言葉をくり返しても動き出せない場合は、言葉の量ではなく、伝え方を変える必要があります。
「着替えて」ではなく、「シャツを持とう」「ズボンをはこう」のように、最初にする行動をひとつにすると動きやすくなります。
着替え始めたのに途中で座り込む、片付けを始めたのにひとつ入れただけで止まる、声をかけるたびに少し動くけれど最後まで続かない。このような姿は、終わりまで行動を保つ力がまだ育っている途中で見られます。
途中で止まる子に対して、「最後までやりなさい」と伝えるだけでは負担が大きくなります。どこまでできて、どこから止まりやすいのかを見ることが大切です。
靴下までははけるけれどズボンで止まる、車のおもちゃは片付けられるけれどブロックになると止まるなど、止まりやすい場所が分かると関わり方を変えやすくなります。
着替えや片付けで急かされたときに、怒る、泣く、ふざける、逃げるといった姿が出る場合は、本人なりに強い負担を感じていることがあります。
大人から見ると反抗に見える行動でも、お子さまにとっては「どうしたらよいか分からない」「もう間に合わない」「怒られるのが嫌だ」という気持ちの表れになっていることがあります。
急かすほど気持ちが崩れやすい子には、早く終わらせることよりも、動き出しやすい形をつくることが先です。焦る場面ほど、言葉を短くし、今する行動をひとつにする方が伝わりやすくなります。
着替えや片付けが遅いと、朝の時間や園への登園前に余裕がなくなり、保護者の方もつい強い口調になってしまいます。
ただ、急かす声かけが続くと、お子さまは着替えや片付けを「怒られる時間」と感じやすくなります。毎日の生活動作だからこそ、できたかどうかだけでなく、動き出しやすい流れをつくることが大切です。
家庭で取り入れやすい関わり方をお伝えします。
「早くして」は、大人の焦りは伝わりますが、お子さまにとって次の行動が分かりやすくなる言葉ではありません。
動き出せない子には、「靴下を持とう」「この車を箱に入れよう」「シャツを頭からかぶろう」のように、今することをひとつだけ伝える方が伝わりやすくなります。
特に朝や登園前は、大人も先を急ぎたくなります。だからこそ、言葉を増やすのではなく、いちばん最初の行動を短く伝えることが大切です。
着替えや片付けを嫌がる背景には、終わりが見えない不安があります。「全部片付けて」と言われても、どれだけ頑張れば終わるのか分からないと、最初の一歩が出にくくなります。
「この箱に車を入れたら終わり」「シャツとズボンを着たら終わり」のように、終わりをはっきり伝えると、行動に向かいやすくなります。
服を並べておく、片付ける物を少なくする、終わったあとに次の流れを伝えるなども、見通しを持ちやすくする関わり方です。
着替えや片付けの場面では、最後までできたかどうかに目が向きやすくなります。しかし、動き出すこと自体に負担があるお子さまにとっては、最初の一歩にも意味があります。
自分で服に手を伸ばした、片付ける物をひとつ持てた、声かけのあとに戻ってこられた。こうした小さな動きを先に認めることで、お子さまは「少しできた」と感じやすくなります。
できた部分を見つけて声にする関わり方については、観音教室が大切にする褒める療育でも紹介しています。
園で着替えや片付けが遅いと言われると、保護者の方は「もっと練習させないと」「家で甘やかしているのかな」と感じることがあります。
けれども、着替えや片付けの遅さは、やる気や性格だけで決まるものではありません。手順の分かりにくさ、注意のそれやすさ、体や手先の使い方、終わりの見えにくさ、気持ちの切り替えなどが重なり、園生活の中で「周りより遅れる」という姿になることがあります。
大切なのは、急かす前に理由を見ることです。どこで止まりやすいのか、どんな声かけなら動き出しやすいのか、家庭と園でどのように姿が違うのかを見ることで、お子さまに合う関わり方が見つかりやすくなります。
広島市西区で、未就学児の着替えや片付けの遅さ、園生活での身支度のつまずきが気になる方は、ゆめラボ観音教室へご相談ください。お子さまの姿を「マイペース」のひと言で終わらせず、今どこで困っているのかを一緒に確認していきます。
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