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療育コラム

2025.07.25

発達障害のある子どもに向いているお手伝いとは?家庭で成功体験を増やす療育の工夫

 

発達障害のあるお子さまにとって、お手伝いは、ただ家事を手伝うだけの時間ではありません。

食事の準備、片付け、洗濯、掃除など、毎日の暮らしの中にある小さな役割は、「できた」「役に立てた」と感じる経験につながります。

 

お手伝いを通して、子どもは手順を見て動く、最後まで取り組む、人の話を聞く、自分の役割を意識するという経験を、家庭の中で自然に重ねていきます。

特別な教材を用意しなくても、子どもに合った内容を選べば、家庭でできる療育として生かせます。

 

一方で、発達障害のあるお子さまの場合、見通しが持ちにくい、手順が多いと混乱しやすい、失敗すると気持ちが崩れやすいなどの理由から、お手伝いが続きにくいこともあります。

そのため、大人が「何をさせるか」だけでなく、「どのように始めるか」「どこまで任せるか」「できたことをどう伝えるか」を考えることが大切です。

 

このページでは、児童発達支援事業所ゆめラボの視点から、発達障害のある子どもにお手伝いがおすすめな理由、家庭で取り入れやすい具体例、成功体験につなげる関わり方、うまくいかないときの見直し方について紹介します。

発達障害のある子どもにお手伝いがおすすめな理由

 

家庭でのお手伝いは、発達障害のあるお子さまにとって、生活の中で力を育てやすい関わり方です。

机に向かって取り組む練習だと身構えやすい子でも、家族のそばで行う活動なら入りやすいことがあります。

 

お手伝いには、短い時間で終わること、終わりが目に見えやすいこと、家族から反応が返ってきやすいことがあります。

そのため、「できた」という実感を持ちやすく、家庭で成功体験を増やすきっかけになります。

成功体験が自信や自己肯定感につながる

発達障害のあるお子さまは、日常生活の中で注意される場面が増えやすく、「またできなかった」「どうせうまくいかない」と感じてしまうことがあります。

そのような経験が重なると、新しいことに取り組む前から不安が強くなったり、自分から動くことを避けたりする姿につながる場合があります。

 

お手伝いは、小さな成功体験を作りやすい活動です。

テーブルを拭く、タオルをたたむ、コップを運ぶといった短い役割でも、家族から「助かったよ」と言われることで、子どもは自分の行動が誰かの役に立ったと感じやすくなります。

 

この「役に立てた」という感覚は、自信や自己肯定感を育てるうえで大切です。

うまくできたかどうかだけでなく、取り組んだことを認めてもらう経験が、「またやってみよう」という気持ちにつながります。

生活スキルと自立心を育てやすい

お手伝いには、生活に必要な動きが多く含まれています。

物を運ぶ、並べる、拭く、しまう、たたむ、決まった場所に戻すといった動きは、毎日の生活の中で繰り返し使う力です。

 

たとえば、食器を並べる活動では、人数分を数えること、置く場所を見ること、順番を意識することが含まれます。

洗濯物をたたむ活動では、両手を使うこと、形を合わせること、同じ種類を見分けることが必要になります。

 

こうした動きは、就学前の身支度や園生活、小学校入学後の持ち物管理にもつながります。

生活の中で何度も経験できるため、子どもにとっても練習として構えすぎず、自然な形で力を積み重ねやすくなります。

 

自立心を育てるうえでは、大人がすべてを先回りして行うのではなく、子どもが参加できる部分を残すことが大切です。

 

手伝いすぎによって自分で動く機会が減っていると感じる場合は、手伝いすぎは逆効果?発達障害のお子さまの自立を妨げない生活支援のコツも参考になります。

感覚・運動・注意の土台を育てる

お手伝いには、感覚や体の動きを使う場面がたくさんあります。

野菜をちぎる、洗う、雑巾をしぼる、洗濯ばさみをつまむ、タオルをたたむといった動きには、手先の動き、力加減、目と手を合わせる力が関わります。

 

掃除機をかける、洗濯物を干す、物を運ぶ、床に落ちた紙を拾うといった活動では、全身のバランス、姿勢、空間の理解も必要になります。

大人にとっては何気ない動きでも、子どもの中では、見る、判断する、体を動かす、終わりまで続けるという流れが起きています。

 

また、お手伝いは注意を向ける練習にもなります。

「ここまで拭く」「このかごに入れる」「終わったら戻る」といった短い目標があることで、集中する対象がはっきりします。

 

見る力や目と手を合わせる力が気になる場合は、家庭でできる療育:発達が気になる子の「見る力」を育てる目の使い方あそびの内容も、お手伝いの場面に応用しやすいです。

家庭の中で役割を持つ経験が社会性につながる

子どもにとってのお手伝いは、家庭の中で自分の役割を持つ経験でもあります。

「自分がテーブルを拭く」「自分が靴をそろえる」「自分がタオルをかごに入れる」といった役割があると、子どもは家族の中での自分の動きを意識しやすくなります。

 

発達障害のあるお子さまの中には、集団の中で自分が何をすればよいのか分かりにくい子もいます。

家庭という安心できる場で小さな役割を経験することは、人の話を聞く、順番を待つ、頼まれたことに取り組む、終わったことを伝えるといった社会性の土台になります。

 

家庭での役割経験は、園や児童発達支援の小集団活動にもつながります。

人と関わる力を家庭でも育てたい場合は、家庭でできるソーシャルスキルトレーニング(SST)も合わせて読むと、声かけや関わり方の幅が広がります。

発達障害のある子どもが家庭で取り入れやすいお手伝いの例

 

発達障害のある子どもに向いているお手伝いを考えるときは、診断名だけで決めないことが大切です。

発達障害といっても、見通しがある方が動きやすい子、短時間なら集中しやすい子、体を動かす活動の方が入りやすい子、手先を使う活動に興味を持ちやすい子など、取り組みやすさは一人ひとり違います。

 

家庭で始めるときは、失敗しにくく、終わりが分かりやすく、家族が声をかけやすいものを選ぶと続けやすくなります。

ここでは、家庭で取り入れやすいお手伝いを場面ごとに紹介します。

食事の前後にできるお手伝い

食事の前後は、お手伝いを取り入れやすい場面です。

毎日ほぼ同じ流れで行うため、子どもが見通しを持ちやすく、習慣にもつながりやすくなります。

 

スプーンやお箸を人数分並べる、ランチョンマットを置く、コップを運ぶ、使い終わった食器を流しまで運ぶといった活動は、短い時間で終わりやすく、達成感も得やすいお手伝いです。

 

食卓に関わる活動は、家族の役に立っていることが子どもにも伝わりやすい場面です。

「お箸を置いてくれたから、すぐにごはんが食べられるね」と具体的に伝えると、子どもは自分の行動と家族の反応を結びつけやすくなります。

 

ただし、熱いものや割れやすいものを扱う活動は、最初から任せすぎないことが大切です。

安全にできる範囲から始め、慣れてきたら少しずつ役割を広げていくと、子どもも安心して取り組みやすくなります。

洗濯や片付けでできるお手伝い

洗濯や片付けは、流れが決まりやすく、繰り返しの多いお手伝いです。

同じ手順で進む活動が好きな子や、物を分けることが得意な子には取り入れやすい場面があります。

 

洗濯物をかごに入れる、タオルをたたむ、靴下を組み合わせる、服を家族ごとに分ける、おもちゃを箱に戻す、本を棚に戻すといった活動は、家庭の中で始めやすいお手伝いです。

全部を任せる必要はありません。

タオル一枚だけたたむ、靴下一組だけ合わせる、おもちゃを一つだけ戻すといった形でも、子どもにとっては立派な役割になります。

 

片付けが苦手な子の場合、「片付けて」という言葉だけでは何をすればよいか分かりにくいことがあります。

その場合は、「赤い箱に車を入れる」「絵本をこの棚に戻す」のように、動きが見える言葉に変えると入りやすくなります。

 

片付けの困りごとが強い場合は、発達が気になる子が「片付けできない」のはなぜ?家庭でできる声かけと療育の工夫でも、切り替えや手順理解の視点から家庭での関わり方を紹介しています。

掃除や身の回りを整えるお手伝い

掃除や身の回りを整えるお手伝いは、体を動かしながら取り組めるものが多く、座って続ける活動が苦手なお子さまにも合うことがあります。

机を拭く、床に落ちた紙を集める、ゴミを捨てる、玄関で靴をそろえる、使ったものを元の場所に戻すといった活動は、家庭で始めやすいお手伝いです。

 

掃除のお手伝いでは、終わった後の変化が目に見えます。

机がきれいになった、床の紙がなくなった、靴がそろったという変化は、子ども自身にも分かりやすく、「できた」という実感につながります。

 

発達障害のある子どもの中には、終わりが見えにくい活動が苦手な子もいます。

その場合は、部屋全体を片付けるよりも、「この机だけ拭く」「この紙だけ拾う」「この靴だけそろえる」のように範囲を狭くすると、最後まで取り組みやすくなります。

手先や体の動きを使うお手伝い

手先や体の動きを使うお手伝いは、指先や体の使い方を育てるきっかけになります。

野菜をちぎる、レタスを洗う、洗濯ばさみを外す、雑巾をしぼる、タオルをたたむ、軽いものを運ぶといった活動には、指先、手首、腕、姿勢、力加減など、さまざまな動きが含まれます。

 

手先の不器用さが気になる子には、最初から細かい作業を求めるよりも、大きめの動きから始めると入りやすくなります。

たとえば、小さな洗濯物をたたむ前に、大きなタオルを半分にする活動から始めると、形が見えやすく、成功しやすくなります。

 

体を動かす活動が好きな子には、軽い荷物を運ぶ、洗濯物をかごに入れる、床に落ちたものを拾うといったお手伝いが合うことがあります。

動きたい気持ちを止めるだけでなく、役割のある動きに変えることで、家庭の中でも参加しやすくなります。

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お手伝いを成功体験につなげる家庭での関わり方

 

同じお手伝いでも、関わり方によって、前向きな経験になることもあれば、苦手意識が強くなることもあります。

お手伝いを家庭療育として取り入れるときは、子どもが失敗しにくい形から始め、終わりまで取り組めた経験を重ねていくことが大切です。

 

大人が求める完成度ではなく、子どもが自分で参加できたかどうかに目を向けることで、お手伝いは自信につながる活動になります。

できる範囲から始める

最初から最後まで一人でできることを目指す必要はありません。

食器を全部運ぶのではなく一つだけ運ぶ、洗濯物を全部たたむのではなくタオル一枚だけたたむ、机全体ではなく一か所だけ拭くといった形で十分です。

 

「少し頑張ればできる」くらいの内容から始めると、子どもは終わりまで取り組みやすくなります。

成功しやすいところから始めることは、甘やかしではありません。

次の挑戦につなげるための土台になります。

 

発達障害のあるお子さまは、一度つまずくと「もうやらない」と感じやすい場合があります。

だからこそ、最初の段階では、できるだけ失敗を減らし、「終わった」「できた」と感じられる経験を作ることが大切です。

手順を見える形で伝える

言葉だけで説明されると動きにくいお子さまには、見える形で手順を伝える工夫が役立ちます。

写真や絵を使って順番を示したり、置く場所に印をつけたりすると、何をすればよいかが分かりやすくなります。

 

たとえば、食器を並べるお手伝いなら、「お皿を一枚持つ」「テーブルに置く」「戻ってくる」という流れを、写真や実物で見せると入りやすくなる子がいます。

洗濯物を分ける場合も、「タオルはこのかご」「靴下はこの箱」のように場所を決めると、迷いにくくなります。

 

見える手がかりがあると、大人の声かけを減らしやすくなります。

何度も指示されることが苦手な子でも、自分で見て動ける場面が増えると、「自分でできた」という感覚につながりやすくなります。

短時間で終わる役割から始める

集中が続きにくいお子さまには、短時間で終わる役割から始めることが大切です。

最初から長く続けようとすると、途中で疲れたり、気持ちが切れたりして、お手伝い自体が嫌な経験になってしまうことがあります。

 

靴を一足そろえる、ティッシュを一箱置く、コップを一つ運ぶ、タオルを一枚たたむなど、数十秒から数分で終わる活動でもかまいません。

短い役割でも、終わりまで取り組めた経験が残れば、子どもにとっては成功体験になります。

 

慣れてきたら、少しずつ役割を増やします。

ただし、急に難しくするのではなく、「前にできたことに少し足す」程度にすると、子どもは無理なく参加しやすくなります。

失敗より取り組めたことを認める

こぼしてしまった、並べ方が少し違った、時間がかかった。

そのような場面でも、まずは取り組もうとしたことに目を向けることが大切です。

 

大人が結果ばかりを見てしまうと、子どもは「間違えるならやりたくない」と感じやすくなります。

反対に、「持ってきてくれたね」「ここまでできたね」「助かったよ」と行動を言葉にして伝えると、子どもは安心しやすくなります。

 

「ありがとう」「助かったよ」という言葉は、お手伝いを前向きな経験にするうえで大きな意味があります。

作業の正確さだけでなく、家族の役に立てたことが伝わると、子どもは自分の行動に意味を感じやすくなります。

お手伝いがうまくいかないときの見直し方

 

お手伝いを始めてみても、思ったように続かないことはあります。

嫌がる、途中でやめる、毎回声をかけないと動けない、失敗すると泣いてしまうといった様子が見られると、保護者の方も「この子にはまだ難しいのかもしれない」と感じるかもしれません。

 

けれど、うまくいかないからといって、お手伝いそのものが向いていないとは限りません。

内容、時間、手順、声かけ、環境を少し変えるだけで、取り組みやすくなることがあります。

難しすぎないかを見直す

うまくいかないときは、内容が今の子どもにとって少し難しすぎないかを見直します。

工程が多い、手先の操作が複雑、どこまでやれば終わりなのかが見えにくい場合、子どもは途中で気持ちが切れやすくなります。

 

たとえば、「洗濯物をたたんで片付ける」という活動には、広げる、形を合わせる、たたむ、分類する、運ぶ、しまうという多くの動きが含まれています。

大人には一つの作業に見えても、子どもにはいくつもの工程に分かれていることがあります。

 

その場合は、お手伝いをもっと小さくします。

「タオルを一枚たたむ」「かごに入れるだけ」「同じ靴下を探すだけ」のように一部分だけ担当してもらうと、取り組みやすさが変わることがあります。

時間や手順を短くする

集中が続きにくいお子さまには、短時間で終わる形に変えることが必要です。

長く続けることを目標にするよりも、短くても終わりまでできた経験のほうが、次のお手伝いにつながります。

 

ひとつ終わったら終わりにする、手順を二つか三つに絞る、毎日ではなく週に数回から始めるなど、負担を減らす方法があります。

「全部できるようにする」よりも、「最後まで終われる経験を増やす」ことを優先します。

 

時間の見通しが持ちにくい子には、「この一枚が終わったらおしまい」「この曲が終わるまで拭こう」のように、終わりが分かる伝え方が合うことがあります。

見通しがあると、子どもは不安を感じにくくなります。

子どもに合う伝え方・進め方に変える

同じお手伝いでも、合う形は子どもによって違います。

口頭で伝える方が分かりやすい子もいれば、写真や見本がある方が動きやすい子もいます。

座って行う活動が合う子もいれば、体を動かす活動の方が参加しやすい子もいます。

 

大切なのは、「できない」と決めることではありません。

その子が動き出しやすい伝え方や役割を選ぶことです。

 

たとえば、タオルをたたむのが難しい子でも、洗濯物をかごに入れる役割ならできるかもしれません。

食器を運ぶのが不安な子でも、ランチョンマットを置く役割なら取り組みやすいことがあります。

 

お手伝いの目的は、完璧な仕上がりではなく、子どもが家庭の中で役割を持ち、成功体験を重ねることです。

子どもに合う方法に変えることで、お手伝いは取り組みやすい活動になります。

無理に続けさせず、役割を変えてみる

嫌がっているお手伝いを無理に続けさせると、活動そのものに苦手意識が強くなることがあります。

何度も嫌がる場合は、気持ちの問題だけでなく、音、におい、手触り、姿勢、手順の多さなどが負担になっている可能性があります。

 

水に触れるのが苦手な子に食器洗いを求めるより、食器を運ぶ役割に変える方が取り組みやすいことがあります。

掃除機の音が苦手な子には、掃除機をかけることではなく、床の紙を拾う役割から始める方が合う場合があります。

 

お手伝いは、一つの内容にこだわる必要はありません。

子どもが参加しやすい役割に変えることで、「自分にもできる」という経験を守ることができます。

児童発達支援事業所ゆめラボが大切にする役割のある支援

 

児童発達支援事業所ゆめラボでは、療育の中でも、その子に合った役割を見つけることを大切にしています。

子どもが自分から動くきっかけを作り、「できた」「もう一回やってみたい」と感じられる経験につなげていくためです。

 

お手伝いのような生活に近い活動は、教室で経験した動きを家庭の生活にも広げやすい支援です。

教室でできたことを家庭でも試し、家庭での様子をまた支援に生かすことで、子どもの力を日常の中で育てやすくなります。

個別支援計画に基づいて「できる」を増やす

ゆめラボでは、子どもの発達特性や現在のスキルに合わせて個別支援計画を作成し、一人ひとりに合った目標を立てています。

お手伝いや生活動作に関わる支援も、その子の今の姿に合わせて考えます。

 

たとえば、自分のカバンを決まった場所に置く、使ったものを戻す、活動後に道具を片付ける、教室のぞうきんをたたむなど、子どもが取り組みやすい形で役割を作ります。

小さな役割であっても、指示を聞く、手順を思い出す、最後まで取り組む、終わったことを伝えるという経験が含まれます。

 

子どもが「やらされている」と感じるのではなく、「自分でできた」と感じられるように、声かけや環境を工夫しながら進めます。

この積み重ねが、家庭での身支度や片付けにもつながっていきます。

小集団活動の中で役割分担を経験する

小集団活動の中では、子どもが役割分担を経験する場面があります。

お当番、順番を知らせる役、道具を配る役、片付けを手伝う役など、子どもに合った形で参加できる役割を作ります。

 

役割があることで、子どもは集団の中で自分が何をすればよいのかを感じやすくなります。

また、自分の行動が友だちや先生の活動につながる経験は、社会性の育ちにも関わります。

 

集団が苦手な子にとって、いきなり大人数の中で動くことは負担になる場合があります。

そのため、ゆめラボでは、個別療育を大切にしながら、必要に応じて少人数での関わりを取り入れています。

 

小集団での関わりについては、集団が苦手な子のための小集団療育|児童発達支援で友だちとの関わりを育てるでも紹介しています。

家庭で続けやすい関わり方を保護者と共有する

療育でできたことを、家庭でも同じように続けられるとは限りません。

教室ではできるけれど家ではやらない、先生の声かけでは動けるけれど保護者の声かけでは動きにくい、ということもあります。

 

そのため、ゆめラボでは、教室での取り組みや子どもの反応を保護者の方に伝え、家庭で取り入れやすい形を一緒に考えています。

「お箸を並べる役ならできそう」「掃除機は苦手だけれどスイッチを押す係なら参加できそう」「片付けは箱を分けると入りやすそう」といったように、家庭の中で続けやすい形に変えていきます。

 

家庭でのお手伝いは、保護者だけが頑張って進めるものではありません。

子どもの特性や今の発達段階に合わせて、できる役割を見つけていくことが大切です。

まとめ|お手伝いは家庭でできる療育のひとつ

 

発達障害のあるお子さまにとって、お手伝いは、家族の役に立つ経験であると同時に、家庭で成功体験を積み重ねやすい大切な機会です。

食事の準備、片付け、洗濯、掃除など、身近な場面の中で、自信、生活スキル、集中、社会性、役割理解を少しずつ育てることができます。

 

大切なのは、完璧にできることを目指すのではなく、その子に合った役割を見つけることです。

短時間で終わる活動から始める、手順を見える形にする、取り組めたことを認める、うまくいかないときは役割を変える。

そうした関わりによって、お手伝いは子どもにとって前向きな経験になりやすくなります。

 

児童発達支援事業所ゆめラボでは、お子さま一人ひとりの特性に合わせて、生活の中で取り入れやすい関わり方や、お手伝い・生活動作の支援についてご相談をお受けしています。

家庭での関わり方に悩んだときは、ゆめラボに相談してみてください。

 

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